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【フォレスト出版チャンネル#82】ゲスト|注目の経営者たちはコロナ禍をどう乗り越える?コロナ禍のアパレルで売上前年比400%の秘密

このnoteは2021年3月10日配信のVoicyの音源「フォレスト出版チャンネル|知恵の木を植えるラジオ」の内容をもとに作成したものです。

「マスクしているとタピオカが飲まれない」という危機的状況に

今井:フォレスト出版チャンネルのパーソナリティを務める今井佐和です。本日は昨日に引き続き「倒産寸前の企業を再生し業界に新風を吹かせまくっている新進気鋭の若手経営者に迫る」というテーマで、素敵なスペシャルゲストお呼びしています。オアシスライフスタイルグループ代表取締役CEOの関谷有三さんと、株式会社OWNDAYS代表取締役社長の田中修治さん、そしてフォレスト出版編集部の杉浦さんです。よろしくお願いします。

関谷・田中・杉浦:よろしくお願いします。

今井:では、昨日に引き続きお話を伺いしたいと思うんですけれども。

関谷:昨日も思ったんですけど、若手経営者の「若手」って言葉引っかかるよね。

田中:もう若手では100%ないんですよ。

今井:失礼しました(笑)。

関谷:恥ずかしくなるよね(笑)。

田中:自分が若手って名乗ってるみたいなんでやめていただきたい(笑)。

今井:敏腕経営者ということで。

田中:43なんでね。43の社長って普通の社長ですよね?若手って35くらいまでなのかな。

今井:大変失礼致しました(笑)。

田中:昔言われていたんでね。抵抗ないですけど。

今井:その流れで若手と・・・。でも、お2人すごく若々しく見えると言うか。

関谷:いや。本当に43なんで、若くはないですよね。

田中:いや、若々しいですよ。

今井:見た目は他の43歳と比べると43歳に見えないと言うか。

田中:40代は本当に分かれるんですよ。俺、コロナ西浦教授と同じ年ですからね。

今井:え!それは嘘じゃないですか?

田中:いや、ほんとですよ。40万人おじさんと同じですよ。

今井:いやー。全然違いますね。

田中:そうなんですよ。そうなんですよとか言って(笑)。西浦教授見ていてタメかーと思ったんですよね。

関谷:話、戻しましょうか。

今井:じゃあ、コロナ続きにはなるんですけれども、今コロナおじさんという言葉が出ましたけれども、なかなか収束の兆しが見えないコロナなんですけれども、こうした未曾有の事態はなかなか今まで経験したことがないような事態なんですけれども、これについてどう向き合っていけばいいのでしょうか?

田中:それはもう俺よりも影響受けているのが関谷君の方。

今井:そうですよね。タピオカとか。

田中:生々しくて。関谷君はまさに小池さんに言いたいことだらけだから。

関谷:いやいやいや。

田中:ちゃんと1日6万円もらってます?

関谷:多分もらえるんだと思いますけど。リアルタイムでもらえるわけじゃないので、後から。

田中:あれ、もらえるの?酒関係なく?

