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【二次創作】巨大ジャンルで起こった炎上について

事件についての詳しい情報(6/3更新)

こちらの事件について詳しい事が書かれている記事がありますので紹介します。
かなりショッキングでRKさんファンが見るには辛いものになると思います。
苦手な方は見ないことをお勧めします。私も相当ショックを受けました。
現状の二次創作の世界はこのような酷いものもある事を理解し今後の二次創作の在り方について考えることも大切じゃないかと私は思います。
二次創作は原作者が作り上げたものの上で成り立っています。
創作だから何をしても自由、という考え方は非常に危ういものだと思います。


前書き

私はある国民的アニメのファンです。
中でも特別好きなキャラクターがいます。
とても誇り高く信念を貫き、自身の責務を全うし、物語の表舞台から姿を消してしまう……そんなキャラクターです。
国民的、いえ世界的に人気の高いキャラクターなのでどんなアニメのどのキャラクターかわかる人にはすぐわかるかと思います。
彼は本当に人気でグッズは彼のものはすぐにSOLD OUT、フリマなどでは他のキャラの数倍の値段で取引されるようなキャラクターです。そのキャラクター名は人気キャラRKさんとさせて頂きます。
そんな人気キャラRKさんの誕生日が5月10日でした。
アニメファンの界隈ではキャラの誕生日になるとお祭りムードで特にSNSでは様々な方がお祝いの言葉と共にファンアートを投稿しています。この日のために数ヶ月も前から準備しているファンも多く、皆その日を楽しみにしていたと思います。
大好きな推しの誕生に皆感謝しファン一体となってお祝いするそんな楽しくて素敵な日!……になるはずでした。

そのアニメの二次創作界隈で有名な同人作家13人の参加によって行われた常軌を逸した企画がお祝いムード一色のSNSのタイムラインに流れ見た人を凍りつかせました。

その内容があまりにも酷く、聞いただけで気分を悪くしたり、トラウマとなってしまう方もいらっしゃるため、これより先はセンシティブな文章となりますので、苦手な方は「常軌を逸した内容」の章を飛ばして読み進めて下さい。

常軌を逸した企画内容

その企画は同人作家Cさんが同じく同人作家Lさんの誕生日プレゼントとしてアンソロジー本を作って贈るという企画として行われました。
そのアンソロジー本の内容が前述した人気キャラRKさんの「死体」のイラストを集めた「死体画集」でした。
「おかあさんといっしょ」という有名な幼児向け番組で使用されている幼児向けの歌を「酷い内容」の替え歌にし、それになぞらえた有名同人作家12人によって描かれたRさんの様々な死体のイラストを収めた本、という内容のものでした。
そして同人作家Cさんから同人作家Lさんへ本が渡される際に「お香典」も一緒に渡されたという話です。
その他、「喪主」であるとか「御霊前」であるとか、そのようなワードも見受けられ葬式を模したような感じで行われたようです。
人気キャラRKさんの誕生日当日に。

そしてそれを大変喜んだLさんは事もあろうに人気キャラRKさんファンが誕生日で盛り上がるTwitterのタイムラインへ画像を投下しました。
Lさんはフォロワー数1万4000人。
画像は数枚に及ぶようですが、特に見た人がショックを受けたのが本の中身の「Rさんの死体のイラスト」が載せられたことでした。こちらに関してはスクショも出回っております。気になる方は検索するともしかしたら出てくるかもしれませんが、オススメはしません。
とても惨たらしく、見た方達は「吐いた」「手が震えて止まらない」「あの絵が頭から離れない」「あの曲が聞けない」など体調不良を訴えるほどの衝撃だったようです。

それが騒ぎとなりますがしばらくはその画像を削除することもなく、参加した作家がリツイートするなどして拡散され続けました。
Lさんは画像投稿時にセンシティブ設定などのワンクッション置いた投稿をしていたようですが容易に誰でも見れてしまうものの為、その様な画像だと思わずに見てしまった方も大勢いらっしゃったようです。また、それとは別にセンシティブ設定無しでの画像も出回っていたそうです。
それから時間が経ち、炎上騒動となり問題のツイートは消されRTした参加作家もRTを取り消し、一部の参加作家は謝罪文をあげています。
5/20現在謝罪文を上げていた2人の作家が謝罪文を削除しました。
(情報が間違っている場合は正しい情報お待ちしています)

参加した有名同人作家13人

  1. 「Rさん死体画集」企画者Cさん(フォロワー約2800人)

