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「本づくり」と「企画づくり」の舞台裏

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フォレスト出版の編集者が、どのように企画を立て、どのように本づくりをしているのかをリアルに語ります。
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2020年5月の記事一覧

【企画会議 #4】書籍企画の立て方(後編)

こんにちは。 フォレスト出版編集部の森上です。 前回に引き続き、「書籍企画を立案するときに、編集者が意識しているポイント」について、全15項目のうち残り11項目をそれぞれ解説します。

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【企画会議 #3】書籍企画の立て方(前編)

こんにちは。 フォレスト出版編集部の森上です。 この場を借りて書かせていただいている個人連載【企画会議】も3回目となりました。 1回目は弊社の「企画会議の進め方」について、2回目では弊社の「企画書フォーマット」について書きました。いずれも、多少の個人的な見解を交えつつも、弊社オフィシャル感の強いものでしたが、今回のテーマ「企画の立て方」は、あくまで「個人的な経験から見いだした見解や方法である」という前提で読み進めていただけましたら幸いです。 というのも、企画の立て方や発

¥1,000

【企画会議 #2】弊社の企画書フォーマットを公開します。

こんにちは。 フォレスト出版編集部の森上です。 前回の記事では、弊社の「企画会議」について書きました。 今回は、企画会議に各編集者が持ち寄る企画書では「どんな情報が求められるのか?」。いわゆる「企画書フォーマット」についてお伝えしたいと思います。 当然ながら、企画書フォーマットは、出版社によって異なります。 ここでお伝えするのは、弊社の会議で検討する際、企画書に求められる必要最低限の要素項目であると思ってお読みいただければ幸いです。 ※2020年5月時点の弊社の企画書

¥3,000

【本づくりの舞台裏】編集者は書籍のタイトルをどうやって練るか。

フォレスト出版の寺崎です。 本の売れ行きを大きく左右する要素に「タイトル」があります。あくまでも個人的な見解ですが、書籍の売れ行きを決める80%くらいの要素が「タイトル」と「カバーデザイン」だと思います。なぜならば、ここでコケると、まず「誰かに手に取ってもらう」という最初のステップをクリアできないからです。 どんなに内容が素晴らしくて、どんなに時間をかけて作り上げたコンテンツでも、まずは手に取ってもらえないと返品されてしまう悲しい世界です。 カバーデザイン、つまり商品の

【本づくりの舞台裏】編集者はどうやって企画を立てるのか。

こんにちは。フォレスト出版編集部の寺崎です。 シリーズ前回は「【本づくりの舞台裏】編集者は書籍のタイトルをどうやって練るか。」でしたが、今回は本づくり、書籍コンテンツの最初の「企画を立てる」について考えてみます。 なにかしらアイデアの芽を見つけたら、「企画書」という形に落とし込むまでがファーストステップです。本稿では「アイデア」⇒「企画書」に至るまでの過程を分解してみます。 ネタを集める『ネタ』 ねたとは「生活の糧」を意味する「飯の種」などに見られる『種(たね)』の倒

5万円の本、つくりました。

フォレスト出版編集部の寺崎です。 自分史上初、これまでにない本を遂に世に出してしまいました。 苫米地英人『マインド・プロファイリング豪華書籍版【DVD付】』 制作期間3年、本体価格4万9800円(早期特別価格)という超ハードコアな力作です。 これまで「出るぞ、出るぞ」とリークされつつ、たくさん問い合わせいただきつつ、いつも「もう少々お待ちください」とお詫びしていました。たいへんお待たせしました。とうとう出ました。 おかげさまで想定外の売れ行きで、早くも在庫が残り少なく

第1回#仕込み中書籍企画『ポリコレの研究』(仮)――ポリコレ企画に読者ニーズはあるのか?

こんにちは。 フォレスト出版の石黒です。 現在、私の脳内で『ポリコレの研究(仮)』という書籍企画を検討中なのですが、私自身がポリコレに対して不見識なこともあり、著者を決め、企画書や明確なコンセプト、読者層、構成案(目次みたいなもの)をまとめるにあたり、自身である程度学んでいかなければならないと感じています。 そこでこのnoteの場を借りて、ポリコレに関する考察やネタを、不定期でゆるく記していきたいと思っております。 読者の方とともに「ポリコレ」への理解を含め、著者が決まり、