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102歳、哲代おばあちゃんの本『102歳、一人暮らし。』が10万部突破! (画像は最後の頁)


哲代おばあちゃん コメント
「ひえっ! 11万部?! まぁまぁ…なんて幸せもんでしょう。盆と正月がいっぺんにきたようですなあ。この世のよい思い出ができました。
あ! 過去形はいけませんな。まだまだingでございます」

副題に「哲代おばちゃんの心も体もさびない生き方」
          文藝春秋刊

・1920年生まれ (大正9年)です。
・20歳で小学校の教員になり56歳で退職。以後畑仕事に専念。
・89歳で赤いスズキシニアカーを購入し乗り始める。

柔軟体操を思いついた時するそうでヘッダーの画像参照。

 中国新聞のアラフィフの記者二人が三年通って撮りためた画像と哲代さんの日記で構成されています。

 結論は時代背景を思うと小学校教員になろうとした人です。

PCを打つでもなく、しっかりした文字を書いて毎日日記をつけています。

毎朝、新聞を丁寧に読んでいる。
分からない言葉があると調べる。

"継続は力なり"が薄っぺらに思えます。

 アレは辛いコレは悲しい。はまったく出てこない。

哲代さんの唐突だった感情が、年齢が三桁になる時は大変複雑だった。
あまりに情報が少ない事例で新鮮に感じた。

薬も100歳まで飲んだ事がなかった。これも驚く情報です。

手に取った方それぞれが共感した箇所を参考にすると良いのかなぁ

 教師であり嫁であり妻である。大正・昭和・平成・令和を跨いで彼女の人生観は形成されています。

生まれる時代背景は選べない。
特徴を理解し自分の生まれた年齢から100年を新たに認識、想像するに足りる。

もし100歳に行き着くとその時の時代背景は?
否、添加物てんこ盛りの時代にはきっとマイナス社会になるかもしれない。

彼女は自給した野菜を食べたからこそ…とも言えます。

各世代の特徴

・沈黙の世代 / 伝統主義者
1945年以前の生まれ
快適さと経済的安定を求め、伝統を重んじ、忠誠心が高い

・ベビーブーム世代
1946~1964年の生まれ
勤労意欲が高く、勤勉で、軸がブレない

・X 世代
1965~1980年の生まれ
起業家精神を持ち、ワークライフバランスを重んじ、自立心が強い

・Y 世代 / ミレニアル世代
1981~1996年の生まれ
ワークライフバランスを重んじ、自信があり、テクノロジーに精通している

・Z 世代
1997年以降の生まれ
自立心が強く、起業家精神を持ち、負けず嫌い

 哲代さんの日記を読むとそれぞれの特徴を斜めに柔軟に生き抜いた超人でもある。

 死なない人はいない。人は死ぬ。

心の幅もそれぞれ…穴が開くと自分で繕って、生きるに気持ちよい事をイメージする。

 100歳過ぎて平原綾香さんの「ビュピター」を電子ピアノで練習…なんて素敵だと思いませんか?

「この時代になって戦争なんて本当に情けない」彼女が発すると説得力がある。

 図に現れた偏差値のベルカーブの真ん中にいる必要はない。
私の感想です。

 暑い日が続きます。
本日7/25 「かき氷の日」

七(な)2(ツー)五(ご)でかき氷のかつての名前「なつごおり」(夏氷)の語呂合せと、この日に日本の最高気温が記録されたことから。

好い火曜日を!

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