  2. 本を受け取り喜びのツイートしたLさん(フォロワー約1万4000人)

  3. 「Rさん死体画」を寄稿した同人作家Dさん(フォロワー約2000人)

  4. 「Rさん死体画」を寄稿した同人作家Eさん(フォロワー約2万4000人)

  5. 「Rさん死体画」を寄稿した同人作家Kさん(フォロワー約1万人)

  6. 「Rさん死体画」を寄稿した同人作家Mさん(フォロワー約1万1000人)

  7. 「Rさん死体画」を寄稿した同人作家Hさん(フォロワー約2万人)

  8. 「Rさん死体画」を寄稿した同人作家Gさん(フォロワー約1万9000人)

  9. 「Rさん死体画」を寄稿した同人作家Iさん(未確認)

  10. 「Rさん死体画」を寄稿した同人作家Aさん(フォロワー約6000人)

  11. 「Rさん死体画」を寄稿した同人作家MDさん(フォロワー約300人)

  12. 「Rさん死体画」を寄稿した同人作家Bさん(未確認)

  13. 「Rさん死体画」を寄稿した同人作家Nさん(フォロワー約2万9000人)

同アニメ界隈作家

  • Cさん(AKZ×R)

  • Lさん(R受け)

  • Eさん(T×R)

  • Hさん(R×T)

  • Gさん(R受け)

  • Aさん(AKZ推し)

  • Nさん(U×R)

(ソース元:本人Twitterプロフより)

他アニメ界隈作家

  • Dさん(DB界隈)

  • Kさん(DB界隈)

  • Mさん(多ジャンル)

  • MDさん(明確な表記なし。多ジャンル?)

見つけられなかった作家

  • Iさん

  • Bさん

Lさんのツイートにこの企画に参加した全員の名前が書かれていましたのでそこから調べています。
二人の作家以外はLさんのツイートに書かれている名前と同じアカウントを見つけることが出来ました。
情報が間違っている場合は正確な情報をお待ちしております。
また、アカウントを見つけられなかった方のアカウントをご存じの方は情報をお寄せ頂けると助かります。

炎上後の参加作家の反応

10日に起こった事件でありましたが関係者が謝罪文を出したのは3日後の13日になります。企画者であるCさん、ツイートしたLさん、イラストを寄稿したHさんとEさんが次々と謝罪文をTwitterに投稿します。

企画者Cさん【謝罪あり】

人気キャラクターRKの「死体画集」の企画者Cさんは「私が個人的にお送りした本の経緯につきまして」との文章を画像で投稿なさっています。(「お送りした」とありますが、当日御本人に手渡ししているようなので「お贈りした」の誤字と思われる)
そこには

  • 自身が「個人的」に贈るため「身内間」で行われた本の製作について、センシティブな内容且つSNSにおける配慮が欠けたことで不快な思いをさせたことへの謝罪

  • 日程がRさんの誕生日と「被ってしまった」こともあり、不快な思いや嫌悪感を抱く方がいた事

  • 本来は外に出す情報ではなかったが、「ワンクッションをおいた状態」であっても人目に触れる事態を招いてしまったことへの謝罪

ざっくりとこの様な内容の文章でした。
謝罪文と言うには本件の内容が全く語られておらず、また「個人的」「身内間」を強調した文章は「私的使用であるから著作権等触れるものではありませんから」と言っているように聞こえました。
さらに誕生日と「被ってしまった」とあたかも気付いていなかったような物言いに不快感を覚えました。
こちらはこの後にCさんが「お問い合わせが多かった内容を、一度おまとめさせていただきました。」にて「(Lさんの)誕生日のお祝いが、推しの誕生日に行われるとはサプライズを感付くことはないだろう」と述べているので人気キャラクターRの誕生日と言う認識があって5/10に渡していることは明白です。
そして「ワンクッションおいた状態でも」という一文に「ワンクッションおいていたのに」と言う言い訳や不満を感じました。この件においての大部分の事実や状況を説明せず謝罪だけ行っている割には自身らがツイートした画像にワンクッションおいていたと言う細かな説明を入れてくる辺り、自分達に都合の悪いことは隠し、主張したい部分だけ丁寧な説明をしているように感じました。この文章をお書きになったCさんの気持ちが現れていると思います。誠意は感じず、保身に走る謝罪文であると感じます。

