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アメリカの大学の授業・学期・単位の仕組み!【アメリカ留学】

クラス編

米国大学には複数の種類のクラスがあります。今回のNoteではそれらをいくつか紹介して行きたいと思います!

クラスのサイズは大学の規模によって違いますが、大きな大学で誰もが履修するような一般教養のクラスだと、100人以上の学生を一堂に集めて抗議が行われます。一方、小さめの大学で選考の上級科目を履修すると10人以下の少人数クラスが一般的です。教授と学生の関係もクラスの人数やその教授の指導方法次第で違いがかなりあります。授業の形式は、教授の抗議が中心となるレクチャー形式と教授が学生隊の討論を導くディスカッション形式の2種類があると考えればいいでしょう。

①レクチャー・クラス
レクチャークラスは教授による講義形式の授業で、学生は講義を聴き、ノートを取ることが中心の参加形態になります。ただ、わからないことがあれば教授はいつでも質問を受け付けます。レクチャークラスの学生数は比較的多く、小さめな大学でも時に何列にも並んだ席に腰掛けて聴講する大きなレクチャーホールが使用されることがあります。

②セクション・クラス
大きな大学では、レクチャークラスの場合、全ての学生に対して行き届いた指導ができない可能性があるため、セクションクラスでこの点が補われます。これは全受講生をグループに分け、ティーチング・アシスタント(TA )と呼ばれる大学院生(大学生が担当している場合もあり)が授業で不足していた点を補ったり、改めて質問を受けつけたりします。この機会を大いに使うようにしましょう!また、一般教養の実験クラス(物理、化学等の理系科目)では、講義と実験のクラスが別になっており、実験はセクション・形式をとることがあります。実験クラスのTAのことをサーチアシスタント(RA )と呼ぶことがあります。

③セミナークラス
もう一つの主要な授業形態は、通常、セミナーと呼ばれるセミナーと呼ばれるディスカション中心のクラスです。レクチャー形式よりもクラスの規模が小さく、当然ながら教授と対話をする機会も豊富です。クラスの人数は10人から25人程度で、特に小さなクラスでは活発なディスカッションができるように、大きな机を囲んで授業が進められることもあります。セミナークラスでは、一般的にレクチャークラスよりも専門的な授業が行われます

④オンラインクラス
オンラインクラスは、最近新型コロナの影響で日本の大学にもかなり浸透したクラスの形態になりました。アメリカの大学では、以前からオンラインで授業を取ることを選択できたり、もともとあるクラスはオンラインでしかやっていない場合もあります。教室に行かない代わりに、基本的には毎日クラスのウェブページにログインをし、教授の指示に従い課題に取り組みます。提議されたトピックについてコメントしたり、進めなければなりません。より、自習を主体に進めていく形になります。しかし、最近はZoom
を使って講義をするクラスが増えてきたため、教室に行き講義をとあまり変わらず授業を受けることができます。ただし留学生は履修単位に占めるオンラインクラスの数が制限されています。

学期制編

米国の大学の新学期は8月下旬もしくは9月に始まり、下記の三種類の学期制度のいずれかを採用しています。
正規科目の履修開始時期として、学期の始めが一般的ですが、大学によっては学期の更に半分に分け、学期の後半からスタートできるように工夫している所もあります。入学の時期や履修単位数によって従来の5月卒業ではなく、12月/8月に卒業する場合もあります。最近では、春学期の終わりから夏学期の間や、秋学期の終わりから秋学期の間、また秋学期の終わりから春学期の間に短期集中的に単位を履修できる機会を提供する大学も増えています。

①セメスター
セメスター制は、8月後半から始まる秋学期と、一月中旬から始まる春学期の二学期から成り立ち、この間に冬休みと夏休みがあります。夏休みには通常の学期の半分の期間で夏学期がありますが、この学期制の定義では一学期に含まれていません。

②トリメスター
トリメスター制は、一年がほぼ同じ長さの三学期に分かれており、冬休み前に一学期、春先までに二学期、春~夏にかけてと三学期に続きます。

③クウォータ制
クウォーター制は一年を四つの学期に分けたもので、秋、冬、春、夏学期の順で続きます。

単位編


①米国大学での単位
米国大学には単位のことをクレジットと呼びます。一学期期間、週に3〜4時間の授業に出席し無事に及第すると、その科目に対して3〜4クレジットを取得することができます。しかし、ノンクレジットといって、修了しても卒業に必要な単位として認められないものもあるので注意しましょう。初めて正規科目の履修登録をする際、英語や数学、理系専攻学生の場合は物理や化学といった分野でプレイスメントテストを受けることが多いですが、そこで点数が低かった場合、補修科目の履修が必修になります。その場合はノンクレジットとなります。

②単位の移動
取得した単位は大学間で移動できます。一つの大学の卒業証書をもらうためには卒業に必要な単位の半分以上をその大学で取得しなければならないという規制はあるものの、米国では大学間の垣根が低いので、特にサマーセッションを利用して他の大学でもクラスを履修することがよくあります。尊敬する教授が他大学にいる場合などはこのシステムが利用されます。
しかし、移動が認められない場合もあります。他校でクラスを履修する場合は、事前に事項で単位の認定を受けられるかどうかをまず確認することが肝心です。同様に、日本の大学で取得した単位もある程度は認められます。しかし、逆に米国で取得した単位をで認定してもらうことは難しいので注意しましょう。日本から米国大学に単位移動をする際は、大学の指定した方法で、履修した科目のタイトルと内容を英文で証明しなければなりません。

③必要な単位数
専攻によって異なりますが、セメスター制の4年制大学では一般的に12-~130単位が卒業に必要な単位数と言われています。このそう単位数を取得すれば4年かからずに卒業することもできますが、少し余裕を持った大学生活を体験したいのであれば
留学生としては少し大変かもしれません。速い単位の取り方と言えば、優秀な米国人大学生はアドバンスドプレイスメントというプログラムを通して大学で通用する単位の一部を高校生時代に取得したりもします。こうすれば、入学時点で他の学生に差をつけることができるのです。留学生もクレップというプログラムを通して一般教養の単位を試験のみで履修することができます。
総単位数の中には日本と同様コア・カリキュラムと呼ばれる必修科目とディストリビューション・リクワイアメントと呼ばれる選択必修科目が含まれます。しかし、それ以外は興味のある科目を選ぶことができ、選択の幅は日本の大学よりかなり広くなっています。


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