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J2リーグ第31節vsFC琉球

1.はじめに

首位・京都に食らいつく2-0での、複数得点&クリーンシートでの勝利。

鈴木雄斗がゴール後に感情を爆発させたのには心が震えた。
思えばホーム初得点だとか。
大事な場面で決めてくれている&スーパーなゴールが印象に残っているのでホーム初ゴールとは思わなかった。

そして今日もルキアン。
金子もかなり馴染んできた印象。
新たなホットライン開通か。

2.メンバー構成

鈴木雄斗を右WBに戻し、松本昌也を左WBに。
ふくらはぎを痛めていた山田大記もスタメンに復帰。

リザーブにCBがいないが、スクランブル時には鈴木雄斗を起用するつもりだろう。
最悪時には小川大貴もこなせるはこなせる。

ボランチの控えに鹿沼。
高野、金子、大森、小川航基と攻撃的なメンツが並ぶ。

スタメンもリザーブも、このメンバーが現時点でのベストなのかもしれない。

3.現地観戦

開幕戦にやられた、心配していた立ち上がりだったが、磐田が攻め込む場面が続く。
大井のバックパスが千葉・鈴木ばりに中途半端になりヒヤリとする場面もあったが、三浦がなんなく回収して事なきを得る。

それにしてもゴールが遠い。
松本昌也のコントロールショットは枠を捉えるもキーパーのファインセーブに阻まれ、苦手だという山田大記のヘディングはキーパーの頭上に飛ぶもこれまたファインセーブ。

「これは耐えられて耐えられて一発に泣くパターンじゃなかろうか。」
と思ってしまっていた。

CKなど何回連続だっただろう。
その度に反対コーナーを行き来するヤットさんが気の毒だった。

きっと琉球もいつもと磐田と同じく、
「先制点、ダメ、絶対」
というタスクで臨んでいた様に思う。

磐田は先制したら負けないというのは当然データにあるわけで、得点は後半にかけていたのではないだろうか。

後半開始早々に、ヤットさんのドンピシャFK→ルキアンの落とし→鈴木雄斗のゴールで先制するわけだが、その直後から急にギクシャクしだした磐田は、かなりの長い時間琉球に押し込まれる。
ポゼッションを標榜し足元の技術も高いのだから落ち着いて自分達の時間にすればよいものを、せっかくボールを奪っても無理やりにでもカウンターにもっていこうとして奪われてはまた攻め込まれる。
まるで前節の焼き直しをみている様だった。

いつもの60分を過ぎたからだろうか。
リズムを変えたかったからだろうか。
大津→金子の交代が奏功する。

センターライン付近で奪ったボールを松本→金子と運んでドフリーのルキアンが決める。
完全にDFの裏、視界の外からスペースに入ってきた動き。
DFの合間を縫ってそこへピンポイントで出した金子も素晴らしい。

試合はそのまま終了を迎えた。

4.思うところ

いつも60分付近で大津→金子or大森に交代するのは何か理由があるのだろうか。

気になったのでデータを見てみたところ、スタメンフル出場は一度もないが、スタメン出場時の平均プレイタイムは約69分だったので、60分付近で交代というのは思い込みだったが、一番最初の交代カードになることが多い、気がする。

この日はこの交代策がバッチリはまるのだが、2-0になった時点で次の手を打ってもよかったのではないか。

次のカードとして小川航基と鹿沼がピッチサイドでタイミングを待つのだが、なかなかプレイが途切れず、結果与えられた時間は1分(公式記録。恐らくATは含まれていない。)。

さらにその次のカードで入った大森、小川大貴も同じく1分。

少し離れた席の初老の男性が、本当はよくないのだろうが割と大きな独り言で、

「(AT含めて)3分しかないぞ。何ができるんだ。2-0になった時点でだしてやれよ。」
と言っており、思わずそちらを見ながら頷いてしまった。

試合開始から猛烈なプレスを仕掛け続けるルキアン。
故障明けの山田、松本。
長時間出場が続くなかで運動量豊富な遠藤、山本康裕。

直接的に交代した選手が休めるだけでなく、フレッシュな選手が入り運動量が回復することで周りの選手の負担も軽くなるはずなのだし、スクランブルが起きる前に実践の中で「個人のイメージの共有」をしておくことが重要だと思うのだが、首脳陣はその様には考えないのだろうか。

実際に前半の早い段階で山本康裕が痛んだ場面ではドキドキしたものだった。

5.おわりに

何はともあれ8戦負けなしで首位・京都とは勝点1差のまま。
3位・新潟とも勝点9差のまま。

次節は猛烈な追い上げをみせる4位・町田ゼルビア戦。
ホーム開幕戦で負けている雪辱を果たし、勝点を積み上げたい。

負けなければ、差3位との差が縮まることはないのだから。

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