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『地産地消電力:森のエネルギー編』 取り組みスタート!(徳島初⁉)

スターバックス沖浜店で、徳島の木材を燃料としている再エネ電力をご採用頂きました💡
その他全国各地のスターバックス店舗では、太陽光発電や水力発電によるエネルギーの採用が進められています。
https://www.starbucks.co.jp/press_release/pr2021-4077.php


■スターバックス コーヒー ジャパン様のコメント抜粋

『スターバックスの店舗で使用する電力を100%再生可能エネルギーへ
地域の恵みとなる電力を選定し、10月末までに国内の2割にあたる路面の直営店約350店舗で切替完了』

脱炭素社会の実現に向けて、まずはスターバックスとして一歩を踏み出すため、電力の直接契約ができる路面の直営店すべてで切り替えを進めてまいります。』

『より良い地域社会や私たちのコアであるコーヒーを育む地球環境の持続可能性を実現する活動をこれからも積極的に進めてまいります。』


私たちにとって身近なカフェであり、世界中に店舗をもつスターバックスグループさん。地球環境への配慮にしっかり取り組んでいく意思を感じます✨


■その他、有名な企業による再エネ採用例

例①Google

・Google、再生可能エネルギー 100% の実現に向けて

『2030年までに脱炭素化目指す。CEOが「カーボンフリー」宣言』

例②Apple

Apple、 再生可能エネルギーで 世界的に自社の電力を100%調達

例③ソニーグループ

ソニーグループ、「100%再生可能エネルギー」に向けて
日々の電力ニーズを再生可能エネルギーでカバーすることが、CO2排出量の削減につながります。ソニーは2040年までにこの「100%」を達成することを目標に掲げており、他の企業と共にこのような取り組みを推進することで、気候変動を抑える動きに勢いを生みだしたいと考えています。


■地球温暖化対策、気候変動対策、脱炭素、SDG‘s、地域循環共生圏…

ここ数年で、地球温暖化対策、脱炭素、SDG‘s…といった持続可能な地球環境への取り組みを求める声が急激に高まる中、各企業で再生可能エネルギーを採用する流れが進んでいます。

私たちフォレストバンクは、グループ会社ゲンボクとGBバイオマス発電所(木質バイオマス発電事業)に共同出資を行い、山林から伐り出される木材のうち、柱や板といった木材製品にできない低等級の木材等を燃料とした再生可能エネルギー発電事業に取り組んでいます。

【GBバイオマス発電所の設立を考案した経緯】
・木材価格の下落により林業産業が停滞し、森林整備が行われず荒廃していく日本の森林状況に活路を見出したい。→整備費用&担い手が必要
・木材として利用できない等級の丸太にも価値をつくりたい。→低等級木材の使い道をつくる必要
・丸太市場の取扱量が減少していっているため、市場の社員の雇用を守りたい。→市場事業以外の仕事が必要

それなら・・・

丸太市場敷地内に木質バイオマス発電所をつくろう!

挑戦することになったのです。

世界中の木質バイオマス設備が候補に挙がりましたが、採用した設備は、

小型の木質バイオマスガス化発電(URBAS社オーストリア製)
アジア初、もちろん日本でも初導入のガス化発電設備です。


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GBバイオマス事業では、徳島県森林づくり推進機構にチップ材供給をご支援頂き、弊社フォレストバンクや県内林業会社様のチップ材を燃料とした徳島県産材100%で発電を行っています。


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「燃やすために木を植えて育てているわけじゃない!」

「CO2削減といっても、木を燃やしてCO2出しているんだろう!」

といったお声を頂くこともあります。

それでも、伐り時を迎えた山の木を放置したままにせず、伐り出して山林整備を進めなければならないし、木材製品用の素材としての基準を満たさない丸太にも価値を創らなければ林業事業の経済性が成り立たない。

原子力発電や石炭由来の大型火力発電に依存している状態から、少しでも環境負荷の少ない発電体制に変わっていく必要があると考えています。

■未利用材(木質バイオマス発電の燃料材)について

未利用材=林地残材と思われることが多いと思います。
未利用材=間伐材でもありません。皆伐材にも未利用材が存在します。

一本の木から、製材所向けのA材、合板向けのB材、MDF向けのC材、バイオマス発電所向けのD材が造材されます。

また、虫が入ったり、曲がりが強かったりして、製品用素材の基準から外れてしまう木もあります。

そういった利用できない木材やD材をバイオマス発電の燃料チップ材として有効活用しています。


地球環境問題は奥が深く、いろいろな考え方やご意見があるため、私たちも日々いろいろ考え、林業の在り方、発電事業の在り方を模索・勉強しています。

そのような中、スターバックスという誰もが知っているカフェ(企業)に、徳島の森のエネルギーをご採用頂けたことは、GBバイオマス事業関係者一同(山林整備に取り組んでいる林業現場の仲間にとっても)大変励みになりました。

地域循環共生圏

地域循環共生圏

地域に豊富に存在する森林資源を有効活用した再生可能エネルギーを地域内で利用して頂くことで、地域内経済循環実現の第一歩となりました。

(地域循環共生圏のご説明は、長くなりますので環境省の資料をご参照ください!https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/content/001317857.pdf)

地域電源としてGBバイオマス電力をご採用頂いたスターバックス・コーヒージャパン様、ご支援いただきましたみんな電力様、本当にありがとうございます!

最後までお読みくださりありがとうございましたm(__)m

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筆者:Suzuki


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