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留学先を選ぶ前に考えておくべきこと


■ 軸があれば留学先を選ぶのは難しくない

これまでの記事で、台湾の大学野球について紹介をしてきました。では次に、どうやって大学選びをすればいいのかをお話します。実際に、一番多い質問でもあります。

日本は大学が約800校ありますが、台湾は約150校と決して多くはありません。その中でも台湾プロ野球のドラフトが狙えるような大学は20校もありません。

「それでも20校?」と思われるかもしれませんが、そこから絞っていく作業は二つの質問を中心に考えればそう難しいものではありません。

ここで問いかけて頂きたい質問は、

「卒業後どのようになりたいか」
「どのような大学生活を送りたいか」

です。日本で大学を選ぶ場合と同じです。

 「卒業後どのようになりたいか」= 大目的
「どのような大学生活を送りたいか」 = 小目的(大目的への手段)
「大学選び」 = 手段

■ 卒業後どのようになりたいか

今回は通常の留学ではなく「野球留学」ですので、一般の大学進学や留学とは異なります。「野球基準」で大学を選ぶことが一番に来るでしょう。
「卒業後どのようになりたいか」は、言い換えると「どれだけプロ野球選手になりたいのか」です。

全員がプロ野球選手を目指す必要はないことを前提で話をしますが、「どれだけプロ野球選手になりたいのか」、そして「本当になれると信じているのか」が野球留学での大学選びの一番です。

絶対にプロになりたい学生であれば、野球最優先で考えるのが良いでしょう。その場合は野球中心の生活を送れる大学が良いかもしれません。

そうではなく、プロ野球選手は目指すけれど、野球以外の道にも興味がある学生や、野球は大学までと考えている学生には違う選択肢があります。

■ どのような大学生活を送りたいか

どの程度プロ野球選手になりたいのかを考えたら、「どのような大学生活を送りたいか」を自分に問いかけてみて下さい。具体的な質問としては以下のようなイメージです。ズバッとどちらと言えなくても、「どちらかといえばこっち」くらいで大丈夫です。

「都会の大学に行きたい」 or 「田舎でも構わない」
「日本人がいる大学がいい」
or 「日本人はいてもいなくても構わない」
「野球部以外の学生とも関わりたい」
or 「野球部の仲間だけで十分だ」
「奨学金は可能な限り支給されたい」
or 「奨学金はあれば嬉しいが必須ではない」
「スポーツの勉強をしたい」
or 「スポーツ以外の勉強をしたい」
「野球漬けの生活を送りたい」
or 「勉強もしっかり取り組みたい」
「1年生から出場がある中堅校」
or 「1年生から出場が難しそうな強豪校」

これらの質問はある4つの軸をベースに考えています。次の記事ではその軸をお話します!

CPBL・統一ライオンズのホーム球場、台南市立棒球場

Footrans / フットランス
・スポーツエージェント

 対象:サッカー・野球・ラグビーなど球技を中心にスポーツ全般
   FIFA(国際サッカー連盟)フットボールエージェント
   元公益財団法人日本ラグビーフットボール協会登録代理人
   海外野球代理人
・国家資格キャリアコンサルタント
・SCSCアスリートキャリアコーディネーター

・スポーツ人材向けTOEICコーチ

現役のスポーツエージェントとして、Jリーガーをはじめとする様々なスポーツ選手の競技生活をサポート。またキャリアコンサルタントとして、プロアスリートだけではなく、学生アスリートや競技者以外のスポーツ人材のキャリアサポートも行う。

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