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編集者のこぼれネタ

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各編集者のプライベートや趣味など、日常を垣間見れる記事たちです。
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記事一覧

日本発の自己啓発書が世界で売れている意外な理由

ビジネス書の世界には「自己啓発」という一大ジャンルがあります。われわれは略して「ジコケー」ともっぱら呼んでいます。 もともとはアメリカで生まれたジャンルであり、本国では「Self Help」と呼ばれます。自らを助ける⇒自己啓発というわけです。 この日本発の自己啓発書がいま世界で売れに売れているという記事が日経新聞に出ていました。 日本発の自己啓発書が1000万部突破いちばん売れているのが『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)。記事のなかで、売れている要因として「ありそうでな

世代を超えて愛される「グミ」のヒットの法則

フォレスト出版編集部の寺崎です。 グミが好きです。 みなさんはグミ、好きですか。 レッツ・グミグミしてますか。 グミって、不思議な食べ物ですよね。そもそもなんで「グミ」って呼ぶのか、語源を調べてみたらドイツ語のゴムを意味するGummiに由来しているそうです。 ところで、世の「グミ好き」の方々におすすめの本があります。それは・・・『グミがわかればヒットの法則がわかる』(プレジデント社)という本です。 著者は日本経済新聞で記者として活躍され、現在は流通ジャーナリストの白

詩人から学ぶ「文体」、そして3点リーダーと2点ダーシが生み出す文字宇宙

フォレスト出版編集部の寺崎です。 この仕事をしていると、どうしても「言葉」について考えることが多い。先日もこんな記事を書いてみました。 今日も担当書籍がしばらく出ていなくてネタがないので言葉(日本語の表現)について考えてみようと思う。 人は誰しも言葉を日常的に操っているわけですが、言葉をお金に換える職業の方々がいます。作家、小説家、ライター、コピーライター、WEBライターなどなど。いわば「言葉のプロフェッショナル」たち。 そんななかでも一番、言葉に対してミクロに緻密に

漢字を開くか閉じるか問題から端を発した日本語のあいまいさ問題

フォレスト出版編集部の寺崎です。 書籍の編集の仕事(とくに最初の原稿整理)をしていて、地味に日々迷うことがあります。 それは「漢字を開くか・閉じるか」の問題です。 漢字を「開く」というのは、漢字で表現することです。たとえば「かんじ」ではなく「漢字」と表記する場合が「開く」。逆に「漢字」と表記する場合は「閉じる」といいます。 かつて某大手出版社の百科事典の編集をしていたことがあります。百科事典の表記統一はそれこそ鬼のごとく厳しかったのですが、当時は「開く」ケースが多かっ

台風が、去らぬのならば、本を読もう。【おすすめロングセラー書籍のご紹介】

フォレスト出版編集部の寺崎です。 なんだかこのところの日本列島は、ずっと台風に居座られてしまい、雨が降ったりやんだり。出かける予定を断念したなんて方も多いのではないでしょうか。週間天気予報をみると、来週の火曜日まで雨マーク。 仕事で出かける以外は、しばらくは家でひきこもる生活が続きそうです。 というわけで、今日は担当書籍のうち、おかげさまでロングセラーとなっている「おすすめ本」をいくつかご紹介しようかと思う。 ロングセラーになっているということは、なにかしら世の中のお

デビューのお手伝いをした著者さんのその後……

自分がデビューのお手伝いをした著者さんのその後の活躍というのは、編集者としてうれしいものです。 1作目がヒットしても、2作目以降は苦戦する著者さんが多い中、1作目を出したことで活動の幅が広がり、知名度が上がることで、2作目以降の本も売れる……というのは理想的すぎる著者の成長パターンですね。 最近、そんな著者が2人ほど現れました。 1人目は、『世界の思想書50冊から身近な疑問を解決する方法を探してみた』でデビューした北畑淳也さん。 本書の出版後、哲学系YouTuberへ転身

【日本人だけが知らない】いま世界で起こっている超真実

「ジェームズ斉藤」さんをご存じでしょうか。 TOCANAの連載が個人的にだいすきで、ジェームズ斉藤さんの動向はチェックしていましたが、なんとこのたび初著書がビジネス社さんから出版されました。 内容的にはTOCANAの対談形式の連載をベースにしており、もう少し面白く編集できる可能性もあったんじゃないかなぁと思うところもありますが、それでもなお面白く読める。 「マジか!」ということが本書でたくさん語られています。もちろん、本書でもはっきりとご本人がこのように↓↓↓書かれてい