そしてその後、追ってもう一枚謝罪文を投稿します。
内容をまとめると以下のような感じです。

  • 改めて多くの方に不快な思いをさせたことを謝罪

  • 本を送る(贈る)日程が非常に悪かった事、主催(自身)の配慮が行き届かず作品の一部が漏れ出てしまった事への謝罪

  • 冊子内容については参加者の作風や意図を尊重し、描かれた絵の表現も幅が広いものであった事

  • 一部の画像を公開しててしまったことで他の参加者の非公開のイラスト内容について憶測が飛び交っていることについて発信を追記する旨

  • 参加者や関係者には関連のツイートの削除とその後の対応を任せるようお願いしている旨

  • 理由はこれ以上不快に思う方を増やさない為と責任の所在を明らかにする為である事。

  • 作品の一部を見てしまった方、該当ツイートにより悲しい思いをされた方、楽しく過ごせるはずの日に大きなショックを与えて嫌悪感や不快感を抱かせた事への謝罪

この様な内容です。
少し文章がおかしいところや誤字などもあり、Cさんの焦りが伺えます。
LさんがTwitterで公開した人気キャラクターRさんの死体イラストがとてもショッキングで惨たらしいものであった為、他の作家のイラストも同等のものであるとの憶測が飛び交いました。
元々企画者のCさんやLさんはリョナ系(リョナとは、他者が物理的な暴力や拷問などの苦痛に晒されて苦悶の表情を浮かべたり、性的なニュアンスの悲鳴を上げたりするシチュエーションを指す。もしくは、そうした猟奇的なシチュエーションに対する性的嗜好を指すインターネットスラングである:Wikipediaより)の嗜好を公表されている方ですから、作風もその様なものであったと思われます。なのでこのCさんLさん2名のアカウントをフォローしている方達は同じ様な嗜好の方達であると推測されるのでそこまでダメージはなかったかもしれません。ですが、参加作家の中にはそのような嗜好のイメージとはかけ離れた作風の方もおられ、そちらのファンの方々が「裏でこのような酷い事をしていたのか」とショックを受けるような事態となり、その対処のための追記と思われます。
おそらく後述する作家2名が該当の作家であり、表のアカウントではリョナ的な嗜好を一切発信されていないと思われ、特にダメージが大きかったと考えられます。
そして謝罪文後半の部分

  • 参加者や関係者には関連のツイートの削除とその後の対応を任せるようお願いしている旨

  • 理由はこれ以上不快に思う方を増やさない為と責任の所在を明らかにする為である事。

これよって企画者であるCさんがすべての苦情の窓口となり、自身の呼びかけで参加頂いた作家を守ろうとしたと思われます。
しかしながら、現在Cさんが受付窓口として公開しているwaveに寄せられた意見や質問など、当初はQ&Aのように【いただいたメッセージ】と【返信】として質問者以外にも同じ様な疑問や気持ちを持った人が見た時にそれを見て自身の気持ちへのアンサーとする事も出来たのですが、5月18日に回答した分のメッセージに対しては【返信】のみの記載となっており、メッセージ内容がはっきりせず、当初の謝罪文のような不透明な返信となっています。
このような回答で被爆した方々の気持ちに真摯に向き合っているのか甚だ疑問です。
Cさんに届いたメッセージの中には、批判を受け嘘を並べて参加者を守ろうとする謝罪文に対し一体誰に対し何のために謝っているのかと疑問を呈し、「その一部始終がむごい」という意見もありました。
5/19日現在、責任の所在等明らかになっておりません。
また、5/15日に質問へ回答した旨のツイート以来、ツイートがありません。
(回答更新のツイートはせず、プライベッター内で無告知回答しておりましたが18日の回答を最後に回答をしていません)

本を受け取ったLさん【謝罪あり】

人気キャラクターRKの「死体画集」を受け取ったLさんは「私が個人的に受け取った本につきまして」と題した謝罪文を投稿しています。
まずこのLさんは普段からTwitter上で人気キャラクターRの「死体画集」のようなものが欲しいとTwitter投稿していたそうです。そして、死体画集の中で使われた幼児向けの歌を替え歌にして投稿し盛り上がっていたそうです。
これらを見ていたCさんはLさんの誕生日祝いに今回作成された「死体画集」を作ったとと言う経緯があります。
Cさんのアイディアと言うよりは、Lさんの希望をCさんが叶えた形に近いかと思います。
Lさんの投稿した謝罪文の内容は

  • 自身が「個人的に」受け取った本について皆に迷惑をかけた事への謝罪

  • 内容が人を選ぶものだと理解していた為「発信の際にTwitter上の仕様を活用して配慮したものの」、そもそもの投稿自体を控えるべきだったという配慮を失念していた旨。

