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フォレスト出版の新刊・既刊・これから出る本の試し読みができるコーナー
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2024年5月の記事一覧

【会社経営】取引業者との理想的な関係は、どのような関係か?

こんにちは。 フォレスト出版編集部の森上です。 会社経営において、自社の事業に尽力してくれる取引業者は貴重な存在です。我々出版社でいえば、印刷会社、デザイナー、DTP会社、ライター、編集プロダクション、フリー編集者などなど、外部の取引業者やフリーランスの方々に支えられています。そのような取引業者があるからこそ、自社の事業が成り立っているわけであり、ありがたい存在であることは言うまでもありません。 ただ、そんな取引業者とは、どんな距離感で付き合うのか、関係性を築くのか、

「怒りは絶望に勝る」というターミネーター3の言葉の深い意味

フォレスト出版編集部の寺崎です。 「抵抗」 「抗(あらが)う」 この言葉を聞いて、あなたはどんな印象を持ちますか。 権力に抗う。 差別に抗う。 偏見に抗う。 これまで、われわれ人類には、時代の節目において「抵抗」してきた歴史があります。アメリカの独立戦争やフランス革命を民主主義の歴史的ルーツとして位置付けるならば、その実現理念として掲げられたのが、英・哲学者ジョン・ロックにより提唱された「抵抗権」であり「革命権」です。 そんな過去に「抗ってきた人々」の礎の上に私たち

【中小企業経営】古い業界の慣習を打破するコツ

こんにちは。 フォレスト出版編集部の森上です。 時代や社会の流れや変化が早い今、会社経営において臨機応変に対応していくことが求められるのはご承知のとおりです。ただ、業界全体の常識やルール、慣習が、その変化のスピードを落としていたり、さまたげになっていることが、業界によってはケースもあるようです。 そんな古い業界の慣習を打破するためにはどうすればいいのか? 自らも140億円の負債から自立再生を成し遂げ、1500社以上の中小零細企業の社長を救ってきた経営アドバイザーと

「抗うこと」を忘れていませんか。

フォレスト出版編集部の寺崎です。 唐突ですが・・・あなたは最近なにかに抵抗しましたか? 抵抗する 抗(あらが)う いまの時代、なんらかの自分の信念を貫くために抗う、そういうことを忘れているような気がします。逆に、流されて生きることに慣れすぎていないでしょうか。 そんな時代に風穴を開けようと試みた新刊が出ました。 印南敦史『抗う練習』 今日は発売を記念して、本書の「はじめに」を全文公開します。 *** 『抗う練習』はじめに 本書を手にとっていただき、ありがとうご

物流のセオリーで仕事や人生の「滞り」を解消できるのか?

1日のうちで、一番仕事や勉強がはかどる時間帯はいつだと思いますか? こうした質問の回答として最も多いのが「朝」のはずです。 事実、朝こそがゴールデンタイムといわんばかりの朝活や時間管理の本があふれていますし、デキるビジネスパーソンは朝型というイメージをお持ちの人も多いのではないでしょうか。 しかし、物流・ロジスティクス工学の第一人者はそれを完全否定します。 なぜなら、朝は何かとピークが集中する時間帯だから。 物流の常識で考えれば、ピークこそが「滞り」を生みます。お中元やクリ

【商売】お客様は一律で平等に扱うべきか?

こんにちは。 フォレスト出版編集部の森上です。 当たり前ですが、ビジネス・商売をするうえで、お客様は大切です。お客様が自社の商品やサービスを気に入ってくださり、ご購入いただけるからこそ、ビジネス・商売が成り立つわけです。 では、お客様なら誰でも、一律で平等に扱うべきなのでしょうか? 自らも140億円の負債から自立再生を成し遂げ、1500社以上の中小零細企業の社長を救ってきた経営アドバイザーとして知られる三條慶八さんの答えは……ずばり「No」です。 それは、なぜ

「オルカン一択は危険」と言われる根本理由【後編】

フォレスト出版編集部の寺崎です。 新NISAでいま一番売れている投資信託「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)=通称・オルカン」「S&P500=通称・エスピー500」の一括投資が危険であることを前編でご紹介しました。 今日は続編(=完結編)です。 世界大恐慌で株価はどれほど下落したか?前回記事で2008年に起きたリーマンショックのときの「オルカン」「S&P500」の下落率について触れましたが、今日はさらに歴史をさかのぼってみます。 オルカンもS&P5

【経営者】「こだわり」と「やめる勇気」、大切なのはどっち?