パリ五輪のテレビ観戦をしなかったこと、少し後悔してます

先日、パリ五輪が終わりました。 私はテレビ観戦はせず、勝手に目に入るネットニュースで結果をチラチラ見るくらいでした。 アテネ五輪くらいまでは、わりとワクワクしながら見ていましたが、それ以降は回を重ねるごとに関心がしぼんでいったのです。 タバコで出場停止の是非を真剣にヤフコメやSNSに書き込んだり、疑惑の判定をした審判のSNSに直接進言するくらいの情熱を持って観戦できる方々がうらやましいものです。 いろいろ理由があるのですが、私の観戦しなくなったのは、自分と同世代の選手がほとん

【お盆休みにおすすめ】全世界で話題の恋愛リアリティショー

今日は振替休日ということで、仕事から離れた話題を一発。 いま、全世界で話題のNetflix恋愛リアリティショー『ボーイフレンド』はもうみなさんご覧でしょうか。「恋愛リアリティショー」といっても、このシリーズは登場する方々が全員ゲイ(もしくはバイセクシャル)という点がこれまでにないコンセプト。 思わず一気観してしまいましたが、これが最高に面白くて、泣けて、笑える、最上級のエンターテイメントになっていました。登場するメンバー全員がそれぞれめちゃくちゃ個性的で魅力的。 沼るこ

日経新聞「ヒットのクスリ」からヒット商品の発想アイデアを盗む

フォレスト出版編集部の寺崎です。 日経新聞の好きなシリーズ記事の一つに「ヒットのクスリ」というものがあります。 巷で売れている商品やサービスを紹介する記事なのですが、いつも「なるほど~」「へぇ~」と唸らされるとともに、自分もこういう視点を持って世の中を眺めてヒットを生みださないとアカンなぁと思わされます。 今日は8月2日の記事「逆張りの目線で市場創造」で紹介された3つのヒット商品について、それぞれ気になって調べてみたので、ご紹介したいと思います。 ジンズ「目が小さくな

著者の原稿にある文末表現「(笑)」は地上から撲滅すべきか?

先日、職場の後輩から相談を受けました。 なにやら聞いてみると、以下のような迷い。 「著者から頂戴した原稿を精査しているが、文末に(笑)が多用されている。これはすべて割愛すべきか?」 自分は基本方針としては、文末の「(笑)」という表現はほぼ削除することが多い。まれに、あとがきに「著者個人のひととなりが伺える一文」が添えられることがある。プライベートのこと、趣味のこと、家族のことなど。そういう文章の場合には、あえて「(笑)」を残したりもする。 後輩の相談に対しては、このよう

夏休みの読書感想文にふさわしいかどうかわからない面白い本を紹介します【後編】

フォレスト出版編集部の寺崎です。 今日はこちら↓の前編に続く後編です。 いやー、まさに小学校は今日から夏休みです。いかにも夏休みらしい晴天で太陽が大地を照りつけています。こんな日はざぶーんと海やプールに飛び込むのもいいですが、冷房がキンキンに効いた部屋で本を読むのがおすすめ。 というわけで、後半いきます。 編集者は”ぜいたくな仕事だな”と思わせる『圏外編集者』この業界の人間であれば、一度は名前を目にしたことがあるであろう都築響一さんの『圏外編集者』(朝日出版社)です。

夏休みの読書感想文にふさわしいかどうかわからない面白い本を紹介します【前編】

こうも毎日暑いと日中は外に出たくなくなる。そうなると、クソ暑い外界を遮断して自室にこもるしかない。これぞ真夏の至福の時間だ。快適な空調が効いた部屋で、平日忙しくて読めなかった積読の本をひたすら読む。 というわけで、今日は夏休みの読書感想文の参考に「あんまり知られてないかもしれんけど、結構この本おすすめだよ」という本をいくつかご紹介しよう。 大平洋横断を手に汗握りながら追体験できる『太平洋ひとりぼっち』1962年、日本人として初めて、小型ヨットによる太平洋単独無寄港横断に成

2024年上半期「よく読まれた記事」ランキングTOP5発表

フォレスト出版編集部の寺崎です。 いよいよ6月もあと1日。今年は梅雨入りが遅いので、なんだか変な感じです。7月に入ると、一気に「夏!」という感じになりますが、暑いのが苦手な人にとっては地獄の季節がやってきます。 というわけで、今日は2024年上半期に投稿したnote記事の「読まれたビュー数ランキング」を発表します。上位TOP5です。 どの記事がよく読まれたのでしょうか。 では、いってみましょう! 2024年6月30日追記: 6月29日に投稿した際のランキング情報に誤り