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遠隔コミュニケーション

2024年 夏。
久しぶりに祖父母宅に訪問したら、「思い出」と書かれた段ボール箱をみつけました。
興味本位で段ボール箱をあけてみたら、小中高時代のアルバム写真や日記、友人からいただいた手紙などが当時の姿のまま残っていました。
私が小中学生の頃はスマホをもっていなかったので、友人との遠隔コミュニケーション手段の中心は「手紙」でした。
親友と交代制で日記を共有する「交換日記」や、プリクラ帳などの文字や写真が過去への入り口と化し、一時の平成タイムスリップを味わいました。
大半の記憶が忘却されゆく中、思い出の品がトリガーとなり、当時大切にしていた人や場所、会話内容などが蘇りました。

さて、本日は七夕です。
別居婚中の織姫と彦星は、再会までの間にどのような遠隔コミュニケーションをされていたのでしょうか。
郵政やオンライン通話が存在しない宇宙において、お互いを想い続けるために、どのような内的対話やコミュニケーションを大切にされているのかを織姫と彦星に街頭演説していただきたい。
個人的見解ですが、自己信頼と他者信頼がベースにあり、異なりを認めて対等に歩み寄ろうとする態度を大切にできるパートナーは、物理的距離を問わず心の距離が近くなりやすいと思います。
言葉によって分かり合おうとする努力を放棄したら、それ即ち「個(孤)」ですからね。
したがって、年1デートの本日は、対話を大切にされているのではないでしょうか。

七夕の短冊、何を願いましたか。
私は短冊の代わりではないですが、東京都知事選挙の投票用紙に願いを込めました。
宇宙ではなく、都政の未来に思いを馳せて。

港助産院 城野


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