関谷:関係ない、関係ない。営業時間が8時以降まであるお店であれば。

田中:でも、6万もらっても。

関谷:まあまあまあ。うちなんかはグループで言うと、飲食はまだまだコロナの影響を受けていて。

今井:そうですよね。

関谷:特にタピオカってマスクしていると飲まないんですよ。

今井:確かに。

関谷:タピオカって何が儲かるかって言うと、やっぱテイクアウト、飲み歩きが儲かるビジネスモデルで、いくら店内でちょっと売れても、あまり儲からなくて。

田中:今は飲み歩くのが憚られる期間だよね。

関谷:マスクしないと歩いちゃいけないのに、飲み歩きはやらないという意味ではうちは飲食はまだまだ大変で、だけど何で続けていけるかって言うと、水道事業はすごく安定していたりとか、アパレルはコロナでうまく売れたりっていう、グループ全体としての3本柱があるから会社としては守られているっていうのが僕らの守り方で、飲食単体でやっている人とかは本当に厳しいし、こっから先もバタバタ潰れていくんで、しんどいだろうなって言うのが1つと、あとは修治君のところもそうですし、うちもそうなんですけども、色々なことをやってきている中で、色々な困難にぶつかって、特に修治君なんて、それこそ100人中100人が潰れるっていう会社を再建したりとか、僕らも全くやったことない業種をボンボン立ち上げるって、それはそれで大変なことを乗り越えてきているので、今コロナもものすごく大変ですけども、やっぱり乗り越えてきた人は向き合い方とか、前向きに解釈するとかっていうのはわりと慣れているとまでは言わないですけど、普通の人よりかは耐性はありますよ。

今井:ばっちこいみたいな感じですかね。

関谷:ウェルカムではないですけど(笑)。

うまくいかない時こそ「周りのせい」にしない

田中:色々な会社の社長さんがテレビ見ると文句言っていますよね。政府の補助金がどうのとか、こんなんじゃ潰れちゃうとか。でも悪い時、うまくいってない時はやっぱり自分のせいにしないと。

今井:自分のせいに。

田中:そうそう。だから簡単な話で、うまくいかない時は自分が悪かったって思わないとダメなんですよ。コロナで今売り上げが下がっても、コロナを耐えるだけの利益率を用意してなかったとか、もしくはコロナの状況でも売れるようなビジネスモデルに転換できない自分が悪い。だから今、売り上げが悪いのはコロナに対応できない自分が悪かったって思わないと。じゃないとやることが浮かんでこないんですよ。人のせいにするのは簡単ですよ。小池百合子が悪いとか、コロナが悪いとか人のせいにしているのはいいけど、別に人のせいにしたからってお金が空から降ってくるわけじゃないから。

今井:そうですねー。

田中:そう。逆にうまくいく時は、たまたま運がよかったって思って、驕らず気を引き締めて、調子いい時、売れてる時、うまくいった時、会社が伸びている時はそれは運がよかった、周りのおかげと思って謙遜して。会社がうまくいかない、赤字の時は自分の努力が足りなかったって思っていれば、みんなうまくいくんですよ。なのに、ほとんどの人は上手くいったら、「どーだ!すごいだろ!俺のおかげだ!」って言うんですよ。「俺はこんなにやったんだ」って。うまくいかないと「政府は会社を潰すのか!」とかいうわけですよね。だから、そういうこと言ってもダサいでしょ。従業員がそれを見て、「ああ!なんてうちの社長はかっこいいんだろう!!コロナで苦しいのを政府のせいにしている!」って。

今井:思わないですよね。

田中:付いていこうと思わない。「こんなに小池百合子に文句言ってこの人に付いていこう」って思わないでしょ。

今井:やめようかなって思いますね。

田中:それはそういうもんです。別にアパレルが苦しいって言っているけど、ユニクロは最高益だし、飲食が苦しいと言っているけど、マクドナルドもケンタッキーも最高益だし、別に最高益までいかなくてもちゃんと利益出している会社もあることはあるしねって言うことじゃないですか?

関谷:だいぶ人間が出来てきたっていうか。

田中:(笑)。だからダサいなと思って。やっぱりうちの店長とかでも言うのよ、そういうこと。リアルに先週それでブリブリキレたんだけど。

今井:ブリブリ(笑)。

田中:店長会議とか報告やると、もう二言目には「コロナです。コロナです」って。もうわかったよ、5月からやっているんだから知っているよ。俺もコロナぐらい。

今井:(笑)。

田中:いつまで「コロナ、コロナ」言っているんだよって。他の事考えろよって。コロナのせいにしても何も始まらないからそういう話をしていてもしょうがないって感じですね。