こんにちは。 フォレスト出版編集部の森上です。 中小零細問わず、会社経営において、経済的コスト、時間的コストをある程度かけてきた事業が不振に陥ったとき、こだわりを持って継続し続けるか、これ以上赤字を膨らませないように損切り的に撤退、いわゆるやめるべきか、迷うことが出てきます。経営者は、「こだわり」と「やめる勇気」のはざまで、判断を下すのに迷うものです。そのはざまで迷い、判断する。経営者はその連続と言っていいかもしれません。 「こだわり」と「やめる勇気」、大切なのはどち

「オルカン一択は危険」と言われる根本理由【前編】

フォレスト出版編集部の寺崎です。 新NISAでいま一番売れている投資信託といえば「オルカン」です。 正式名称は「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」。 ※「イーマクシススリム」と呼びます。 米国株式で運用する投資信託であるS&P500(通称・エスピー500)と並んで大人気のオルカンですが、それもそのはず。 この2つの商品、過去の年平均リターン率がハンパないからです。 以下『50歳ですが、いまさらNISA始めてもいいですか?』(鬼塚祐一・著

せっかく採用した新入社員に逃げられないための対処法

4月に入社した新入社員が、GWが終わったら急に出社しなくなったなんていう声を聞きます。また、報道によると退職代行業者の繁忙期はGW前後とのこと。 せっかくお金をかけて採用したのに、あっさり逃げられてしまい、頭を抱えている人事担当者やリーダーは多いのではないでしょうか。 弊社では新卒採用はありませんが、中途採用の新入社員が不定期で入社していきます。 私も中途採用で入りました。当時、私は30歳を超えていましたが、「アウェイ」の環境の中では不安でいっぱいで、「この会社に馴染めなか

【経営者】破産すれば、楽になれるか?

こんにちは。 フォレスト出版編集部の森上です。 中小、零細問わず、会社経営において、資金繰りがうまくいかない、大型クライアントからの仕事を失ったなど、さまざまなトラブルや困難にも立ち向かい、できることはすべてやった、万策尽きた……。そんなとき、経営者なら、倒産や自己破産を考えてしまうものです。 そんなとき、大半の銀行や弁護士は、自己破産を勧めてきます。 しかし……。 自らも140億円の負債から自立再生を成し遂げ、1500社以上の中小零細企業の社長を救ってきた経営

【経営者】絶対に成功しない社長の、残念な共通点

こんにちは。 フォレスト出版編集部の森上です。 政府の後押しもあり、独立・起業したいという人は増えていますが、国税庁が発表している情報によると、会社が10年続く確率は6.3%程度、つまり16社のうち1社しか生き残れないといわれています。 自らも140億円の負債から自立再生を成し遂げ、1500社以上の中小零細企業の社長を救ってきた経営アドバイザーとして知られる三條慶八さんは、絶対に成功しない社長の、残念な共通点があるといいます。 今回は、三條さんの新刊『1500社の

あらゆることの「定義」を変えることでアイデアが生まれる「新定義法」

フォレスト出版編集部の寺崎です。 先日、新刊『速案ーー誰よりも速くアイデアを生む15の公式』の著者・西島知宏さんをゲストに迎えて、Voicy「フォレスト出版チャンネル」の収録をしました。 その際、西島さんに「いちばんおすすめの公式を教えてください」と聞いたところ、次の公式を挙げられました。 【新定義法】 課題の従来の定義を書く ↓ 新しい定義にする 今日はこの「新定義法」について、『速案』から引用して解説いたします。 *** ミネラルウォーターの「定義」を変える 

フォレスト出版の社員が本気で「妻社長メソッド」を実践した結果……

3月に発売されて好評を得ている坂下仁『新版 いますぐ妻を社長にしなさい』。 本書には旧版を手にして実際に「妻社長メソッド」を実践した11名の方の体験記が記されています。 私が編集作業をしているとき、そのなかで1人だけ特に気になる人物がいました。プロフィールには「元出版社」とあります。 「へええ、同業者で実際に挑戦した人がいたんだ。なかなか行動力がある人だな」と感じたものです。 しかし、原稿を何度もよく読むうちに、「もしかしてこの人、◯◯さんなんじゃ……」とピンと来ました。