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#仕事・人生 | 久藤あかり

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2024年3月の記事一覧

私たちは、あの日を忘れない

 平成23(2011)年3月11日に発生した東日本大震災津波により、岩手県も大きな被害を受けました。特に、三陸海岸の各地は襲来した大津波により壊滅的な被害を被りました。 遠野高校の被害 遠野市は、午後2時46分、震度5強の地震に襲われました。  遠野市は岩手県東南部、北上高地の中心部という内陸部に位置している遠野盆地という小規模な盆地を中心としており、地質は安定した堅い岩盤である花崗岩質です。内陸部ですから津波による直接的な被害とは無縁であり、災害に強い土地であったこともあ

おじいちゃんは死なないと思ってた

 大人になってからも、おじいちゃんが入院してからも、「おじいちゃんは死なない」と思ってた。だって、スーパーマンだから。  その日、私は働いていた。母から着信があり、あぁまずいなと思いながら、電話にでた。母が「おじいちゃんが危篤で、今高速で病院に向かってる。」と言った。「きっとおじいちゃんは待っていてくれると思うから。お母さんが事故ったりしないように。辛いと思うけど、安全運転でね。」と絞り出すように伝えた。【注1】  仕事に戻って少し経つと、急に腕時計が止まった。あぁ、だめ

高校生が思う結婚とは

高校生の意見は参考にならないと思われることであろう。確かに高校生とは経験値が浅いため、推測で語ることも多いように感じる。その一方で、高校生の意見というものは貴重である。 モラトリアム期という言葉をご存じであろうか。子供もないが大人でもない時期のことである。この期間は非常に意味を有している。社会的責任を免除されているため、社会を俯瞰的な第三者目線で眺めることが出来るのである。例えると、井の中の蛙が1週間だけ、外界を散策するようなものである。毎日が非日常ということである。常識は日

中途採用の【基本の基】

人材の獲得競争が激化するなか、中途採用を成功させるためには、いくつかの大事なポイントを押さえる必要があります。この記事では、自社が求める人材を採用するためのコツを紹介していきます。 面接のコツ中途採用の面接には、成功するための3つのポイントがあります。以下でそれぞれを紹介します。 面接官は会社の顔 採用活動において、面接官は企業内で最初に応募者と接する役割を担います。特に中途採用の場合、応募者もビジネス経験があるため、応募者は面接官が優れたビジネスパーソンであるかどうか

ひとりでもお客さんが来てくれる限り- JR東日本唯一の立ち売り駅に響く、1回30秒の餅売りの声 -

福島と山形を結ぶ奥羽山脈の難所、板谷峠。1899年に鉄道が開通したこの区間に、蒸気機関車の峠越えを支えるためだけに作られた駅がある。その名は「峠」。 一昔前、駅のホームで「駅弁、えきべーん」という売り子の掛け声とともに、立ち売り、ドア越し販売が行われていたが、東日本で唯一、今もその姿を見ることができるのがここ峠駅。乗降客は限りなくゼロに近いこの無人駅で売られているのは「峠の力餅」だ。1901年に「峠の茶屋」初代が売り始めたお餅を木箱に入れ、現在は5代目の小杉大典さんが駅に立

「聞く力」とは相手の存在価値を認めること

人間は、とても感情豊かな動物です。 「怒ったり」「泣いたり」「笑ったり」「喜んだり」「おどけたり」など、人間からこの感情がなくなったらと考えるとゾッとしますね。 一方で人間は、本当に些細なことで、テンションが上がったり下がったりします。 やはり根本的に人間は、脆く儚い生き物だから、お互いに助け合って励ましあって生きることが大切ですね。 だから「話を聞いて欲しい〜」という時には、その人の存在価値を認めてあげることが大切です。 「こういうことに悩んでいたんだね〜」 「