foresDiary:暮しが詰まりすぎたみたい
謹賀新年
年末という感じがなくボーッとしていた大晦日だったが、親戚や友人の年賀状やあけおめLINEを見て一気に年明けを感じた。あぁ、また年をまたいでしまった。おめでとうおめでとう、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
え、今年の目標?うーん、人から言われる前に動くことかな。あとキャパオーバーする前に人に相談すること。2022年は「成長」の年だったから2023年は「応用」で。
暮しガスメータ(Ya Barely Remix)/Covered by fores子P
さて、元旦に上記動画を投稿したがご覧いただけただろうか。今回は原曲ではなくREMIX版。原曲もパロディ絵を描いて投稿するつもりだったが元旦に間に合わず……完成したら投稿する予定なので暫くお待ちを。
今回は「現実の写真でどこまで"暮し感"を出せるか」を考え、夏頃から作成に取り掛かっていた。地元と通勤地、そして最後に色々な写真を重ねながら何とか味のある動画になったかな…と自画自賛しておく。
今回は動画に使った写真を見ながら色々と振り返りたいと思う。
前奏
最初に出てくるのは地下鉄のホームにあるベンチ。仕事で疲れると家にも帰らず、温かい飲み物を飲んで気を紛らわすことがある。
突然の汚い字で驚いただろうが、これは前職で心を病んでいた私に父が言った諺。この頃は万年筆がマイブームだった。
ある日会社で使っている4万円の電子パッド内に走り書きを見つける。これは去年、他愛のない話を先輩としたら言われた言葉。忘れないように書き留めていたのだろうか…。
昼と夕方の間のような空。5年前なので何を思って撮ったのかは忘れてしまった。
1番Aメロ
暑い夏の日。ここは2階の父の部屋。購入したてのエアコンが2ヶ月でぶっ壊れ、一週間後に修理業者が来るという珍事件が発生。幸い父が仕事でいなかったため、一週間をこの部屋で過ごすことになる。
夏期休暇中特有の怠けと猛暑によるやる気の低下で動きたくない身体にムチを打ち、黙々とMIX作業をしていた。ちなみに使っているのはMSIのゲーミングPC。作業もゲームもヌルサクである。
作業ばかりしてると腰が痛くなってきて途中で布団に寝転がる。iPad Proを取り出し、部屋のあらゆるところを意味もなくパシャパシャと撮る。普段父の部屋なんて入ることがないから新鮮味があってよかった。
洗濯物を干していたら清々しい気持ちになった。それはあまりにも快晴だった空のせいなのか。放浪時代は上を向くように努力したんだっけ。
再び2階。やがて睡魔が襲ってくるが、古き良き紐がついた蛍光灯が眠ることを許してくれる気がした。
1番Bメロ
また清々しいほどの晴天。なぜ放浪時代は空ばかり写しているのだろう。前職に空を見れずに下ばかり向いていた反動だろうか。
1番サビ
地元の交差点。約5年前の景色であるため今は右側が無い。車が行き交う国道、最寄駅、商店街、銀行、飲食店など、ここでは何でも揃う気がする。
公園。憩いの場所であり、小学校のマラソンコースでもあった。昔は池に鳥がいた気がするが、久々に訪れた時にはいなかった。懐かしいところは残りつつも、変わるところもあるんだろうな。
「ダンス踊ってよ。」
飲み会で久々に酒を3杯ほど浴びた体を、いつもの光景が覚ましてくれる。無事に帰れた。途中から記憶が無いが、ちゃんと礼儀正しく振舞ったのかな…
余程のことがない限りJRには乗らないが、この日は前部署の配送課を助けたいがために他部署の自分自ら立候補し、あまり乗らない電車で知らない場所に向かったことがあった。未体験の仕事、未開拓の場所、そして────"擬似体験"でもいろんなことを経験して良かったな…と、この気持ちを忘れないように写真に収めた。
会社から主要駅───梅田駅まで歩くという奇行に出た日があった。かかった時間は30分ぐらいだっただろうか。足が遅いからもっとかかったかもしれない。普段見れない景色を見られて得した分、足を痛めて数日治らなかった。
2番Bメロ
知る人ぞ知る場所。たまにここに来て風を感じながら過ごすときがある。光り輝くお店、走る電車、行き交う人々────私はなんだろうか。
ラスサビ前
"私に存在価値なんてあるんだろうか?" ビルとビルの間に差す夕日を見てそう思った時があった。なんで夕暮れ時ってこんなに悲しくなるんだろう。
急いで家路に帰る人、娯楽に走る人、仕事へ向かう人────さて、この中に私と同じような人間はいるのだろうか。この景色を見てそう思ってしまう。
ラスサビ
再び"消えたくなる夕日"。大阪の中心で一気に虚しさを感じてしまう。それでも車は動き、人も動き、この世の中が動く。私はなんだろう。何ができるのだろう。
みんな(視聴者)にばら撒いた写真
①600円
※元ネタ
配送課時代の話。残業続きでボロボロだった時に「頼りにしてるし心配やし、御守りとして持っててください」って先輩からもらった600円。その後2年ほど先輩やと思って(重い)大事に持っていたのだが、ある日使わざるを得ない場面に遭遇し今は無いのが悔やまれる。
ちなみになんでこんな鮮明に覚えてるかと言うと心に来たものは全てメモる習性がついているから。ごめんね重くて。
②第二の故郷 鹿児島
母方の両親が鹿児島県のいちき串木野市出身。親戚も鹿児島が多く、たまに私も帰ったりする。私の故郷は大阪だが鹿児島はみんなが温かくて居心地がいい。消えたいなんて思いも消える。私を大きく広い心で迎えてくれる第二の故郷である。
でもなんで写真は燃えているのか。それは分からない。
③赤字の電光掲示板
前述の通りJRはあまり乗らないが、仕事で向かった未開拓の地、海老江駅でありえない遅れ時間を見かける。
私のように深い闇を抱えた人たちには、悲しくも自ら消える決断をする人もいる。それは悲しい。それが何度も続くようだともっと悲しい。遅れてイラつく気持ちも分からなくない。消えたくなるのも分からなくない。この世の中が幸せになるにはどうしたらいいのだろう────
④USJ(5年前)
当時付き合っていた人がおり、元気の無い私をUSJに連れていってくれたことがあった。もともと若干の男性恐怖症である私は結局別れる最後まで顔を見ることが出来なかった。
仕事でも顔を見れないことが続いているが、決して嫌いではないから許してほしい。
⑤大量発生のサボテン
もう10年くらいになるのだろうか、家には写真のように大量発生したサボテンがいくつかある。もはやサボテンではなくラフレシア的な何かなのではないか……
「暮しが詰まりすぎたみたい」
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