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地球温暖化問題について

皆さんこんにちは!一般社団法人フォレストック協会事務局の川西です。

今年は3年ぶりにコロナによる行動制限のない夏休みでしたね。
旅行や行楽に出かけて夏を満喫した!という方も多いのでしょうか?

皆さんどんな夏を過ごしましたか?


それにしても今年の夏も暑かったですね…。お盆を過ぎてからは暑さが和らいで、秋の気配を感じられるとなんだかほっとします。

近年の猛暑や豪雨などの異常気象の原因のひとつと考えられているのが地球温暖化。気候変動問題は私たちの生活に大きな影響を与えています。

そこで今回は、待ったなしの地球温暖化問題について見ていきたいと思います。

地球の気温、これからどうなる?


気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第5次評価報告書によると、もし何の対策も講じずに私たちがこのまま温室効果ガスの排出を続けた場合、今世紀末の地球の平均気温は20世紀に比べて約2.6~4.8℃上昇すると予測されています。また、海面水位は約45~82㎝の上昇が予測されています。

世界各地で異常気象が頻発しています


気温が1℃上昇すると何が起こるのか


気象庁気象研究所、東京大学大気海洋研究所、国立環境研究所の研究チームが2019年に発表した研究結果で、世界の平均気温が1℃上昇した場合、日本国内での猛暑日発生回数が年間1.8倍になると推定されました。
(参照 https://www.aori.u-tokyo.ac.jp/research/news/2019/20190522.html

毎年熱中症により命を落とす方がいます。最高気温が35℃以上の猛暑日が1.8倍増加することは深刻な問題だといえるでしょう。

また、海に囲まれた島国である日本では、1m海面が上昇すると全国の砂浜の9割以上が失われ、東京や大阪の沿岸部のエリアは水没する可能性があると言われています。

世界共通目標「パリ協定」


気温上昇はさまざまな問題を引き起こす原因になり打つため、地球温暖化問題は国際社会が一体となって取り組まなければならない課題です。
そんな中、歴史上はじめてすべての参加国が温室効果ガス削減等に取り組むことに合意した条約が「パリ協定」です。
 
パリ協定は2015年に採択され、そこでは世界共通の目標が設定されました。


2015年にパリで開催されたCOP21で「パリ協定」が採択されました


 
【パリ協定における世界共通目標】
▶  産業革命以前と比べて気温上昇を2℃にとどめる(いわゆる2℃目標)、1.5℃に抑える努力を追求する

▶  そのため、できるかぎり早く世界の温室効果ガス排出量をピークアウトし、21世紀後半には、温室効果ガス排出量と(森林などによる)吸収量のバランスをとる

パリ協定では、主要排出国を含むすべての国がNDC(Nationally Determined Contribution)として削減目標を5年ごとに提出・更新することが義務付けられています。
 
日本のNDCにおいては下記の目標が設定されていて、国連気候変動枠組条約事務局へ提出しています。
 
【日本のNDC(国が決定する貢献)】
2050年カーボンニュートラルと整合的で、野心的な目標として、我が国は、2030年度において、温室効果ガスを2013年度から46%削減することを目指す。さらに、50%の高みに向け、挑戦を続けていく。
(参照 環境省HP https://www.env.go.jp/earth/earth/ondanka/ndc.html
 

2050年カーボンニュートラル


温暖化を1.5℃で止めるためには、2050年にCO2排出量実質ゼロ、つまりカーボンニュートラルを達成する必要があります。
世界各国の政府、企業、投資家、そして個人が同じ方向を向いて、カーボンニュートラル達成に向けて取り組んでいくことが求められています。
 
私たちフォレストック協会は、地球の未来を守るために森林保全活動をこれからも続けてまいります。


持続可能な社会へ向けて


 
 
最後までお読みいただきありがとうございました。
 
一般社団法人フォレストック協会 
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