こんな時だから、ネットで世界のサッカーを探検しませんか（その１）
新型コロナウイルスの脅威によって、日常から様々な娯楽が奪われてしまいました。サッカーはＪリーグのみならず、世界中の大会が中断を余儀なくされています。
週末、家にこもって何をすればいいのかと、退屈で仕方ないサッカーファンは少なくないはずです。
こんな時こそ、広い広い世界のサッカーを感じてみませんか？
今は便利な時代で、インターネットで世界中のサッカーを観ることができます。違法アップロードではなく、YouTubeなどで公式にハイライト映像などを提供しているケースは少なくありません。
今回、私が日々のネットサーフィンの中で見つけた、世界のサッカー映像をいくつかご紹介します。
Ｊリーグや欧州リーグが再開して日常が戻れば、新たな発見に費やす時間もなかなか無いと思います。是非この機会に触れてみていただければと思います。暇つぶしの一助となれば幸いです。
映像とともに、スタジアムの場所の地図を埋め込んでいます。日本から遠く離れたこんな場所なんだ、と実感していただけたらと思います。
ハイランドリーグ（スコットランド）
まずはサッカーの母国、イギリスから。北部のスコットランドの中でも、さらに北部の地方のことをハイランドと呼びます。多くのブランドウイスキーを輩出するスぺイ川や、ネッシー伝説で有名なネス湖がある自然豊かな地域です。
ここにハイランド独自のアマチュアリーグ（５部リーグ相当）が存在します。１７の小さな町クラブが熱い戦いを繰り広げています。先月１１日までリーグ戦を開催していましたが、それ以降に予定されていた試合は中止となってしまいました。
以下、今季の４試合のハイライト映像をご紹介します。
ターリフ・ユナイテッド vs ルジーマス
ハイランドリーグでは、ピッチのすぐ横で立ち見するスタイルが一般的。地元の子供たちもたくさん集まっています。
インヴァルリー・ロコワークス vs デブロンヴェイル
ゴール裏のセメント工場？が印象的。太鼓と大旗で応援するサポーターも良い味出してます。
フレイザーバラ vs ブローラ・レンジャーズ
画面左奥に見える教会が良い雰囲気を醸し出すフレイザーバラのスタジアム。対するブローラはリーグ上位常連の強豪クラブです。
ウィック・アカデミー vs バッキー・シスル
ウィックはハイランドリーグ最北のクラブ。映像を見ていて違和感を覚えると思いますが、ピッチに少し傾斜があります。このサッカー場は私が実際に訪れたことがある場所ですが、画面右から左にかけて下っていました。
ハイランドフットボールリーグは、YouTubeチャンネルを持っていてハイライト映像やゴール集をアップしています。気になった方は是非覗いてみてください。
オセアニアＵ２０選手権
続いては、日本から遥か南、太平洋に浮かぶ島々のサッカーをご紹介します。アジアやヨーロッパと同じように、オセアニアにもサッカー協会があります。ＦＩＦＡ主催の大会の予選もオセアニア地域内で行われ、小さな島々の代表チームも本大会出場の夢を追いかけて戦います。
２０１６年にバヌアツで行われたＵ２０選手権は、２０１７年に韓国で行われたＵ２０ワールドカップ予選を兼ねていました。
出場枠は２ヶ国。１つはオセアニアで圧倒的な強さを誇るニュージーランドが獲得。残りの１枠をかけて、ホスト国のバヌアツと、ソロモン諸島が準決勝を戦いました。
地元の熱い声援を味方につけたバヌアツが、全年代を通じて初めてのFIFA主催大会への出場を勝ち取りました。
翌年のＵ２０ワールドカップでは、メキシコとドイツから２点をもぎ取る大健闘。惜しくも勝ち点獲得はなりませんでしたが、アマチュア選手ばかりで、圧倒的に実力が劣るとの予想に対して、意地を見せてくれました。
Ｅ－１選手権予選
昨年１２月に韓国で開催されたＥ－１選手権（東アジア選手権）。日本は準優勝に終わったこの大会ですが、実はこの大会に出場するための予選があることをご存知でしょうか。
日本・韓国・中国の３国は予選が免除されており、残りの１枠を予選で争っています。今回は香港がその枠を勝ち取りました。
その予選も１次予選と２次予選の２段階となっています。１次予選はモンゴルで開催され、モンゴル・グアム・マカオ・北マリアナ諸島の４チームで争われました。コロナウイルスの騒動が無ければ、日本代表が３月３１日に、モンゴル代表とワールドカップ予選を戦う予定であったスタジアムです。
モンゴルとマカオの一戦のハイライト映像です。
１次予選の結果、ホスト国のモンゴルが２次予選に駒を進めました。モンゴルは２次予選では香港・北朝鮮・台湾の前に３戦３敗。本戦出場とはなりませんでした。
東アジアサッカー協会ではＥ－１予選や本大会のハイライト映像などをアップしています。気になった方は是非ご覧ください。
以上、いかがでしたでしょうか。
まだまだ紹介したいサッカーがあるので、少なくともあと１回はご紹介記事を作成する予定です。またご覧いただけますと幸いです。
くれぐれもコロナに限らず、体調には気を付けて、またサッカーを楽しめる日々を迎えましょう。ありがとうございました。
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