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読図とGPSアプリの違いについての私感_広げる登山への第一歩⑨

前回の記事では、次に行くお山とルートの選び方についての一工夫ということで書きました。

お山の選び方とルート設定を工夫してみる_広げる登山への第一歩⑧

今回はまた内容を変えて、掲題の通り、GPSアプリについて個人的に思う事を書いてみたいと思います。なお、これは筆者の主観によるものなので、一つの参考程度に捉えてもらえましたら幸いです。
(^^)

▲GPSアプリの利便性▲

ここ数年?スマホのGPSアプリは登山者の間ではかなり普及しているのではと感じます。特にSNS上ではYAMAPでの山行記録をリンクさせてアップしているものもよく目にしますし、そのYAMAPは山行中にGPS機能を起動させておけば、その時々での現在地が表示されるというスグレモノ。
あ、スミマセン、こう書いている筆者はYAMAPは使っていない人間です
(^O^;

▲紙地図との違い▲

そして紙地図との違いは、言うまでもなく衛星から位置情報を取得して現在地をかなりの精度で示してくれるものです。実際の地形の様子を地形図と参照して把握する紙地図と比べても、格段の便利さですね。道迷い防止にもかなりの効力を発揮しているのではと思います。
筆者も、普段の読図山行でも保険としてGPSアプリはスマホに取り込んでいて、いざという時は起動するようにしています。

▲紙地図→GPSアプリの習慣の変化▲

筆者がyoutubeでここ何年かチェックしている方の山行動画で、去年あたりから変化がありました。その方もずっと紙地図を使われていたようですが、去年からYAMAPによるGPSアプリに変更されていました。
で、つい最近の動画で以下のような顛末がありました。場所は、青梅奥多摩界隈の比較的とっつきやすいお山です。

「道が不明瞭だなぁ。ピンクリボンあるけど」→そのまま進む→「YAMAPを見ても道は逸脱している様子はないしなぁ」→そのまま進む→正規の登山道に合流→「一応こっちでも歩けるよ、というリボンだったのかな」

と、こういう次第でした。進んでいる途中で「アレ?なんか変だな」と感じたタイミングでの使用だったので、これはつまり道があっているかどうかの確認での活用、というカンジですね。

▲GPSアプリで「いつ」チェックするのか?▲

上記の使い方はあくまで一例だと思いますが、翻って紙地図の使い方はというと...ざっくり言えば「道に迷ってから開くものではなく、迷わない為にいまから開いて確認するもの」です。GPSとの違いは、迷ってから見ても現在地は分からない、という点ですね。

以上の点を踏まえると、GPSアプリの活用というのは、いつ(どんな場面で)アプリを開いて確認するか、という点にあるように思われます。

先ほどのyoutubeの方の事例に戻ってみると「おかしいな」と感じることで、その次にアプリを開いて確認するというアクションに繋がりました。なので大事なことは、アプリがあるからと考えなしに歩くのはリスクが高い、というある意味当たり前の事柄を忘れないことではないか、と思います。
(^^;

また、紙地図でもGPSアプリでも、そこに表示されているのは同じ地形図ですので、ちゃんと等高線に注目することで「あれ、尾根筋突っ切って歩いているけど、アプリ表示の登山道はその脇の九十九折のところだぞ」という風により精度の高い理解につなげることも一考の余地ありではないかと。

ありきたりな結論で恐縮ですが、GPSアプリを使用する際は、こんなことを時々は思い出してみるといいのかもしれません。

あ、因みに筆者が使っているアプリは「地図ロイド」というものです。
(^^)

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