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東京リベンPa○rs ④〜韓国アイドル風編(1回目後編)



作戦2 俺の好きなことの土俵に持ち込む


源「実はさ、俺沖縄の波照間島に行ったんだけどさ、見てこの海、きれいじゃない?」


一応、のぞき込むようにしてみてくれる。
「あー、まあ綺麗です。」

源「そうなんですよ、めちゃくちゃきれいでした。他にもこの写真見てください・・・」

・台風の後で、波がめちゃくちゃ荒れてて乗客の八割がしんどい感じになったこと。
・俺もめちゃくちゃ酔って、○にそうなところを中尾が笑いながら動画を撮ってきたこと。
・カフェで食べたさとうきびのかき氷が甘くて感動したこと。
・星を見に来たのに、曇って全く見えなかったこと。
・鎌田が、「女の子の数より、ヤギの数の方が多いじゃねぇか!と広大な大地で叫んだこと。」など、いろいろ話した。

源「どう、島に行ってみたくなった?」

アイドル「いや、全然。」

ちなみに一回も笑顔を見せてくれなかった。

作戦3 決死のダブルバインド

じゃあ、もしよかったらまた今度遊びに行かない?

「チームラボか、プラネタリウムならどっちがいい?」

さあ、俺はどんな答えでも、受け入れるぜ。
シンプルに「どっちもやだ」ってくるかな?
無言で立ち去っちゃうかな?

気づくと、ワクワクしている自分がいる。
もう、どうにでもなれ。ブログでおもしろおかしくかいて〆よう。

沈黙2秒。

アイドル「・・・じゃあ、チームラボで。」

いや、行けるんかーい。


ただ、これはずるだ。建前を使ったのかもしれない。

源「あ、じゃあ、ライン教えてもらってもいいですか。」

アイドル「いいですよ~」

いや、これもいけるんかーい。

あれ、君の名前・・・

そう、アイドルちゃんの名前は、アプリの名前と全然違かった。

アイドル「そう、私の名前は○○○。」

ニギハヤミコハクヌシ!って名前を教えてもらったハクくらい衝撃を受けた。

帰宅

デートの約束を取り付けたはいいものの、大宮駅までの3分で特に会話はなかった。

源「あ、JRですか?」
アイドル「はい。」
源「じゃあ、途中まで行きまs・・・

ピンポーン!


おい、改札ちゃん!空気読んでくれ。

源「すいません、チャージ不足だったっぽいです!笑 ここでおわかれしましょ・・・」

アイドルちゃんが笑っていた。


アイドル「大丈夫?笑」

源「・・・あ、はい・・・、大丈夫です。じゃあ、また!」

アイドルちゃんは笑顔のまま手を振り、立ち去って行った。

エピローグ

多分、アイドルちゃんは、多分初対面の人とのかかわり方や距離感が苦手なのかなって思った。(何様)
それか、過去に多分、何かあったのだろう。
自然の中で、何か大事なものを失ったとか・・・。

今度会ったときは、もう少し笑顔を引き出せたらいいなあ、そして俺の好きなモノをちゃんと好きになって欲しいし、アイドルちゃんの好きなものを探っていきたいなぁと、ふと思った秋の夕暮れでした。二回目に続く(?)


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