読図における消去法のススメ_見える登山への第一歩②
前回記事では、とにかく地形から特徴を拾いまくって、その都度現在地割り出しを実施することについて書きました。
今回は、そのルーティン中に起こりやすい読み違いの対策について述べたいと思います。
おそらく普通のコンパスでも、BPCでも、地図読みを繰り返されている方の中には、既に実施している方もいらっしゃるかと推察しますが、改めて書き出ししたいと思います。
読図における読み違いで一番考えられるのは、他の似た地形と読み違いすることではないでしょうか。
以下に具体例をご紹介します。
性懲りもなくまた景信山から例を引っ張りますw
(^^;
例えば、、、登山道を登っていく最中、オレンジの丸の地点で現在地確認をする予定だと仮定します。その地点の特徴は「向かって右側に東北東へと小さな支尾根が派生している」とみることが出来ます。
ところが、、、その一つ手前にも、同じように東北東へと小さな支尾根が派生しているところがあります。この存在を見落としていると、まだ手前にいるのにもうオレンジのポイントに到着したと勘違いする可能性があります。
、、、ハイ、私もしょっちゅう似たようなミスをおかしますw
(^^;
これを解消する方法の一つが、消去法で絞るです。
つまり、同じような特徴がすぐ手前にもあるとあらかじめ把握することです。そうすることで、実際に歩いている時に「東北東の向きの支尾根の2つ目が現れたから、オレンジのポイントに到着した」という結論に至ることが出来ます。
そして、、、この考えは「通過したところはバツ印で消し込みをしていく」ということをベースにしています。記事の冒頭で触れた、既にやっている人もいるかも、というのはこのことです。
上図で、既に通過したと分かっているポイントを歩きながら×印をつけていきます。そうすることで、それ以前は見る必要がなくなり、現在地特定はそれ以降のエリアを見ればOK、とできます。
勿論、慣れ不慣れがありますので、間違いに気づかないままということもあります。が、それは回数を重ね、自分なりにコツをつかむ中で精度を上げていくことが出来ます。
前回記事のタイトルにも書きましたが、穴があくほど地図を見れば、今回のように間違いが起きそうな場所も見破れるようになっていきます。
是非是非、楽しみながら回数を重ねていってほしいと思います☆
(^O^)
※ 次回の記事では、同じく絞り込みついてのもうひとつ大事なアクションについて書こうと思います。
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