今井:うまくいかない時は、人のせいにしない。

田中:そうそう。だから、それで潰れるような人は所詮その程度だったということですよ。

今井:いかがですか?関谷さん。

関谷:いや、うちは厳しい部分もあるのであれですけれど・・・。

田中:コロナが終わっても、今度は富士山が噴火するかもしれない。富士山だってもう明日にも噴火するって毎年言われ続けているわけだし。関東大震災だって、今きてもおかしくないわけだし。台風は毎年毎年史上最大の台風がくるわけだから。今度はそれに浸水、集中豪雨まで出てきて。だからそんなのはもうなにかしら毎年出るんですよ。うちなんか今ネパールに進出しようとしていて、一昨年くらいからネパールにボランティアで行って、色々基礎固めをやっているんですけど、クーデター起きましたからね。だから常に何か起きるから。タイだってこの前クーデター起きて、香港はデモが起きて。だから、コロナが終わってもまたなにかくるから、そんなもんですって(笑)。逆にこれからは何も起きないと思って経営する方が難しいですよ。

これからの経営者に必要な「自ら変化を作る」姿勢

今井:関谷さんのところは3本柱でやっているように、色々な柱を立てたり、うまくいったときは皆さんのおかげ、悪い時は自分のせい、何ができるのかって考えるのが大事ということでした。今、色々と経営についてのお話もお伺いすることができたんですけれども、より一層困難な時代になっている現在なんですけども、これからの経営者にとって必要なことについて関谷さんにお話を伺いしてもよろしいでしょうか?

関谷:そこは今回の本の中で結構僕は書いたんですけど、今回の本のタイトルにもなっている「なんで潰れそうな水道屋がタピオカも仕掛けて、アパレルもやったのか」っていう話なんですけど、これうまくいっちゃうと面白いよね、すごいよねって話になるんですけど、その渦中でめっちゃ社員とか大変なんですよ。

今井:ヒリヒリした展開がありますよね。

関谷:「えー!!」みたいな。「いきなり台湾?タピオカ?」みたいな。「やったこともないのに!」とか。「え!服!?」みたいな。「今こんなに服売れないのに服作るんですか?」みたいなのがあって、毎度毎度社員って僕のやりたいことに振り回されて、しかも僕は一度やり始めたらとことんやるし、うまくいくまでやり続けるので、社員も巻き添えを食うんですけど、そうやって自らが変化を作ったり、自らが壁に向かって行っているんですよね。例えば、いい時にいい波だけずっと乗って儲かり続けることだけにフォーカスする人って、それこそ時代のなにかデジタル革命が起きたり、さっきのクーデターみたいなものが起きた時にそのやり方って通用しなくなるとダメじゃないですか?だから僕らって自ら変化を作ってるし、自ら社内にトラブルを持ち込んでいるっていう。

今井:トラブル(笑)。

関谷:もう社員からしたらトラブルですよ!でも、そういうのに慣れちゃうと、それが文化になるし、なにか起きた時にやっぱり向き合い方が変わりますよね。何もやってない人よりかは。普段から筋トレして、普段からマラソンして、普段から登山している人が、「運動行こうぜ」って言われても、行けるのと一緒で、ずっとこたつでミカンしか食ってない奴がいきなり「海に泳ぎに行こう」って言われても無理じゃないですか。

今井:なかなか難しいですね。

関谷:っていうのは、これからの時代は耐性をつくっておく、抗体を作っておく、変化とトラブルの免疫とか抗体を作っておくっていうのは割と大事かなと個人的には思っています。修治君とこも社員さん、いつも大変そうだもんね。

田中:うん。そうだね。

今井・関谷:(笑)

