森林炭素研究所

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森林や自然由来炭素クレジットに関する話題をお届けします。森林炭素クレジットプロジェクトの支援も行っております。 お問い合わせ: info@forest-carbon-lab.com

最近の記事

【無料で見れる】ボランタリーカーボンクレジット関連レポートまとめ2023

ボランタリーカーボンクレジットマーケット(VCM)におけるクレジット発行量や償却量、担い手、購入者、価格動向など市場動向をまとめたレポートがさまざまな団体から発行されています。Webで無料で読める物もありますので、いくつかご紹介したいと思います。 ほとんどのレポートのデータソースはVCSやGS、CAR、ACRといったクレジット認証機関のレジストリーです。 Ecosystem Marketplace 2023 State of the Voluntary Carbon Mar

    • 2024年1月 森林✖️炭素ニュース ポストまとめ

      今月からNoteでの記事公開と合わせて、Xで森林✖️炭素関係のニュースの発信・共有を始めました。Noteでは森林✖️炭素関連トピックスの深掘りを、XではニュースやWebinarなどの情報共有をしていきます。 ここでは1 月にXで発信したニュースを中心に振り返っていきます。 Nature Based Carbon Credit 価格動向自然由来ボランタリーカーボンクレジット価格(ここではVCS AFOLUの先物取引データ)は2024年初から上昇して1.9 米ドル/t-CO2近

      • GXL ボランタリーカーボンクレジットレポート

        2023年末にGXリーグから「ボランタリーカーボンクレジット情報開示検討WG」の最終報告書が公開されました。 レポートの日本語版は29ページで、内容は以下の通りです。 国際的なボランタリークレジットの動向 日本企業へのボランタリークレジットに関するアンケート調査 ステークホルダーへの提言 この記事では2の日本企業へのアンケート調査の気になった箇所を挙げていきます。 *レポート内でも触れられていますが、このアンケートはGX リーグの中でも特にボランタリークレジットに興

        • JIFPRO フォレストカーボンセミナー視聴報告

           国際緑化推進センター(JIFPRO)主催の「フォレストカーボンセミナー:COP28等報告会」を視聴しました。 日時:2024年1月15日 14:00-16:30 会場:オンライン  林野庁から2名、森林総研とJICAからそれぞれ1名、計4名の方からの発表がありました。みなさんCOP28 UAEに現地に参加され、その報告がメインでした。プレゼン資料は公開されてますので、以下をチェックしてください。 https://jifpro.or.jp/infomation/2164

        【無料で見れる】ボランタリーカーボンクレジット関連レポートまとめ2023

          Suzano ARRプロジェクト 〜産業植林の炭素クジレットは成り立つのか〜

          Verra Registryに登録されているARR(植林)プロジェクトの中で、2024年1月現在、発行予定クレジット量が最大であるSuzano社のARR Cerrado Carbon Projectを見ていこう。 Suzano社概要Suzano社はブラジルの紙パルプ企業で、パルプの生産量は世界最大を誇る 2022年売上高9.8 BilUS$、EBITDA 5.5 BilUS$ ブラジルに2.5百万ha(1.4百万haのユーカリ植林地と1.1百万haの保護林)の森林を保有

          Suzano ARRプロジェクト 〜産業植林の炭素クジレットは成り立つのか〜