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■ マンネングサ(多肉植物)を見たことがありますか?植物に関心がなくても知って欲しい事


・ある日、知人が掌に乗る程度のマンネングサを持ってきました。(その時には名前も知りませんでした)

現在日本には、帰化したものを含めて30種ほどのマンネングサが自生しています。中には絶滅危機種にも指定されているものもあります。

道端でも自生しているものもありますが世界中に分布しています。

モリムラマンネングサはベンケイソウ科セダム属(マンネンソウ属)の常緑性多年草です。栽培逸出と推測されていますが各地で野生化している多肉植物です。

原産地も不明で、帰化植物あるいは在来種もはっきりとわかっていません。花期にになると小さな黄色い花を数個咲かせます。

DNAレベルの調査では四国・九州岩場で幅広く自生するメノマンマンネングサとほぼ同種で日本の気候風土で問題なく育つことはわかりました。


・画像を見た限りでは美しい緑です。膨らんだ葉もチャーミングです。

耐寒性も強く寒さ・霜で赤みを帯びますが春になると美しい緑色に戻ります。放任していても良く広がってグランドカバーには適しているかもしれません。


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・一番困っているのはその繁殖力の強さです。植物によっては危険帰化植物と指定して駆除を要請する行政もありますがモリムラマンネングサは園芸店でもそれなりの価格で販売しています。

ナガミヒナゲシ・背高泡立ち草などは目立つので嫌われやすいのではないかと個人的には思います。(背高泡立ち草は染材に適しています 愛らしいヒナゲシも引き抜くのは気の毒です)

モリムラマンネングサの繁殖力は一年中季節を問わず地を這って広がっていきます。環境適応力が高く多少水はけが悪くても、日当たりが悪くてもそれなりに健気に育っていきます。

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植木鉢やグリーンゾーンを決めて育てることを駆除を進める前に 行政も指導して欲しいと一人ささやかに願っています。

・もし、育ててみたいと思っていらっしゃる方にはお分けします。(お知らせください)

北欧では窓のすぐ下にスティームが設置されています。その上は大理石の棚があって植木鉢をいくつか置いています。丁度モリムラマンネングサのグリーンに似たコケ植物を多く見かけました。「通る方の眼を楽しませる」が目的です。



・裂き織り・・・です。「裂織」という固有名詞が付いています。織物といえば裂き織りと誤解している方いらっしゃるほどポピュラーになりました。裂き織りの歴史を、調べても貧しさの代名詞しか出てきません。使い古した布をキルトと同様に再利用したのが始まりです。

時代と共に変化するのは当然ですが新しい布をわざわざ切り刻むより水を通した布は、打ち込むと馴染んで布となります。私は使った木綿のシーツや包布を避けていて植物で染めた布を使います。

二重織にして自立した布になるよう強く打ち込んで用途を決めます。見てすぐに「裂き織りね!」と言葉になる前に「素敵な布ね!」と言われたい・・・が織る姿勢です。


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