９割超の医院🏥が患者減😫💦

ここ最近は雨模様の多い東京です☔️

それでも初夏の陽気☀️もあったりして，，，

天気の良い日は外出したくなっちゃいますね〜

しか〜し・・・

まだ「緊急事態宣言📢」継続中の東京ではなかなか😭

もう少し我慢が必要ですね💦

そんな中，嬉しいNEWsもありますね！

39県で「緊急事態宣言📢」が5月14日に解除されたり🎉，

新たな感染者数ゼロ✨

が5月17日に大阪で報告されたり🎊．

💡大阪では3月9日以来，69日ぶりだったそうです💡

とか言ってる間に，大阪，京都，兵庫は「緊急事態宣言📢」ですって！！😲

これで残りは，埼玉，千葉，東京，神奈川と北海道だけのようですね😭

良いNEWsも聞こえ始めていますが，，，

先日届いたこちらのNEWs📰は結構衝撃でした⚡️😖

そう，タイトルにもあるように，，

9割超の医院🏥が患者減😱

保険医の生活と権利を守る東京保険医協会

少し前になってしまいますが，

4月中旬の時点で行われたアンケートのまとめが発表されていました．

約4800件の医療機関に要請して，回収できた約1200件（回収率25.6%）の集計です．

4月中旬といえば

☝️SARS-CoV-2🦠によるCOVID-19😷がうなぎ上りに増える中，

前線の医療機関🏥では，

マスクや防護服，入院ベッド，治療機材，スタッフ

あらゆるものが不足しての

『医療崩壊⚡️』

が連日TV📺から流れて来てましたね．

しかし，“足と歩行の診療所”もそうであったように，

各診療所でのマスク😷や消毒用エタノール💦は

在庫もまだなんとか・・・

なクリニック🏥が６〜７割近くありました．

防護用品🧥については，なかなか通常のクリニックは常備してないもの

だと思うので，こんな感じかなと🙄

そんな中特筆すべきはこちら👇

“９４．１％”

