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東京リベンPa○rs 3〜韓国アイドル風編(1回目)

通知(韓国アイドル風とマッチングしました。)

え、マジで?

普段なら絶対マッチングしないタイプだったので、正直ビビった。

どう考えても自分とレベルが違いすぎる(謙虚独身アラサー)

おっとっと、ここで浮かれちゃいけないぜ。明らかな美女とのマッチングは、裏がある。宗教か?投資か?保険か?
それでは本編スタート。

1 メッセージ開始

格上女性なのでもちろんメッセージは遅いし、500カンスト人気女性だった。会えれば僥倖みたいなギャンブルみたいなもんだ。

やり取りはまあ続くのだが、なんと言えばいいだろう。AIとメッセージをやり取りしてる感じだった。

源「池袋に行くことが多いですね。アイドルさんは、普段どこに行くんですか?」

アイドル「長男ですか?」

源「あ、はい長男です。アイドルさんも兄弟いるんですか?」

アイドル「なんで、東京いたのに埼玉に住んでるんですか?」

源「仕事の都合でなんちゃらかんちゃら」

アイドル「埼玉不便じゃないですか?」

源「確かに都会の方が色々あって便利ですけど、自然が多いし、お店もほどほどにあるので特に不便じゃないですね。」

アイドル「そうなんですね。」


....。

え、なにこれ面接?なにこれ落ちたんすか?笑

いつもなら、共通点を見つけて、
「〇〇さんと気が合うと思うので、ぜひご飯かお茶行きませんか?」とダブルバインドで、60%くらいの可能性で会うのだが、

アイドルちゃんと共通点はなに一つ見出せなかったぞwww


もう単刀直入に、
「アイドルさん!大宮でご飯行きましょう!」と誘った。

〜2日後〜

アイドル「いいですよ〜」


いや、いけるんかい。


「スタバとかなら!」

この手っ取り早さ...・・・これ、勧誘とかじゃないよな?


しかし、ここでばあちゃんの件がたり、新幹線に飛び乗り、新幹線でリスケさせてもらいたい旨を伝える。

「そうだったんですねー。じゃあ来週の日曜はどうですか?」

お、おう。すごくありがたいけど軽いな!
ちなみにその日も宮城帰りで、荷物がめっちゃ多いし、コンタクトを忘れメガネで会うことになった。


16時 豆の木で待ち合わせ

8分前に、「着きました!」と連絡!

16時5分約束の5分後

連絡はない。

(え、これ釣られた・・・?笑)
一抹の不安がよぎったが、まあそれならそれでゆっくり休もうって思った。


16時10分約束の10分後

「NEWDAYSの前にいます。ベージュの服です。」

待ち合わせ場所変わってるやんけ。でも来てくれたことは分かった。

しかし、何度探してもベージュの服の女の子はいない。

(え、やっぱこれ釣り?笑)

周りを見回して気づいた。

斜め向かい側にもう一つあるやんwww

向かい側のNewDaysに向かうと、柱に隠れるようにしてNEWDAYS前をうかがうベージュの服の女の子がいる。

...絶対この子やんwww


気まずかったが、横から、

「あのーーー、こんにちは。源です・・。」

一瞥したのち「アイドルです・・・。」と名乗る。

プロフィール写真は結構前の写真かなって印象はあったが、足だしミニスカート&細身で、マジで雰囲気は韓国アイドルっぽい感じだった。

「じゃあ、行きましょうか。穴場のスタバ見つけたので、そこ行きましょう。」

もちろん、自分の足でリサーチ済みだ。

そしてスタバに向かうまでの、この能動的三分間は、俺の中で 「アイスブレイクタイム」と読んでいる。
ここで、どれだけ関係性を深められるかがポイントである。

「今日はお休みでしたか?」

「はい。」

「そうなんですね!午前中はゆっくり過ごしてた感じですか?」

「はい。」

「なるほどー!ネトフリとかアマプラとかですか?」

「見ないです。」

(なにぃ!?)

なるほど、何してたんですか?

「何もしてないです。」

QWD会話終了。

とにかく感情の起伏が少なく、ここまでずっと無表情である。焦るな。まだスタバまではあと1分ある。

「え、えーとテレビ見てるとか?」

「はい。」

「何見てましたか?」

「特に何も。ぼうーっと見てました。」

あかん。ここは俺の土俵に持っていくか。

アニメとか好きですか?

「え?アニメなんて見ないです。」

・・・。

え、アニメ嫌いなん?笑
初めて感情あらわにした瞬間ここ?泣

「ドラマとか映画は?」

「あんま見ないですね。」

結局、アイスのままスタバ到着した。

一人席が二つあったので、とりあえず近づけて二人席にした。対面よりはマシだろう。

スタバ待ち

スタバ好きなんですか?

「まあ。」

お勧めな飲み物ありますか?

(無視)

「じゃあ、普通にスターバックスラテ頼もうかな~」

(・・・。)

会計

「カフェモカで」

なんだ、好きなのあったのか。

「ここは、俺が出すよ。」

「ありがとうございます。」

よかった。当たり前だろとか言われなくて。

茶をしばく

(あかん、話題が見つからねぇ。)

だいぶ寒くなってきましたねぇ。

あ、はい。

無難な話は意味ないなあ。

作戦1「好きなものを引き出すゲーム」


ここは相手の好きなものから、話題を広げるのが得策だ。活路を見出すのだ!進撃の偽星野源!!!


「好きな食べ物ある?」

「あんまないですね~。普段食べないので。」

「なんかスポーツやってた?」

「やってないです。」

「星観たりするのは?」

「興味ないです。」

「遊園地は?」

「いかないです。」

そして、俺の一番と言っていい趣味について聞いた。これ否定されたら立ち直れない。

「自然好き?」

「嫌いです。虫がいるんで。」

...お前の実家埼玉のど田舎やろ。


・・・核心に迫ってみようか。

「そもそも、アプリを始めたきっかけはあったんですか?」

「え、まあ。暇だったんで。」

「なるほど~。ちなみに彼氏欲しいとか願望はあるんですか?(普通の人なら失礼)」

「んー。まあ。ほしいっちゃほしいかな。」

・・・。


俺は薄々気づいていた。

・・・ああ、この話さない感じ。


保険でも宗教でもマルチでもねぇ。

・・・多分


・・・実はこれ、


全然脈なしってことじゃね?


ここから起死回生ホームランの後半に続く(と思ってる?)





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