【全国のパパママに朗報】子どもへの言葉かけバイブルが誕生しました。
フォレスト出版編集部の寺崎です。
先ほどアップした記事がちょうどnote開始から1000記事目でした。
なので、この投稿が1001回目となります。
(⑉>ᴗ<ノノ゙✩:+✧︎⋆パチパチパチパチパチパチパチパチパチ‧˚₊*̥
1000日とは、仏教の世界でいえば千日回峰行です。
阿闍梨です。
というわけで、一区切りの今日は何を書こうかな・・・と考えましたが、じつはちょうど昨日アマゾンから発売された新刊がありますので、ふつうにそれをお伝えすることにします。
親がする子どもへの言葉かけのバイブルが誕生
全国の子育て世代のおとうさん、おかあさんに朗報です。
脳と心が成長過程にある子どもたちは、日々さまざまな言葉のシャワーを浴びて人格を形成しています。
親が子どもにかける言葉、声かけは子どもにとって毒にも薬にもなります。
そんななか、子どもたちにかける言葉で日々悩んでいませんか?
「何度同じことを言わせるのか?」
つい、イラっとして放ってしまった怒りの言葉に後悔していませんか?
「こんな言い方はよくない」とわかっていても、つい感情に流されてしまうこともあるでしょう。親も人間です。しかたありません。
でも、親の言葉は子どもの心に一生突き刺さって、想像以上に影響を与えます。みなさんもいまだに忘れられない親に言われた悲しい一言があるのではないでしょうか?
わが子の幸せを願うなら、なるべく「いい言葉かけ」をしたいもの。
そのように願うパパママ全員のバイブルとなる本がこのたび誕生しました。
この本をまとめた著者は、全国の教師がお手本とする小学校の先生で、現在では京都大学大学院教育学研究科にて、よりよい教育の方法について研究しているカリスマ教師の三好先生。
三好先生は13年間にわたる学校教育の現場で「大人が子どもに対して、どのような言葉をかければやる気になるのか」について注目してきました。
教育現場での経験、さらなる研究成果をもとにまとめたのが、本書『子どもがまっすぐ育つ言葉かけ大全』です。
今日は発売を記念して「はじめに」を全文公開します!
『子どもがまっすぐ育つ言葉かけ大全』はじめに
何気ない親の言葉かけは、毎日の生活の中で、何百回、何千回と繰り返されています。その言葉を聞いて育つ子どもに、大きな影響を与えます。
本書では、これまではっきりと体系化されることのなかった「親の言葉かけ」について解明していきます。
今までになかった、子どもを育てるための言葉を集めた辞典のような本です。
これまでの言葉かけの書籍においては、「こういう場合はこういう言葉かけをするとよい」というような内容が扱われることは多くありました。
たとえば、「レストランで泣きわめく子どもは、なだめましょう」とか「ワガママを言う場合には、傾聴しましょう」などというように。
本書では、そのようなワンパターンな対応の仕方を否定します。
なぜならば、子ども個人や親の性格、子どもと親との関係性などを考慮すれば、「こうすればうまくいく」というような定番の言葉かけは存在しないと考えられるからです。
「ケースに応じた言葉かけ」を学ぶ必要はないのです。
それよりも、いくつもの言葉の技法について知り、その子どもにとって適切な言葉を選びとれるようにするのが望ましいといえます。
私は小学校教師として13年間、子どもたちに教えてきました。
さらに現在では、京都大学大学院教育学研究科にて、よりよい教育の方法について研究しています。
そのなかで、「大人が子どもに対して、どのような言葉をかければやる気になるのか」について注目してきました。
言葉かけについて分類して、まとめていくと、いくつもの技法があって、それらを組み合わせて言葉かけがなされていることが明らかになってきました。
カウンセリング、コーチング、アドラー心理学、応用行動分析、交流分析、ペップトークなどの観点から言葉かけを理論化して、誰でも使うことができるようにまとめたのが本書です。
本書が描くゴールは、すべての親が、しかるべきタイミングにおいて、適切な言葉かけを使えるようになることです。
子育てについての知識が浅い親にとっては、子どもを育てる言葉かけについて知る機会となることでしょう。すでに子育てについてよく学んでいる親にとっては、自分自身の言葉のかけ方について、もう一度見直して、よりよい言葉のかけ方を検討する機会となることでしょう。
本書の中には、例文がいくつも出てきます。
それらについては、「暗記すればよい」とか「模倣すればよい」というものではありません。
……というよりも、暗記や模倣するやり方を否定します。
繰り返しになりますが、言葉かけには「こういう場合はこう言えばよい」という正解がありません。例文は、あくまでも一例にしか過ぎないのです。
掲載されている例文を参考にしながら、今ある子どもの課題に置き換えて活用してみてください。
言葉かけというのは、難しいことではありません。
ほんの少し、親が、子どもに声をかけるときに意識してみるだけでいいのです。それだけで、まるで魔法のように、親と子どもの関係が変わっていきます。
小さな気遣いをしながら言葉をかけ、まっすぐ育てていきましょう。
【本書の使い方】
本書では、子どもを育てる言葉かけについて、「ほめ言葉」「叱り言葉」「問いかけ言葉」「はげまし言葉」「挑発言葉」というように、大きく5種類に分類しています。
そして、それらの中にケーススタディを入れ、要点をまとめています。
さらに、1つの種類につき、10の技法を紹介しています。
これらをまとめると、次のような流れになります。
①5つの種類の言葉かけ
②言葉かけのポイントやレベルアップ
③BEFORE ケースから要点を学ぶ
④言葉かけの技法を用いたAFTER ケース
⑤使用された技法の解説
本書を読み進めながら、「使うことのできている技法」と、「使うことのできていない技法」に分けてみましょう。巻末の資料を用いて、できている技法にチェックを入れて、未習得の技法を洗い出すようにすると効果的です。
本書の言葉かけには、合計で50の技法があります。
とはいえ、本書のすべての技法をできるようになる必要はありません。
使うことのできていない技法の中から、「やってみよう」と思うものを選びとり、使ってみて、チェックを増やすように心がけましょう。
そうすることで、自分の言葉かけのレパートリーが増えていき、様々な子どもの状態に対応できるようになります。
いってみれば、言葉かけというのは実技です。読むだけでは、まだまだ足りません。
読書を通して言葉かけについて学ぶことは、「ホームランの打ち方を本から学んでいる」ようなもの。打ち方が分かったとしても、実際に練習しなければホームランは打てません。
それと同じように、言葉かけも、本書で学んで実践を積んでこそ力になります。
子どもと向き合う中で使えて、習慣化されるようになってこそ、本書の学びは完結します。読書している間や、読み切った後でさえも、まだ習得の過程であると捉えておきましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?