幸せの源「オキシトシン」と「セロトニン」を出す方法

どうしたら幸せになれるか悩んでいる方は多いと思うが、幸せを感じるということは、結局、脳の反応であり、脳の中に幸せを感じる神経伝達物質を分泌することにより、幸せを感じることができる。

幸せを感じる神経伝達物質の代表的なものは２種類あり「オキシトシン」と「セロトニン」である。

オキシトシンとセロトニンは、幸福感や心の安定に重要な役割を果たす神経伝達物質である。オキシトシンは、愛情や結びつき、信頼感を高め、人間関係の構築に寄与する。例えば、親子間のふれあいや友情の深まり、愛情表現がオキシトシンの分泌を促進する。この物質は、人とのつながりやコミュニケーションが豊かな場面で増加する。

一方、セロトニンは気分の安定や幸福感に関与し、不足すると抑うつ感が生じやすくなる。運動や太陽の光を浴びること、健康な食事、良質な睡眠はセロトニンの生産を促進する要因である。また、ポジティブな思考や感謝の気持ちもセロトニンの文保つに寄与する。

上述の通り、オキシトシンは愛情に関わる神経伝達物質であるため、オキシトシンの分泌を促進するためには以下の方法が有効である。

家族と触れ合う、手をつなぐ、赤ちゃんと遊ぶ、ペットと遊ぶ
愛情や親密な関係にあるとき、特に肌と肌との触れ合いがオキシトシンの分泌を促進することが知られている。ハグや手をつなぐなどの身体的なコンタクトがオキシトシンを分泌するために有効である。

マッサージ
マッサージにはリラックス効果があり、これがオキシトシンの分泌を促進する。

感謝する・褒める
愛情ホルモンであるオキシトシンは感謝をする・褒めるなど親密な人間関係を構築するための行動をすることにより促進される。

一方、セロトニンは気分を安定させる伝達物質であり、セロトニンの分泌を促進するためには以下の方法が有効である。

運動
運動はセロトニンの分泌を増加することが知られている。特に有酸素運動や日光浴は効果的である。

バランスの取れた食事
セロトニンは「トリプトファン」から合成されるため、トリプトファンを多く含むバナナ、ナッツ、魚、豆類を食べるのが効果的である。

リラックス法
ストレスはセロトニンの分泌を減少させる可能性があるため、瞑想・深呼吸・ヨガなどのリラックス法を試すことによりセロトニンの増加に寄与する。

良質な睡眠
十分な質の良い睡眠もセロトニンの正常な分泌に寄与する。

なんとなく幸せを感じることができないなと思ったら、パソコンやスマートフォンから少し距離を置き、オキシトシンやセロトニンを分泌する行動を試してみることをおすすめする。