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かのこという名前に込めた想い

名前の由来をどこかで話そう、例えば、正会員さんの集まる場でかな?とずいぶん先を想定して考えていましたが、今ここにしよう!と思い立ちました。

前段がありました

小学生向けの活動をするよりもずっと以前に、未就園児のお散歩会を企画していました。
豊田市はお母さんたちのネットワークが盛んな地域なのではないかな、と当時は特にそうだったと記憶しています。
交流館などが準備してくれる子育てサークルだけにとどまらず、あちこちに子育てサークルがありとても活発でした。

お散歩会もその一つ。

未就園児の子を持つお母さんたちは、とにかく集うことで救われることがいっぱいありました。具体的に何かが解決していなくても、幼児がいる暮らしあるあるを共有するだけで、またエネルギー充電ができるものです。

そのお散歩会が松平にもありました。
今想えば不思議な縁を感じますが、かのこのスタッフがそのお散歩会の発起人でした。

彼女のお子さんが園にあがることになり、誰か引き継がない?!という感じで、一旦はそこを閉じたのでした。

私は松平という環境にとても愛着があり、ここでお散歩会をすることに魅力を感じていました。

しばらくして、やっぱりやろう!と思い、グループ名を考えたのでした。

アイコンのわかりやすさと

何か、イメージしやすいアイコンがあるといいな、と思いました。
それに加えて、「和」のテイストが入っている方が、松平らしいようにも感じました。

今更ですが!松平とは、徳川家発祥の地であり、日本三大東照宮のある松平のことです。

「和」から、確か和柄を検索したのだと思います。
そうしたら、ちりめんの鹿の子柄にヒット。

ちりめんの鹿の子柄

和柄というアイコン、
「かのこ」という優しい響き、
それから、鹿は神さまの遣いと考えられていたということ、
この3つを理由に、これだ!と思いました。

赤子の誕生のとき

赤ちゃんが生まれる時、本当にびっくりするような神聖なものが漂うように思います。
私の場合は、数日の間、「この子を産んだのは本当に私だろうか?」と思うほど、赤子を神々しく眺めたものです。

それは、カリール・ジブランの「預言者」の中にある「こどもについて」の詩で有名な、“あなたこどもは、あなたのこではありません”に通じる感覚でした。

このことを、こどもが大きくなるにつれ、次第に忘れがちになるような気がしました。
でも、こどもに何かあったかもしれない!と思ったり、
震災があったり、
今の暮らしが当たり前じゃなかったんだ、と思う時などには、
こどもたちの存在の尊さを想い起したりするものです。
別に、こどもたちは昨日と何か変わったわけでもないのに。

大人や環境の問題

こどもの存在(こどもだけじゃないけれど)は、本来とても尊いものです。
疎ましく感じたり、悩ましかったり、
問題だ、と思ってしまう時、
それは、本当にこどもの課題だろうか?!
もちろん、こどもが乗り越えた方がいい課題もあるでしょう。
でも、大人が悩ましく思うことのほとんどが、実は大人や環境設定の問題だったりすることも多いと思うのです。

だから、「かのこ」というと、
嗚呼、こどもは授かりもので、
わたしのものであるわけはなく、
神さまの遣いだったじゃないか、と
それを想い出すことができるなと感じました。

そしてそれはこどもたちに何か、良い子だからとか大人の都合の良いように変わってもらって得るのではなく、
大人のかかわり方を変えることで、
いくらでも、こどもは「かのこ」って思えますよね!ということを、
このグループの存在意義として、込めたのでした・・・

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