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東京リベンPa○rs 18〜韓国アイドル風と東京イルミ事変編(3回目)


前回までのあらすじ。

好きなものが全くないアイドルちゃん。適当にイルミきれーって呟いたら、そこに食いつき、イルミネーションを見に行くことになったとさ。

1 当日2時間前

アイド「あのー、やっぱ渋谷やめません?混んでそうなので。」

ファっ!?

ということで東京駅イルミに変更。

その15分後

アイド「あのー、待ち合わせ1時間早くしてもらってもいいですか?」

ファっ!?(2回目)

用事があるので、遅れるかもしれない旨を伝えると快諾。

2 まあ遅れるよね

アイドルちゃんが指定する待ち合わせ場所に向かうが、全然会えないのだ。

10分探しても見つからない。だから、いる場所の写真を送ってもらった。

同じ場所にいるのだが、全くいる気配がない。
あれだよ。君の名はのあのシーンさながらである。実は別の並行世界にいるのかもしれない。

3 25分後合流

マジでどこにいたん!?笑
まあ、いたからよかった。ちょっと髪の毛気合い入ってた。

アイドル「ここをバックに撮ってくれませんか?」
めちゃくちゃネガティブなのにこういう時は、ポーズとかとっちゃう度胸がある。

アイドル「クリスマスツリーあるところないですかね?」

ランタン的なのを持ってるポーズ。これ、インスタとかにあげるんですか?

アイドル「....あ、...いや....自分用です。」

自分大好きタイプか。まあいいとは思う。

3枚目の映えポイントで撮ってる時、アイドルちゃんのスマホ上部に通知が、

「ハッ〇ーメール たかしさんから✉️が届きました。」


たかしって誰や。

いやたかしはどうでもいい。
確か、ハッピー〇メールって、やっばいやつやん。(よく知らんけど)

そして、たかしって平仮名3文字ののっぺりとした感じも、ほんとにキモい。(全国のたかしすまんな。)

こっそり調べてみた結果、援〇リ業者や、個人情報漁りや、悪徳ビジネスの巣窟らしい。

え、アイドルちゃんそっち側?笑
それようの写真。

これ、ほんとに俺に会いに来てんのか、写真撮ってくれるいい人的な感じで、利用したいだけだったのかよくわからなくなった。まあ、俺もいいネタになるかなぁくらいの気持ちもあるから同類だろう。いや、一緒じゃないぞ。

源「ここの屋台のホットチョコレートとか飲んでみません?」

アイドル「...いや...いいです。」

周りのレストランはほぼ満席だが、一つだけ空いてそうなとこはあった。

源「この辺のカフェ入ってみる?」

アイドル「...」

察して女子「源さん。なんで、イルミデートで予約してないんすか?」

そりゃ下手に予約して、「いやです」とか言われたらたまったもんじゃないからだろ!!

結局ぐるっと回って東京駅に戻ってきた。
とりあえず東京駅に行けば、種類はたくさんある!

しかし色々進めても良い反応は得られない。

源「あれ、アイドルちゃんお腹すいてない?」

アイドル「いやそういうわけじゃ。まあ、んー、ええ。」

ようわからん反応だなぁ。
もういい、最後の奥の手だ。



この中で、興味あるお店あります?


ないです。(即答)

「じゃ、今日はイルミネーション見れたんで、帰りますかぁ!」(訳:お前何しにきたん?あ、イルミ見れたらよかったんか。)

アイドルちゃんを駅に送りながら一つの結論に至った。

あ、もしや、これ他の男と会う前の繋ぎじゃね?
時刻は18時半。時間早めたのも、たかしからメッセージ来たのも納得できる。

そう考えたらちょっとイライラしてきた。
よし、探ってみるか笑

「アイドルちゃん何線で帰ります?近くまで送ります。」

「あー、〇〇線です。」

アイドルちゃんが住むど田舎に帰る路線やん。

迷うことなき、〇〇線を目指すアイドルちゃん。
え、往復2000円以上かかったやん泣
滞在時間2時間もおらんかったぞ。

源「ま、せっかくこっちまできたんで、途中東京散歩してみたらどうですか?」(困惑)

「あ、いえ。まっすぐ帰ります。」

ほんとに〇〇線で帰って行った。

1人残される源。俺は今日何がしたかったんだ。

とりあえず腹が減ってきたのと、東京駅グルメ食べたいなと思い、東京駅ラーメン競技館に向かおうとした。しかし、改札外。
アイドルちゃんと探索したお店をもう一回行くのも急に億劫になった。

もういいや、地元に帰ろう。

ざっと3週間前くらいの出来事なのだが、俺も歩み寄るべき点もあったなぁとも思った。

イルミネーション→ご飯に行く

これは俺の価値観だ。

アイドルちゃんは、純粋に
イルミネーションや散歩を楽しむ。のが目的だったのかもしれない。

一度だけこちらに歩み寄ってくれた瞬間があった。

源「んー、お店混んでますねぇ。東京駅逆口歩けば見つかるかもしれないんですけど、開拓してみます...?」

アイドル「あ、それいいですね...」

結局いくつか提案しても、一回も乗らなかったので諦めたのだが、アイドルちゃんはただ、夜の東京駅を散歩したかっただけなのかもしれない。

どれもこれも推測だけど、様々な価値観を大事にできるようになりたいなぁと思った夜だった。

アイドルちゃん、(今のままじゃ無理だけど)

どうか幸せになってくれend





あ、でもたかし。お前はダメだ。

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