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トラバース道での谷側の見方について_見える登山への第一歩⑩

前回の記事では、トラバース道において尾根側の見方とその有利性について触れました。

トラバース道での地形の見方について_見える登山への第一歩⑨

今回は、尾根とは反対に谷側を見る場合について書きたいと思います。

これは前回の話の延長になりますが、見る材料は可能なら尾根側が有利です。そしてそれが難しい、見えずらい場合のプランBとして谷側を見るようにする、くらいに捕らえておくといいかもです。そして見方は、以前お話した谷筋での見方とほとんど変わりはありません

勿論、はっきりした特徴が谷側に拾える場合は、その限りではないとも思います^^

sayaguchi - コピー

上図を見てください。これは三頭山に向かう登山道の一部です。檜原都民の森をスタートとするルートです。鞘口峠を経由するルートですが、一旦小さなトラバース道(っぽいところ)を歩きます。

で、谷の左岸?を歩いていると、谷側がよく見えました。一方尾根の方はぼんやりとだけ空との境界線が見える程度でした。なのでこの時は谷側から材料を探すことにしました。

地図を見ると右隣りの尾根に乗り上げる前に、赤線で引いた谷筋があるので、とりあえずそこをひとつの目印としました。しかもそれはこの辺では一つしかなかったので、歩きながら谷が見えたらBPCで方向を確認してみようとあらかじめ予定をしていました。

で、実際に谷が一つ見えたので方向を確認したら、地形図で見立てていたものと向きが合致したので、現在地の把握は無事出来ました。

...わざわざ位置確認するような場所じゃないだろというツッコミはなしでお願いしますw

今回も、ごくごく簡単ですが、方法について事例から述べてみました。本当ならもっと込み入った事例でご紹介できればいいかもですが、これくらいしか思いつけなかったのでゴメンナサイ
(^^;

※ 次回は、少しややこしいケースでお話をしたいと思います。具体的には、尾根側も谷側もどっちも材料として頼りない場合についてを考えています
(^O^)


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