田中:そんなに気にしたことがない。仕事は大変なもんですから。

関谷:(笑)。『破天荒フェニックス』読んでたら、めっちゃ大変そう。

会社のフェーズに合わせて社長は決断すべき

田中:あれは当時なんで、今はもうちょっと普通ですよ。やっぱり会社はフェーズによって変わりますよね、社長のやることっていうのはね。それをうまく間違えずにやらないと会社って、大きくなり続けないんだなと思っていますけどね。そこを見誤っちゃう人って多い気がします。だから、例えばよく社員に任すとか、部下に任すとか言いますよね。でも、それも会社が小さい時はそんなこと言わないで全部自分でやったらって思って、俺からすると。なのに、全然まだ安定したものも出来てないのに、妙に社長ぶっちゃって、色々な人に任せてうまくいかない人もいるし、逆に自分が全部やって会社が大きくなって、そろそろ任せた方がいいのに、任せられずにずっと個人事業主みたいなやり方を引っ張っちゃって、あるところで伸びなくなっちゃう人もいる。だから色々な会社に任せている社長を見ていると、ちゃんとステージごとに合わせてちゃんと社長の仕事を変えられている人が伸びるんだなと思っています。だから、自分も毎年葛藤していますよ。これはやるべきか、やめるべきかとか、今のところはまだ何とか対応できているでしょうけどね。でも、ちょっと対応できなくなりつつあるんで、やめようかなと思いますけどね、社長を。

今井:社長を辞めるんですか!!??

田中:うん。だからそれも決断ですよね。自分が対応できないのに、しがみついちゃって、社長が駄目にしちゃうケースもあるし。逆にまだ次の人にバトンタッチするのには早いのに早く辞めちゃって駄目にするケースもあるし、難しいですよね。だから常にここまでやっていいかなって慎重に踏み出しながらやっていますけどね。でも正解はないんで、過去の事例とか、色々な話しを聞いたりとかするんですけど、時代によっても違うし、正解はないんで難しいですけどね。そうやって変化してちゃんと対応させて、社長の仕事とか社長がどこまでやるかとか、どこまでずっとコミットするかっていうのが、フェーズによって変化するってことは事実なんだけど。でも、どの規模でどういう事をするのかっていうのが時代によって、ツールも違うし、社長の影響力も時代によって違うし。今うちの店舗数が400店舗くらいなんですね。売り上げが二百何十億かだと、多分2~30年前の社長だったら一般の社員としゃべらないですよね。

今井:確かに。雲の上の人みたいな。

田中:社員も1000人とか2000人いるので、しゃべらない方がよかったんだろうし、要はそれで、結局均等に喋れるようなツールがないから、中途半端に目につく人とかと喋っちゃうと。

今井:あいつ、ズルいみたいな。

田中:えこひいきだとか。やっぱりちょっと偏りが出る。だったら、もう喋らないで、次の階層の人間が見た方が20年前は良かったんだけど、今はこうやって自分で発信するし、ブログでもツイッターでもLINEでも。だから俺は未だに新卒の子と普通にしゃべったりするんですよね。今1000人くらいだから、割としゃべれるので、直接自分が喋った方が会社経営上はまだいいけどというように変化させていく。時代によって変わるし。正解はないので難しいですけどね。だから葛藤していますよ、どこまでやるべきか。だからこういうのも今年は出ないって、毎年言っているんで、毎年メディアには出ないって。

関谷:そうなんだ。

今井:ありがとうございます(笑)。

田中:もう出ないって毎年言って、毎年増えていくんですよ。出ないっていって、本気で思っているんですよ。

今井:でも、増えていくんですね?

田中:毎年増えていくんですよ。でも、メディアが増えていくから。クラブハウスなんて、去年に俺のスケジュールに一切なかったのに、今日入ってますからね。

谷・今井:(笑)

今井:もういいよ、増えないでって、思っているんですけど。

今井:これも時代に合わせてっていう感じなんですかね?

田中:そうなんですよ。

「怠けないウサギ」になれ!

今井:ありがとうございます。ここまで「経営者にとって必要なことは?」ということでお伺いしたんですけれども、最後に今後の展望とVoicyのリスナーのみなさんへメッセージをお願いいたします。関谷さんお願いします。

関谷:はい。今回の書籍が初著作になるんですけど、出版をさせていただいて。ただ、修治君の話にもあったんですけども、僕も彼も成功しているとは全然思っていなくて。なんなら10代とか20代の頃に思い描いていた自分の方がもっと成功していて。

今井:そうなんですか!?