  • 当時、喜びの気持ちが勇んでその後の影響を考えられなかった事への謝罪

  • 事態に気付くことが遅くなり多くの方に今回の影響が広がったこと。

  • 主催(Cさん)に届いているメッセージは自身も全て目を通し、真摯に受け止めていく旨

  • 画像と参加者の名前を出してツイートし多くの人へ迷惑をかけた事への謝罪

と、このような内容でした。
印象といたしましては、Cさんの謝罪文と示し合わせたような(示し合わせたのでしょうが)「個人的に」の強調とセンシティブ設定の説明。
Lさんに関してもCさん同様、基本的な考え方は「最低限のセンシティブ設定して投稿したんだから見たやつが悪い」的な感じではないでしょうか。
そういう考えが根本にある人だったのでセンシティブ設定までしてツイートしたんだと思います。「内容が人を選ぶものだと理解していた」のであればわざわざセンシティブ設定までして投稿するものではないことはわかるかと思います。また喜びが勇んだ割には冷静にセンシティブ設定をしてらっしゃいます。上記のことからも普段からセンシティブ設定を大義名分として多くの人が不愉快に思う画像を投稿してきたと考えます。
その根本的な考えが謝罪文にかかれている事すべての原因かと思います。
12日に人気キャラRの苦しむ姿の夢を見てエロかったと興奮したツイートを最後に13日に謝罪文を上げ以後黙り状態です。
10日にあの絵を見せられショックを受けた方達がそのツイートを見てまた悲しくなったことでしょう。
DMは開いている状態なので多くの問い合わせが届いてると思われますが、そちらに対する回答などもありません。

また、のちほど「センシティブ設定があればセンシティブな画像などを投稿して良いのか」の問題についても触れていこうと思っています。

イラストを描いたEさん【謝罪文削除】

人気キャラクターRKの「死体画集」にイラストを寄稿したEさんも同日にTwitterへ謝罪文を投稿しています。
内容は

  • 皆様に悲しい思いをさせてしまったことについての謝罪

  • 自身の描いたイラストのイメージの説明(アニメの特定に繋がる表現なので割愛)

  • 寄稿依頼に対し自身は「直接的且つ過激な表現は出来ない」旨を伝えた事、「眠っている姿でも可能」との事でそのようなイメージで描いた事、流血や過激な表現は一切しておらず、またそう言った意図もなかった事

  • この件に関する匿名メッセージをいくつか貰ったがあまりにも度が過ぎ、こちらの意図と反する内容が多く、互いの為にならないので辞めて欲しい旨

と、このようなものでした。
こちらの謝罪文についてですが、暗に「私はグロ絵は描いてないから許して」と言っているように聞こえます。
しかし問題はそこではなく、人気キャラクターRの「死体画集」を作るという企画に参加している時点でファンはショックなのです。
話が来て「直接的且つ過激な表現は出来ない」と伝えたという事はEさんはこの本が「直接的且つ過激な表現」を求めているものだと理解したのでしょう。だから、出来ない旨を伝えたんです。
つまり、「直接的且つ過激な表現の本」になるであろう事は薄々、もしくは普通にわかっていたと思います。渡す相手のLさんとは相互関係のようですし、Lさんの性的嗜好も十分理解していたと思います。そのような方にプレゼントする本ですからどのようなものになるか見当が付くかと思います。
一部の方はこの謝罪文出されたお二人に関しては「巻き込まれて可哀想」的な意見があるようですが、その様な内容であることを想像できた上で、この企画に参加しているので巻き込まれたと言うには無理があるかと思います。
内容を聞いて断る事も出来たはずです。
追記5/20現在、Eさんは謝罪文を削除し、何事もなかったかのようにツイートを始めました。
この謝罪文削除と言う行動は謝罪の撤回と受け取られても仕方ない行動だと思います。人気キャラRKファンの中にはEさんが謝罪したことで他の謝罪しない参加者よりは印象が良かった方もいたと思いますが、謝罪文撤回はかなりファンの心象を悪くしたと思います。
今回の事件をなかったことにするつもりのようです。

イラストを描いたHさん【謝罪文削除】

人気キャラクターRKの「死体画集」にイラストを寄稿したHさんも同日に謝罪文を投稿しています。
内容は以下の通り

  • 参加したアンソロジーで皆様に不快な思いをさせたことをに対する謝罪

  • 匿名やDMで届いたメッセージに自身が描いたものへの憶測の意見を貰った旨

  • 自身の描いた絵に関する説明(アニメの特定に繋がるので割愛)

