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ジュビロ磐田、2戦連続逆転で連勝。

J2リーグ第26節(8月21日土曜日19:00曇時々雨)

アウェイ石川県西部緑地公園陸上競技場にてツエーゲン金沢との暫定首位から暫定を外すためにも是が非でも勝点3を持ち帰りたい試合に挑んだ。
金沢さんは天候不良で2試合中止となっていて、試合準備はしっかり整えられているだろう、かなり難しい試合が予想された。


試合は開始から攻め込む時間帯が続きゴールが奪えなかったが、相手に先制されはしたが最後はPKをゴールに飢えているルキアンがきっちり決めて逆転し連勝となる。


今日の試合は、お互い後半の選手交代が試合の流れをもたらしベンチワークが輝いた試合でもあった。


特に大森晃太郎は流れを引き寄せる抜群の活躍だった、3日前は天皇杯で延長後半途中まで戦っていた疲れは微塵も感じさせない動きを見せてくれた(いや魅せてくれた)。


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1.スタメン

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18日に天皇杯を戦っていたが、主力温存だったため前節と同じメンバー(鈴木雄斗と松本昌也は途中出場している)。


控えメンバーは、今日の試合の逆転に大きく貢献してくれた、CBの伊藤 槙人には次節出場停止が確定した大井健太郎に代わり出場が濃厚だけに期待したい。


2.前半

前半はスタッツを見ればわかる。
ボール保持は71%⇄29%、パス数は363⇄146
かなりの数字上の差があった、開始早々はハーフコートマッチとなっていた、しかし金沢の粘り強い守備を前半最後まで崩せず、特に右CBの鈴木雄斗のドリブルで中央突破からの美しいシュートもGKのファインセーブでゴールを防がれた。

金沢もチャンスを的確に作りカウンターを仕掛け、いつでも攻めに転向てきる姿勢を見せ続けて、ジュビロ磐田のリスク管理が常に必要であった。


前半で2点ぐらいいけそうかなと感じた開始だったが、前半終了の笛が鳴った時には、これはいわゆる、攻め込む時間が長いチームが先制され苦境に陥るパターンではないのか?


3.後半

選手交代から試合は大きく動き出す。
金沢は前回対戦時、決定的ゴールチャンスを逃した瀬沼が入ってすぐのプレーで、ビューティフルなゴールを決めてきた、前半終了時に感じたことが現実となってしまった瞬間だ。

しかし、今日のジュビロ磐田のベンチは動きが早く、後半早々に「相手がパスコースを予測した守備をしていたので、ドリブルやミドルシュートを期待した」で大森晃太郎と金子翔太を投入した、この効果が先制はされたが逆転へと繋がる。

まずは同点、大森晃太郎の浮き球でのパスをPA内で受けたルキアンがマイナスのクロスを入れた、そこへ走り込んだのは「ヤットさん」だ。冷静にキーパーの位置を見定めゴールを決めた!
なんとも『簡単に』みえるシュートで決めてくれる、さすがとしか言いようがないね。


その後も攻撃を続けるが、引き分けが脳裏をかすめ始めたロスタイム、またも大森晃太郎が得意のドリブルでPA内へ、たまらず足を出した相手に倒されPKを獲得した、ライン上の微妙な位置ではあったが、倒された大森晃太郎が着地した足の位置は明らかにPA内だった、あの時間での微妙な位置でのPK判定をくだした審判には拍手を送りたい👏

この試合、引き分けと勝利では大きくこの後のリーグ戦に影響するだけにとても価値ある勝点3になったのは間違いない。

PKを任されたルキアンも、ゴールがどうしても欲しい状況で難しかったはず、よく決めてくれた、これで本人のコメントのように今後チームを救うゴールを量産してくれそうだ。

4.今後

繰り返しになるが、この試合の勝利は本当に大きかった。

ゴールをどうしてもとりたかったルキアンにもPKではあるが獲得できた、また疲れがたまるこの夏場の連戦でベテランの遠藤保仁が2試合連続のゴールを決めたこともチームに好影響を与えている。

山田大記、大津祐樹の両シャドーはお互いを補い合い、貴重なゴールを決めてくれている、そんななかリーグ戦では控えに回されている大森晃太郎が今日の逆転に繋がる2得点に絡んでくれたことは非常にポジティブだ。
金子翔太も積極的にゴールを打つシーンも増えて、チームにフィットしてきている。

右サイドの高野遼はもっと長い時間みたい選手であることが証明された。

そして次節出場停止の大井健太郎にかわるであろう伊藤槙人、この訪れたチャンスをモノにしてレギュラーの座を勝ち取って欲しい選手だ。

次は監督が代わり上向き状態にある相模原とのホームYAMAHAスタジアムでの試合だ、今日の勝利がもたらしてくれた勝点が、チーム全体で掴んだことで、さらに上を目指すことができるような気がする。

『目標はJ2優勝でJ1昇格』だから。








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