関谷:俺43でもまだこんなレベルなのかっていうのは、毎年驚愕していて。僕は占いでは大器晩成って言われているんで。

今井:占い(笑)。

関谷:いつ来るんだろうみたいな。生きているうちにくるのかなみたいな(笑)。一応、大器晩成って言われているから信じておこうみたいなことがあって。なので、本当に成功者と言われることとか、今回も成功本みたいな本を出すことにはすごく抵抗もあるし、全然成功しているとは思っていないんですよ。ただ、こういう時代っていうのもあるし、聞いている方にも何かしらヒントになることであれば。いつまでも犬かきの様に足掻いて、貪欲に成長したいとか、貪欲にもっといい会社にしたいとか、いい商品にしたいっていうのを僕らは必死こいて今でもやっているし、全然満足してないし、僕からするとね。僕よりも先に行っている修治君がやっぱりもがいている姿を見ているんだけど、そうすると溺れる暇なんかないっていうか。好きな例えに、「怠けないウサギ」っていう話があって。

今井:怠けないウサギ?

関谷:これは僕の本に何回か出てくるんですけど、「ウサギとカメ」って怠けるウサギと怠けないカメの競争で、怠けないカメが勝つじゃないですか?

今井:はい。

関谷:でも、ウサギが怠けなかったら、カメって絶対勝てないんですよ。

今井:絶対勝てないです(笑)。

関谷:200%勝てないんですよ。世の中の成功している人って全員が怠けないウサギなんですよ。一般の人が勝てるわけがないんですよ。だいたい世の中の多くの人って怠けるカメなので。

今井:何も進まない(笑)。

関谷:絶対勝てないんですよね。ということは昭和っぽいですけれども、愚直に努力することとか、変化し続けることであったり、どういう状況になっても、驕りたかぶらないということが、絶対重要というか、一部の天才は別ですけど。だからそういう意味では夢のない話になっちゃいますけど、頑張り続けるしかなくて、特にコロナだと頑張る重要性みたいなものを再確認するので、みんなで頑張って乗り越えていきたいなと思いますね。

逆境コロナの時代の中で行き詰ったすべての人に

今井:ありがとうございます。田中さんはいかがですか?今後の展望とVoicyの皆さんへのメッセージを。

田中:今後の展望って会社のことですか?

井:ご自身の。

田中:僕はもう40代を大過なく過ごしたいんですよね。

今井:大過なく(笑)。

田中:今、不倫で社長を辞めさせられちゃう時代になりましたからね。恐ろしいですよね。知りません?

今井:不倫で社長を辞めさせられる?

関谷:アナウンサーのね。

田中:この前上場会社の社長がやめたんですよね。

関谷:急に不倫の話(笑)?

田中:そこまで来たかみたいな感じで。怖いですよね。だから、外に出ないようにしてます。

関谷・今井:(笑)

田中:怖い怖い。だから、飲みにもいかないし、当然キャバクラとかも全く行かないし。仙人みたいな生活してます。

今井:仙人(笑)。

関谷:これ皆へ送るメッセージだよ(笑)。夢のない話 (笑)。

今井:悟りを開くみたいな話になってしまいましたけど。

田中:だからどんどん生きづらくなっていますよね。今、本当に生きづらいよね。

今井:生きやすくするために、ご自身で工夫していることってあったりするんですか?

田中:いや、だから結局そういうところに人生の喜びを見出さないようにするしかないですよね。

関谷:それ締めトークなの?

今井:不倫をしないみたいな結論になってしまいますけど。

田中:不倫だけじゃなくて、色々・・・。それこそ今だったら、8時以降に銀座で飲んでいると国会議員クビになるわけじゃないですか?

今井:そうですねー。

田中:例えば今、僕が毎晩10時、11時に飲み歩いていたら叩かれるという時代になった。別にそれって何ら違法行為ではないですよね。違法行為では全くないから、それって気持ちわるくないですか?空気読まなきゃいけないから。

今井:そうなんです。

田中:たまたま僕は酒飲まないので、そもそも夜出歩かない人だったから、だから関谷君辛いでしょ?

今井:関谷さんは飲み歩くタイプ?