  • 絵の公表は出来ないが自分なりの思いを込めて大切に描いた絵である事

  • 各参加者への誹謗中傷等控えて欲しい旨

このような内容になります。
こちらはEさんと示し合わせたような印象の謝罪文です。
Eさんの時と同じ気持ちを覚えました。
絵がグロくなければいいわけではない。参加した事自体がショックだったと言うことです。
Hさんの謝罪で気になるのは「自分なりの思いを込めて大切に描いた」という一文。
個人の性的欲望を満足させるための「死体画集」に込める大切な思いとは。
逆にそんな絵に大切な思いを込められる方が嫌悪感を感じます。
HさんとLさんは同人以外にも他の創作活動でもお付き合いがあるようで、もちろんLさんの趣味嗜好はご存知だったと思います。そんな方に渡す「死体画集」がどのようなものになるかは想像できたかと思います。
そのような嗜好の本を作ることを知りながら参加し寄稿した事がショックであるのに、その上そのような「死体画集」に載せる絵を思いを込めて大切に描いたというのはとても心が苦しくなりました。
企画内容を聞いた時点で嫌であれば断ることも出来たはず。
Hさんに関しても巻き込まれた…と言うのはどうかと思います。
最後の誹謗中傷についてですが、誹謗中傷とは「人や企業の社会的評価を低下させるような根拠のない悪口やデマを言いふらしたり、それらを投稿することで家族や所属先を含む相手を傷つけたり、人格攻撃する行為である(Wikipediaより)」とある通り、根拠のない悪口やデマに対して使われる言葉であり、質問・意見・批判などは誹謗中傷ではありません。
今回の件で、参加者関係者の皆さんは多くのフォロワーを持つインフルエンサーとして皆さんの意見を真摯に受け止める責任があるのではないかと思います。
追記5/20現在、Hさんは謝罪文を削除し、通常通り原稿の進捗をアップしました。
この謝罪文削除と言う行動は謝罪の撤回と受け取られても仕方ない行動だと思います。人気キャラRKファンの中にはHさんが謝罪したことで他の謝罪しない参加者よりは印象が良かった方もいたと思いますが、謝罪文撤回はかなりファンの心象を悪くしたと思います。今回の事件をなかったことにするつもりのようです。

イラストを描いたNさん【謝罪無し】

人気キャラクターRKの「死体画集」にイラストを寄稿したNさんは5/20現在、謝罪はしておりません。
13日に「今話題となっている件で参加したのは私なので関係ない人への批判問い合わせはご遠慮ください」と言う内容のツイートを最後にツイートはされていません。
Nさんはマシュマロを設置しておられます。そちらから問い合わせ出来るようです。
最後のマロは騒動後に送られたと思われるマロがあり、そちらの方で「中身はどうあれワンクッションおいて投稿しているのだから謝る必要はいない」旨の一文があったかと思いますが、現在はその一文は削除されています。
また、自身も極力いつも通り過ごす旨、平穏な界隈に戻ることを祈っているとの言葉もあり、不愉快な気持ちを感じました。平穏な界隈を崩したのはあなた達だと言うのに、なんて他人事のような言い草だと驚きました。この言葉を聞いた被爆されつらい思いをしている方々はどう思ったのでしょうか。

イラストを描いたGさん【謝罪無し】

人気キャラクターRKの「死体画集」にイラストを寄稿したSさんは5/20現在謝罪はありません。
普段通りにツイートもされていてまるで関係者ではないような素振りで過ごしています。問題の5月10日から5/18日に至るまで事件に関しては一も触れず、他の参加者が謝罪文を上げている時も普通にツイートしておられました。
10日誕生日に公式が上げた誕生日動画を見て「泣いた」などのツイートが見られますが、何故その様な気持ちがあるのにあんな酷い企画に参加することが出来たのでしょうか。
Gさんもマシュマロが設置されており、事件後に送られたコメントに対して回答をしています。
企画内容は理解していたようで、題材内容的に「非常にセンシティブ」なため参加を悩んだが、敬愛するLさんの好きなものを捧げたいと思い参加に至った。軽い気持ちで描いたわけではない。自分なりの敬意を込めて描いたとの事です。
個人の性的欲望を満足させるための「死体画集」に込める敬意とは。
さらにGさんはLさんのツイートをリツイートしておられたようです。
それに対し「喜んでもらえたことが嬉しくてつい反射的にRTしてしまった。今思えば人気キャラRの誕生日とも重なり不快に思った方も多かったと思う。今更だがRTとは取り消した」との事。
こちらの回答に関しては、非常にセンシティブな内容であることを理解して、軽い気持ちではなく参加したのであれば、皆さんの意見や批判にしっかり耳を傾け真摯に対応して欲しいと思います。この質問の後にマシュマロの受付を停止しています。
とても、非常にセンシティブな企画に軽い気持ちではなく覚悟を持って参加したようには思えない不誠実な対応です。
まさかこんなに叩かれるとは思わなかったと思っているのであれば、それは「軽い気持ち」で参加したと思われても仕方ないかと思います。
5/20現在DMの方は送れるようになっています。
※5/21この方のペンネームの読み方によりSではなくGではないかとの指摘を頂き当初の「Sさん」から「Gさん」と訂正させて頂きます。

