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宗教性を帯びる

教育基本法の第9条(宗教教育)を大事に考えています。
そして、それとは別に“宗教性”を大切にしています・・・

かみさま


私自身がクリスチャンであることで、フリースクール内で、特定の宗教に偏らないということをとても意識しています。
スクールに通う子のどんな宗教も尊重したいという想いからです。
公教育では、教育基本法第9条にそのことが記されています。
私立の場合は、特定の宗教が運営する学校もあるので、
この限りではないのですが、
かのこでは、あくまでも「公」を意識している形です。

だから、神様という表現が時として難しく、
ひとまず「かみさま」と記しておく、という感じです。
みんなが想うそれぞれのかみさまで良いというニュアンスです。

クリスマスを前に

かのこ学び舎にもみの木を頂きました。
これを冬休み中に活用しようと考えたのが、
「どうぞのツリー」。
オーナメント代わりに、飴の入った袋をつるしたのです。
そして、“おひとつどうぞ”と書いて。

夜はライトアップもしました✨

飴を誰もが安心して持ち帰るような平和な地域社会だといいな、と望みました。
そして、たまたまスタッフが書いた、
去年の投稿も目にしたのです。

“We are all children of the earth.
Peace in every step”

「私たちはみんな地球のこども
あらゆる段階において平和を」

特定の宗教に寄らずに、
「かのこ」で伝えたいと考えていたメッセージにぴったりだと感じました。
飴玉にはそれぞれこのメッセージを封入しました。

宗教性を帯びた存在である私たち

どこから生まれてきてどこへ向かうのか・・・
この命題がある限り、
私たちは皆、宗教性を帯びた存在であるといえると思います。
どうして自分のいのちがあって、
そしてその自分とは?魂とは?何なのか・・・

日本国憲法でも、
人権の根拠を「天賦人権」で説明しています。
宗教性も人権も、にわとりかたまごかという話しになってくると思います。

一人ひとりの尊重に重きを置くフリースクールが、
この「宗教性」と、切っても切り離せないのもごくごく自然なことです。

天から与えられたいのちであることを、
お互いに共鳴し合いつつ、
されど「かのこ教」になってしまわないように・・・。
(※ここすごく大切ですね!)

2023年も大変お世話になりました!
良いお年をお迎えください。


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