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報告・連絡・相談、最も重視するのは・・・

ホウレンソウ
「報告・連絡・相談」をしっかり行うすることを、教職員研修などで指導されます。

職場の信頼関係を構築する上でも大切なことです。

その中で、最も私が重視するのは「相談」です。

報告・連絡をすることは連絡会や職員会議などで時間が確保されていますが「相談」は自分からアクションを起こして時間を作る必要があると考えてます。

相談をすることのメリットを、私の体験を通して紹介します。

エピソード① 教育実習にて

10年前、教育実習生として大ベテランの指導教諭の下で4週間学ばせて頂きました。

大ベテランの指導教諭は、素晴らしい学習指導と、厳しい生活指導で学級をまとめていました。

指導力や学級経営力がハイレベル過ぎて、「今の自分には教師になる資質が足りない…ダメや…」と本気で悩んだものです。

教育実習も終盤に差し掛かった頃に、教員採用試験の結果が発表されました。

結果は合格…

合格の喜びと、来年度教壇に立つプレッシャーで、なんとも表現しがたい、複雑な気持ちになったのを覚えています。

そして、指導教諭に教員採用試験に合格したことを伝えると、大喜びしてくれました。そして、厳しい御指導にさらに磨きがかかっていきました(笑)

何事も前向きに、楽観的に取り組む私ですが、教育実習は本当に悩みました。指導教諭の教師力が凄すぎて、気後れしてしまっていたのだと思います。

教員採用試験に合格したにもかかわらず、どこか元気がない私に気付いたのか、放課後に指導教諭がいつもと違う話をしてくださいました。

指導教諭「a君の指導で悩んでいるのですが、あっちゃん先生は、どのような言葉掛けが有効だと思いますか?」

この言葉を聞いて、正直驚きました。
実習生の意見を聞いて参考にしようとする、指導教諭の教師としての真剣さや、誠実さに改めて尊敬の念を抱いたのを覚えています。

そして、相談してくれる=私を認めてくれた

という気持ちになりました。

a君の特性や発達段階について、私見を伝えたあと指導教諭は言いました

指導教諭「障碍者支援従事者の資格をもっているあっちゃんの意見、とても参考になったわ。ありがとう😊」

この時の指導教諭の会話で、相談することの大切さや、相談には相手の信用や信頼を高めたり、相手を尊重したりする効果があると学びました。

後輩にも意見を求めたり、先輩教諭に意識的に相談したりする事を通して、より良い職員間の雰囲気を作っていきたいと考えます。

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