田中:この人は毎晩飲み歩く。

関谷:毎晩飲むから。

田中:俺は別に酒嫌いだから夜飲んじゃいけませんと言われても、そもそも飲んでないしって話なんですけど。

今井:飲む人は辛いですよね。

田中:それで隠れて飲みに行ったら今禁酒法みたいな時代ですからね。

今井:禁酒法!

関谷:(笑)

田中:これで11時とかに飲んでいたら叩かれる時代なんでね。

今井:イスラム教かって感じですね。

田中:だから、日増しにどんどんやりづらくなってきますよね。何の話でしたっけ?

一同:(笑)。

関谷:今後の展望!夢のある展望!もう!

田中:本当に今は大過なく過ごしていきたいなって感じですよね。

今井:でもメディアに出ないと言いながらどんどん増えているので、きっとまたいろいろあるんじゃないかなって。

田中:会社に関して言うと、会社は現状維持にするっていうことはそもそも出来ないので、そんなこと出来ないじゃないですか?そもそも今年はゼロ成長ですって言いようがないので、当然、それぞれの立場の人たちはみんな会社を大きくすることを仕事としてきたわけだから、新しい物件持ってくるし、人事は人を採用しちゃうし、営業は頑張って売ろうとしちゃうからやめろとは言えないわけですよね。だから全員去年と同じにしてくださいなんてことは、会社の命令として出しようがないから、自動的に必ず成長する予算が組まれるわけですよね。でも組織って、人が増えてくると際限なく雪だるまが転がるみたいにスピードが上がってくるわけですよ。そうすると膨張していくんですよね。だから成長じゃなくて膨張なんですよ。

今井:成長ではなく膨張?

田中:みんな好き勝手にどんどんやり始めていくと大して利益も出ていないのに売り上げばっかりが上がっていって気づいたら巨額な赤字に。某健康系の上場会社ですけど、買収を繰り返して気づいたらもう巨額の赤字でって、あれなんかまさにそうで、成長ではなくてあれは膨張なんですよね。だから経営者としては、それが膨張ではなく、ちゃんと成長しているのかというのを見ながら手綱をうまく暴走しないように、かと言って止めすぎちゃうと今度逆回転して会社が死んでいっちゃうので、そこの加減が難しいですよねという感じでとらえているので今後のなにかというよりかは、僕なんかメガネを売っているだけなので、やることが決まっちゃっているから、いくらでも膨張しようがあるのでって感じですね。

関谷:まとめじゃないですけども、今こういう逆境コロナの時代の中で行き詰った方は、倒産寸前のメガネ屋の再生物語と、倒産寸前の水道屋が仕掛けた多角化ストーリーを読んでいただいて。

田中:本を読めと。

関谷:逆境を乗り越えるヒントを手に入れていただければと。まとまりました、ちゃんと。

今井:そうですね!ここで杉浦さんからお知らせがあります。

杉浦:はい。今日は関谷さん、田中さんお忙しいところありがとうございました。関谷さんの初めての著書『なぜ、倒産寸前の水道屋がタピオカブームを仕掛け、アパレルでも売れたのか?』なんですけれども、既に全国の書店さんと、Amazonなどネット書店では好評発売中ですので、是非みなさんに手に取ってご覧ください。そして本日このように、お2人対談していただいたんですが、書籍の無料読者プレゼントとしても、今回の内容とはまた別に収録させていただいて、書籍購入者の方にプレゼントさせていただきますので、そちらの方もどうぞよろしくお願いいたします。応募の方法なんですが、書籍に記載されたURLに、お客様ご自身でご登録いただき、WEB上で公開するものになりますので、DVDなどをお送りするものではないことをご了承ください。

今井:ありがとうございます。お2人の対談、しかも動画で見れるなんて豪華ですね。是非この逆境の時代にたくさんヒントが詰まった関谷さんの著書、皆さん是非ご覧ください。そして無料読者プレゼントですね。こちらも是非応募していただけたらと思います。今日は関谷さん田中さんそして杉浦さんにお越しいただきました。本日も貴重なお話を聞かせていただき、どうもありがとうございました。

関谷・田中・杉浦:ありがとうございました。

(書き起こし:フォレスト出版本部・冨田弘子)

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