イラストを描いたAさん【謝罪無し】

事件当日から18日まで何事もなかったようにツイートしたり漫画を投稿したりしています。
5/20現在waveとDMどちらも送れる設定となっています。
同アニメ界隈の参加者の中で一番、我関せずのような感じです。
他の同界隈の方達に比べるとフォロワー数が少ない(主催のCさんの次に少ない)こともあってあまり被害はないようです。

その他の他界隈の方達【謝罪無し】

他界隈の方達は、普通にすごしていらっしゃいます。
そもそも他界隈から呼びつけてまで描かせているようです。

今回の事件の問題点

今回の件について様々な意見があがっています。
擁護する方の意見でよく言われているのが「センシティブ設定をしていたのだから問題ない」と言う意見です。

大前提の著作権侵害

この話を語る上でまず最初にこの問題の大前提の話を理解してもらわなければなりません。
二次創作の活動における大前提です。作者・読者両方に言えることかとおもいますが、かなり勘違いしておられる方、ご自身の都合の良い解釈をなされている方多く見られます。
今一度、この大前提をしっかり理解した上でこの問題を考えて頂きたいと思います。
まず、この二次創作活動というのは法律的観点からすると基本的にはアウトです。全てが全てと言うわけではありません。二次創作のガイドラインが出ている作品等はガイドラインに沿った範囲であれば二次創作もOKです。
例えばウマ娘。

二次創作ガイドライン | ウマ娘 プリティーダービー 公式ポータルサイト|Cygames (umamusume.jp)

このように二次創作のガイドラインを作成している作品は基本的には二次創作が認められていると考えていいと思います。
では、「二次創作ガイドラインが設定されていない作品は何をしても良い」のか。答えはNoです。
ガイドラインが設定されていないということは二次創作を認めていないということです。ですのでその作品の二次創作をする場合は権利者に許可を取らなければなりません。
ここで問題になっている事件のアニメは二次創作ガイドラインはありません。つまり無許可の二次創作は著作権法違反に当たる可能性が高いです。
もし、公式に起訴されればほぼほぼ有罪かと思います。
まずはこの事実をしっかりと理解することが今後二次創作を行っていく上で持つべき意識だと思います。
二次創作界隈でよく見かける考え方として「二次創作は公式に黙認されている」とか「人気に繋がり盛り上がるから公式も二次創作を否定できない」などの意見です。
こちらも間違った認識であることを理解して頂きたいと思います。
公式が何も言わない=黙認(おおっぴらにではなく,暗黙のうちに許すこと)ではありません。
何も言わない理由は様々あると思いますが、起訴を起こす手間と影響を、二次創作作品とを天秤にかけた時、それをしても辞めさせたいような不利益がなかったから何も言わないと考えた方がいいです。権利者は不利益を被るまたは被る可能性がある事には積極的に動いていくと思われます。
現にこのアニメの権利者は商標登録を行ったり、著作権侵害で逮捕者も出ています。著作権に関しては厳しい態度を取っていると思います。
また、企画者Cさん、本を受け取ったLさんが「個人的に」と「私的使用目的」を強調されておりましたが、「私的使用目的」とは「個人または家族内その他これに準ずる限られた範囲内で二次創作を行う場合、著作権者の必要はない」(著作権法30条1項、47条の6第1項第1号)とあり、私的使用目的は友人同士や社内シェアなどは私的使用とは認められません。

二次創作はどこまで許される?著作権侵害に関する注意点 | 誹謗中傷なら弁護士法人泉総合法律事務所 (izumi-legal.com)

