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「本づくり」と「企画づくり」の舞台裏

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フォレスト出版の編集者が、どのように企画を立て、どのように本づくりをしているのかをリアルに語ります。
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2020年12月の記事一覧

編集者は「電子書籍」をどう考えているか?

こんにちは。 フォレスト出版編集部の森上です。 2020年も1カ月を切りました。ご承知のとおり、新型コロナをきっかけに、ビジネスシーンにおける各業界の常識がガラリと変わってきています。コロナ前からも「VUCAの時代」と叫ばれ、変化が求められてきましたが、コロナ禍で一気に前倒しになったことは誰もが認めるところでしょう。 ▼「VUCA」とは? 出版業界も例に漏れず、さまざまな変化が求められています。その中の1つに、「電子書籍」があります。電子書籍市場は年々着実に伸びてきてお

【前書き全文公開】とタリーズナンパ事件。

たった1人きりの人事が、1年半で68名を採用、しかも1人当たりの採用単価は3万9725円。 にわかに信じがたいお話です。たった1人でごく短期間に大量採用を実現していることはもちろんですが、採用で一般的に利用される紹介会社を経由すると、1人当たりの採用単価は、90~150万円になる、と言われます。 この驚異的な実績から、ついたあだ名は【採用モンスター】。 採用モンスターこと、鴛海敬子(おしうみけいこ)さんは、その後、活躍していた企業から退職することを宣言、すると、なんと6

編集者の「書店」活用法

こんにちは。 フォレスト出版編集部の森上です。 本好きの方なら誰でも、居心地のいい書店、好きな書店、定期的に足を運ぶ書店など、行きつけの書店は1軒や2軒はあるのではないでしょうか。それは、生活エリアやライフスタイルが変わるとともに、書店体験も変わっていくものです。 書店体験は人それぞれだと思いますが、私も高校時代までは地元の書店で、好きなノンフィクション系作品や雑誌(1990年代は雑誌が元気でした)を「読者の一人」として隅から隅までチェックしながら、気になったものを買い漁