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留学する際に必要な健康診断書・予防接種について【アメリカ留学】


健康診断書(Health Form)

米国大学は、入学条件の一つとして大学所定用紙に夜健康診断書の提出を義務付け ています。健康診断の内容は大学によって異なり、予防接種・血液検査等、詳細な診断書 を要求される場合もあります。必要な予防接種や検査が完了していないと、授業登録がで きないなど、留学のスタートに支障が出る場合もありますので、作成には細心の注意を払っ てください。
・修正液は使用しない
・下書きのためコピーをとる
作成のステップ
1下書き用のコピーをとる
2基本データの記入
3予防接種記録の記入
4各種検査、予防接種の依頼
5大学に提出

基本データの記入 

学生本人が記入する欄です。大学によって項目は様々ですが、以下の項目は特に注 注意してください
・氏名:氏(last) / (first)の順序を確認指定がなければどちらでも良い
・電話番号:日本の国番号(81)が最初で、市外局番の0を取った番号が続く ・住所:番地から記載する 番地、市町村、都道府県、郵便番号、JAPANの順番
・日付:月/日/年(西暦)の順に記入。指定されている場合はそれに従う。 ・署名:誰が署名すべきか確認。原則的には漢字、印鑑は不可
・Social Security NumberとMedical Insurance Infoの欄は記入不要

予防接種記録の記入

米国と日本では要求される予防接種が異なるため、母子手帳で自分の過去の接種記
録を調べて各大学が要求する予防接種と照らし合わせ、不足分は渡米前に済ませておく必 要があります。サンプルを参考に、不備のないように記入してください。  

❶三種混合(DPT)・二種混合(DT):ジフテリア(Diphtheria)/百日咳(Pertussis)/破 傷風(Tetanus)

米国大学では、入学時から逆算して過去10年以内のDTの接種が義務づ けられています。日本では通常、幼少期に第1期の三種混合(DPT)を接種したあと、小学 6年生に二種混合(DT)を追加接種しています。この小学6年次の接種が、米国大学の要求 するDT Boosterの条件を満たしますので、その日付を記入してください。10以内の条件 に該当しない場合は、接種が必要になります。

❷新三種混合(M.M.R.):麻疹(Measles)/おたふく風邪(Mumps)/風疹(Rubella)

米国では新三種混合(M.M.R.)を2回接種することになっていますが、大学の要求回
数はこの限りではありません。日本では混合接種が禁じられているため、まずは免疫抗体 検査を受けて抗体値を確認し、不足している人は不足分を接種します。
【免疫抗体検査】(健康診断書の中にあるtiterとは免疫抗体値のことです)
麻疹・おたふく風邪・風疹については、抗体検査を適用します。抗体検査とは、病 気に対する免疫を調べる血液検査のことで、基準値を満たしていれば予防接種の必要はあ りません。特に病歴があるために予防接種を受けていない人は、検査を受けることをお勧 めします。なお、免疫があることの証明として、抗体検査の結果発表(コピー可)の提出 が求められていますので、必ず入手してください。→三種混合(DPT)については、抗体検
査では認められません。

❸ツベルクリン反応検査:PPD/ Tuberculin Skin Test / Mantoux test / Tuberculosis

 日本では、結核に対する抗体を作るため幼少期にBCGを接種しているので、ツベルクリン反応検査を受けると陽性反応とされる学生が多く見られます。しかし米国では、原
則としてBGC接種をしないため、「陽性=結核の疑い」とみなされます。したがって、陽
性反応が出た場合は胸部レントゲン写真を撮り、結核でないことを証明する必要がありま
す。渡米後、現地でツベルクリン反応検査を受けさせる大学が多くなっていますが、各診 断書の注意書きに従ってください。
【免疫抗体検査】(健康診断書の中にあるtiterとは免疫抗体値のことです)

❹細菌性髄膜炎(Meningis)

日本では近年、接種の必要性が問われている予防接種ですが、米国ではテキサス州 などにおいて新入生の接種が義務づけられています。各大学の健康診断書の注意書きに必 ずしたがってください。
4各種検査の依頼 一部の大学では、予防接種・抗体検査の他に問診・尿検査などを要求しています。
検査結果は英文で医師に記入してもらいます。
(3)歯科治療とコンタクトレンズ 米国では歯の治療はとても高額で、留学生保険の適用にも制限があります。渡米前
に必ず歯科検診を受け、虫歯などは国内で完治させておきましょう。(特に、留学中に、 親知らずの治療、抜歯をする例が見られます)。留学中の虫歯の治療は、症状の軽いうち に自費治療で受けるか、一時帰国の際に日本で受けると良いでしょう。また、コンタクト レンズを使用している人は、スペアやメガネを用意して行きましょう。現地でも眼科医の 処方によりコンタクトレンズを作れますが、日本で使用していたものと同じものが作れる とは限りません。

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