また、個人家族内であっても駄目な場合もありますので興味のある方はご自身で調べて頂ければと思います。

著作権法 | e-Gov法令検索

まずはこの大前提を理解して頂いた上でその他の件について読み進めて頂ければと思います。

ポケモン同人誌事件

ポケモン同人誌事件 - Wikipedia

とても有名な事件で、二次創作をする際何故大っぴらにしてはいけないか、何故二次創作は人目を引いてはいけないか、の答えはこの事件にあります。
事件の概要は

1999年にポケットモンスターの二次創作漫画を販売した同人作家が、著作権法違反の疑いで逮捕された事件である[1][2]。ドラえもん最終話同人誌問題とともに、同人誌における著作権侵害が問題化した例である[3]。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

詳しくはリンクより見ていただきたいのですが、この事件で考えるべきところは「任天堂に投書が届いたことがきっかけ」ということです。
著作権侵害は親告罪といい、権利者が訴えなければ罪に問われません。
なので公式の目を逃れて目立たないように楽しくファン活動を楽しんでいますよ、不利益与えるつもりはないですよ、やっているのが二次創作(特にエロ有り)界隈です。
誰かの報告でこのような自体になる可能性がある世界でもあります。
権利者に投書が届けばこのアニメ界隈、ひいては二次製作界隈自体が大打撃を受け、周りに配慮しひっそりと活動してきた他の活動者に迷惑をかけることになります。
二次創作の創作活動をする人は、権利者への配慮と読者への配慮も必要になってくると思います。
まずはこの事件から権利者(公式)が二次創作に対する懸念点を考えます。

この時の任天堂は

任天堂は同事件について、「キャラクターのイメージを毀損するような性的描写があることから、販売を黙認することができなかったこと[7]」「同人誌イベントの規模が大きくなってきたことから、小さな子供を含む一般人にも目が触れる機会が多くなってきたこと[9]」「当該の同人誌が通販で販売されており、対面販売でないだけに未成年の入手が容易であったこと[9]」を立件の理由に挙げている。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

権利者として自社の大切なキャラクターのイメージを損なうような事、小さな子供を含む一般人の目に触れる事を懸念しています。
たしかに、一般の人の目に触れれば「任天堂はこんな事を許しているのか」「任天堂はこんな本を出しているのか」と思われ任天堂そのもののイメージにも関わってきます。

また、警告なしの刑事告訴に踏み切った理由としては、「同人作家が以前より継続的にパロディ同人誌を出版していたこと[9]」「同人誌サークルや作者はペンネームを使用する例が多く、仮に警告しても受け取られる確証がないこと[9]」「問題のような本が、組織犯罪的に作られているのではないかという危機感があったこと[5]」などがあり、それまでの海賊版商品を巡る経験から、時間のかかる警告や民事訴訟よりも刑事告発がふさわしいとの判断があったとコメントしている[7]。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

今回の「死体画集」につきましては、継続的に行われているわけではありませんし、販売したわけでもありません。
しかし、問題はそこではありません。今回の騒動が公になり炎上騒動となれば内容の悪質さ、一般のファンや社会に与える影響、またキャラクターのイメージなども考えて何らかの処分がくだされる可能性も考えられます。
また今回事件を起こした同人作家13人はフォロワー数の多い有名作家が揃っているのでその点に関しても「無視できない影響力」であるとして問題視する可能性もあると思います。全員のフォロワー数を合わせると14万人は超えるのではないかと思われます。
昨今、企業はSNSの影響力を重視しています。もちろん、良い活動であれば良い影響となりますが、その反面良くない事にも影響力を発揮してしまうので今回の件は企業としても見過ごせないレベルではないと考えます。
大前提として、私達の行う二次創作は著作権法違反に当たるので参加した各作家の過去の作品を「見せしめ」として訴える可能性も十分あります。

センシティブ設定

センシティブ設定とは今回の件で死体画集企画者Cさんや死体画集を受け取ったLさん、死体画集に寄稿した謝罪のないNさんなどが免罪符のようにおっしゃっている「ワンクッションおく」と言う設定のことです。
画像にこのような表示がされます。