のクリニック🏥が患者数の減少を実感し，

保険診療の収入源を実感したのは“９３．２％”にも登っていました😫💦

診療所や一般病院では，前線の病院とは全く違った

『医療崩壊⚡️』

が迫っていたんです．

アンケートには

・患者数は毎日10人以下，それでも家賃や人件費は変わらず経営破綻しそう
・電話などでの診療は，事務手続きが煩雑な割に診療報酬が低すぎる
・検査数が激減している

といった声がありました．

その頃の“足と歩行の診療所”はというと，，，

来院患者さんの数は，少しずつ，でも確実に減っていってました💦

「不要不急の外出に対する自粛」

は，SARS-CoV-2🦠を押さえ込むのに必要な要請だったと考えています．

けど，

相次ぐ“院内感染の報道🎥”などがさらに追い討ちをかけていて，，，

クリニックとしてはこんな感じでした．

12月は僕が勉強のために10日ほど渡独していたので，

診療日数を縮小した結果，保険診療収入，来院患者数全体的に減少でした．

1月はシステムも大きく変更して心機一転✨

多くの患者さんを診察することができていたんです😊🎉．

2月以降にもググッと期待🌟していたその頃，，，

ダイヤモンド・プリンセス号🚢の事件が😨💦

“全く新しい未知のウイルス🦠”の報道が加熱♨️し，

病院や交通機関での感染が報じられると，患者さんがじわりじわりと減っていきました😓

4月が終わった時点で，

患者数は1月の『２割半減少』

保険診療収入は同じく1月の『３割減少』

５割以上の減少というほどではなかったものの，

この状況が続けば6月には経営破綻💸してしまうような状態です😭

病院🏥というと儲かっている💰というイメージも多いかもしれませんが，

厚生労働省の調査では

2018年度の国公立・民間を合わせた一般病院での利益率はマイナス2.7%

診療所の利益率は6.3%だったそうです．

そう，結構多くの医療機関が自転車操業🚴‍♂️なんですよね．

病院を受診すると，窓口でのお会計💰は

それぞれの保険の割合分をお支払いいただきます．

僕たち医療機関は，その残りを“保険請求”という形で，国に請求します．

この”保険請求”した費用は，２ヶ月後に支払われます．

このとき”査定”もされているため，請求した満額をいただけるとは限らないんです💦

でも．幸いこの２ヶ月後のおかげで，

そこまではある程度まとまった収入を得ることができます．

でもそれ以降は．．．

コロナ禍初期の頃はわからないことも多かったので

とにかく

「感染しない，感染させない」

を主軸に，

・マスク着用
・手指消毒の徹底
・検温

を徹底しつつ，

３密の話がで出したところで

・換気の徹底
・密集しない

ことに細心の注意を払いつつ診療をしていました🩺

以前noteでもお話ししましたが，

“足🦶のトラブル”に特化している、僕のクリニック🏥では，

今回のような感染症😷ではお役に立てることは少ないんです．

仮にお役に立てたとしても，スタッフの皆さんを危険に晒しながらの診療は

自分的にはかなり苦しいものがあったでしょう．

そんな中，1日また1日と患者さんが減ってきます．

そうなってくると，突きつけられてくる

「経営問題」

です⚡️．

ちょっとその前に☕︎

僕たち医師は「ヒポクラテスの誓い」をもとに医の倫理を学びます．

ヒポクラテスさんはギリシャ🇬🇷のお医者さんで，

『医学の祖（父ともいわれます）』

とされる方で，“医者ってこうあるべきだよ！”的なものを弟子の方に

伝えてたんだそうで，

それをまとめたものが「ヒポクラテスの誓い」

なんです．

さらに，その誓いを現代的な言葉で表しているのが「ジュネーブ宣言」

たるものになります．

内容はというと，

１．医師の一人として
２．人生を人類への奉仕に捧げることを厳粛に誓う
３．患者の健康と安寧を第一に考慮する
４．患者の自立と尊厳を尊重する
５．人命に対して最大限の尊重の念を持ち続ける
６．医師としての職責と患者との間に，年齢，疾患もしくは障害，信条，民族的起源，ジェンダー，国籍，所属政治団体，人種，性的指向，社会的地位あるいはその他いかなる要因でも，そのような要因に対する配慮が介在することを容認しない
７．信頼のゆえに知り得た患者の秘密を，患者の死後においても尊重する
８．良心と尊厳をもって，最高の医学水準に従って，専門職を実践する
９．医師の名誉と高貴な伝統を育む
１０．恩師，同僚および学生に，当然受けるべき尊敬と感謝の念を捧げる
１１．患者の利益と医療の進歩のために，医学的知識を分かち合う
１２．最高水準の医療を提供するために，自身の健康・安寧および能力に注意を払う
１３．脅迫の下にあっても，自分の医学的知識を使って，人権や国民の自由を侵害することはしない
１４．以上の約束事を厳粛に，自由意志により，そして名誉にかけて誓う

この「ジュネーブ宣言」は2017年に改訂されて，

現代に則した内容となりました．

☝️勤務医として働き続けるのであれば，

その通り！！

な内容なのですが，

開業🏥すると，自分も”個人事業主”になるわけで，，，

でも経営のノウハウ的なものを教わる機会はなかったわけで💦

そんな折の，，，

『コロナ禍🦠』

ヒポクラテスの誓い，ジュネーブ宣言を見てみてもそうですが，

僕たち医療従事者は儲け的なことを考えるよりも

「患者さん」に対して

「病」に対して

全身全霊を注ぐよう指導されています．

そういうと，語弊もあるかもしれませんが，，，

でも，開業して痛感😣するのが

『お金の大切さ🌟』

どんなに素晴らしい“医療”を提供できたとしても，

提供できる場所🏥

がなければできません．

そのためには，

家賃，人件費，機械代など様々なものに”お金”が必要です．

この１ヶ月，診療しながら

・固定費の削減
・家賃の交渉
・融資返済の交渉
・追加融資

をできる限りしてきました．

融資については

日本政策金融公庫
https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/covid_19_m.html
☝️１ヶ月たちましたがまだ動きがありません💦

区の制度
https://www.city.ota.tokyo.jp/smph/sangyo/topics/shingatakotonauirusutaisaku.html
☝️利率はゼロですが，保証料がかかってくるので見送り

福祉医療機構
https://www.wam.go.jp/hp/fukui_shingatacorona/
☝️借り入れの手続き中✨

そのほかにも，給付金も知らないことまだまだありそうです💦

全ての人に大きな影響を及ぼしている

『コロナ禍🦠』

医療機関だけの問題ではなく，

今休業されている業種の方々含め，もっと大変な状況にある方も

たくさんおられるとは思います．

ただ，メディアから流れる

最前線の病院🏥に迫る『医療崩壊⚡️』

とはまた別，もっと身近にあるであろう

“かかりつけ医院🏥”や”まちのお医者さん🏥”にも

また別の意味での『医療崩壊⚡️』が迫っているし，

持ち堪える施策は行いつつ，

今後は新たなスタイル🩺の構築も必要なんだな〜

と感じつつ模索している今日この頃です💦

とまぁ，

新型コロナウィルス🦠（SARS-CoV-2）の爪痕

はまだしばらく続きそうです😅

ほかにも個人的にはいろいろ思うこともたくさんありますが🧐

少しでも早く，

“アフターコロナ🦠”

にシフトしたいですね．

第２波，第３波にも備えつつ．．．😓

それではまた木曜日に！