6.23実習生の保育から考える

学生の幼稚園実習では、研究保育と呼ばれる学生が中心となって保育をする時間があります。

それは子どもが登園してから帰るまでの一日中のこともあれば、一時間の活動のこともあります。それは実習先の園の考え方(慣習)によります。うちの園は後者の、一つの活動を担当することにしています。
実習生は指導案を書き、教材研究(制作の素材や準備を考えること)をして当日を迎えます。実習園の担当保育者に指導を受けながら準備を進めていくんですね。

現在、うちの園に実習生が1名います。
そして本日、研究保育を行いました。

この記事を読まれている保育者の方にお聞きしますが、実習生の保育の何に注目していますか??
私は実はあんまり実習生に注目をしていません。実習生の保育を通して実習担当の保育者や参観した保育者、そして園長と保育について語りたいという考えで研究保育を見ています。もちろん実習生にもアドバイスをします。というより、こんな子どもたちの姿が見られてよかったという話をします。だって1回の保育で子どもへの説明の仕方がどうとか反省しても、あまり身にならないかな。なんて。他の職員がいいだけ話してくれるので、私は違った視点で考えて話していいだろうなんて考えています。

では、今日の保育について書いていきます。
学年は年長組で、活動は制作です。
先に結論を言うと、今回の活動を見て「問い」と「逸れ」について考える機会となりました。いかにも実習生を中心にしていない視点ですね笑。


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