投稿する画像毎にセンシティブ設定が出来る

このように画像はぼかされ警告はされますが特に難しいことをしなくても表示するの文字をタップすると見ることが出来ます。
二次界隈ですとちょっとした肌色の絵でもセンシティブ設定にする配慮をされる方も多いので、そんな感じかな?と思って安易に表示を推してしまった人もいるかもしれません。見る気はないけどたまたま指が触ってしまって表示された方もいないとは言えません。現代では小学生も自身のスマホを持ち、SNSをやっています。人気キャラRの誕生日というTwitter上でも賑わっている時にキャラ画を漁っている時に目にしてしまう可能性も……。
前記のポケモン同人事件で任天堂の懸念点として「一般人や小さな子供の目に触れること」を上げています。
小学生でも自身のスマホを持ってSNSをしている現代においてこのような設定で一般人や子供に不適切画像が触れることがないように配慮しているとは思えません。
このような簡易な設定を振りかざし「ワンクッションおいてるのだから見たやつが悪い」と言うのは問題の本質を考えてはおらず、「ワンクッションをおいたんだから」と言う言い訳のためにやっている感しかありません。何か言われた時の武器としてセンシティブ設定をするという認識なのだと思います。
「私はプロフに18歳未満のフォローは禁止と書いてる」と言うかもしれません。しかし、これも同様にフォローする人の年齢を実際に確認できるわけではないので問題の本質の解決に至りません。「とりあえずこれを描いておけば何かあっても言い訳できるだろう」という発想でしかありません。

原作への愛と敬意

二次創作を行う上で、まず肝に銘じることは「原作あっての二次創作」という事です。
なんだかんだと言った所で、結局のところ良し悪しを決めるのは権利者です。
権利者が原作者が不愉快だな、不利益だなと思うか思わないかだと思っています。そしてそれは原作への愛と敬意があるかないかで分かれるのではないかなと考えます。
私達、ファンも創作物を見て愛と敬意があるものを好ましく思いますし、今回のような人気キャラRKの死を冒涜するような作品を作り、それを悪趣味な「葬式ごっこ」として楽しみ面白おかしくツイートするというキャラにも原作にも愛と敬意が感じられない一連の行為が皆を不愉快にさせた一番の原因だと思っています。
私は二次創作が好きですし、この先もずっと楽しみたいと願っています。
しかし、SNSの普及によりバカッターと言われるような承認欲求から過激な行為を自ら拡散する人が増えています。
今回の事件はスシローペロペロ事件と本質的には同じだと感じます。
しかし、成人向け同人誌を描かれている方々は高校生ではありません。成人済の大人です。
自身の欲望の為に多くの人気キャラRKファン・多くの原作ファンの気持ちを踏みにじった行為だと思います。

表現の自由・性癖の自由

よく、表現は自由だ!性癖は自由だ!と言う方もいらっしゃいますが、それはあくまで一次創作であれば、だと思います。
ご自身がそれぞれオリジナルに作ったキャラクターでお葬式しようが、死体画集作ろうが勝手です。
しかしながら、二次創作には原作者がおり、原作があり、権利者がおります。人様の大事なものを勝手に使って商売したり、改変したものを公開して良いはずがありません。
自分に置き換えて考えてみて下さい。自身が飼っている大事なペットのワンちゃんの二次創作を勝手に作って本にして売ったり、SNSで公開して多くのフォロワーを得ていたらどう思いますか?しかも、大切なワンちゃんの惨たらしい姿の死体の絵を描かれ、相応の趣味嗜好の方々と「エッロwww」「興奮するーーwww」とか楽しまれていたらどんな気持ちですか?
それを咎めたら「表現の自由だろ!」「性癖は自由!」と言われたらどう思いますか?
他人の権利を侵害しておいて余りにも身勝手ではないですか?

原作者にとって自身の作品はお腹を痛めて生んた子供のような存在だと思います。とても大切で愛おしく尊いものだと思います。
そんな大切な作品、大切なキャラクターに今回の事件のようなことをされて原作者が喜びますか?公式が喜びますか?
あなた達がやるべきことは「最低限のワンクッション」ではないんです。
最低限の作品への愛と敬意を持つことです。

今後

企画者と受け取った人、寄稿した参加者も含め全員に謝罪文をあげて頂きたきたいと思っています。
謝罪文の内容も問題の本質を理解した上で、何が悪かったのか、今後どうしていくつもりなのか、を明確にして頂きたいと思います。
すべてが中途半端なままでこのまま無かったことにしようムードになっております。
そんなことは許されません。

今後の経過を見ながら権利者への報告も視野に入れて考えたいと思います。
アカウントを見つけられなかった2人のアカウント、RTした人、反省の色が見られない発言等、詳しい情報をお持ちの方はご連絡お待ちしております。

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