高校生がマッチレポート風に書いてみたpart5 アーセナル対トッテナム

今回はプレミアリーグ第29節アーセナル対トッテナムの簡易分析、感想のをやっていきたいと思います!

スタメン

まずはスタメンから。
トッテナムの2ボランチはもういかにもボール刈り取る気ですね(笑)馬力は十分です(笑)

アーセナルはムスタフィがSBなんですね、今回の2チームは日ごろ見ていないチームなので詳しいチーム事情についてはわからないのです(笑)

では早速試合を見ていきましょう!

トッテナムボール保持時

こちらが両チームの基本陣形。
トッテナムはWBが両サイドとも高い位置を取り、さらにフェルトンゲン、アルデルバイレルトの左右CBもスペースがあれば高めに位置を取り、後方からサポートをする。アーセナルは前からボールを奪いに行くようなプレスをかけるが、第一ゾーンを突破されると全員自陣に引き、しっかり固める守備方式だったため、トッテナムも全員敵陣に入り、CBもサポートする場面が多かった。

今回トッテナムは両WBを高い位置にあげ、さらに両SBも高めにするという組み立て方だった。これにより、敵陣に相手を押し込み、敵陣で取られても奪い返し、敵陣で試合をしようという意志を感じた。実際前述したとおりアーセナルサイドにロリス以外の21人が入るというシーンはたびたび見られた。
しかしもちろん人数を攻撃に割けば守備は危険が増す。フェルトンゲンとアルデルバイレルトを同時に上げていると守備に備えているのはサンチェスだけになる。なのでカウンターを食らった場合、サンチェスは問題ないが、左右CBの二人の切り替えの早さ次第では、大ピンチを迎えることになる。
しかし、ここのリスク計算は織り込み済み。
2ボランチを高馬力のシソコとワニャマにし、二人が守備時に猛烈な勢いでCBのいないスペースをカバーしカウンターを遅らせるなど、ネガティブトランジションの局面で多大な貢献をしていた。そのため、二人はペナ内に入り込んでシュート狙うなどは少なかった。シソコは攻撃面でも顔を出すことはあったが、積極的ではなかった。

けが人も多く逆にボランチはこの組み合わせしかなかったのかもしれませんが、だからこの戦い方にしたというように何かしらの関係性はあるのではないかと思います。日ごろのトッテナムを見ていなのでもしかしたら違うかもしれませんが。

前に人数を送り込むため、ボールを失ったときに生じる背後のスペース、カウンター対応のリスクのある攻撃だが、2ボランチをワニャマとシソコにすることで、しっかりとリスクをカバーしたポチェッティーノでした。

ビルドアップ時は後ろ三枚、WBは低めでサポート、2ボランチを使いながらという形。
 
アーセナルは前からハメに来ており、2トップとMFラインが前から蓋をするイメージ。
2トップはCBには取りに行くというよりはコースを切る感じ。主にボランチへの縦パスとCB間のリターンを切りながら、サイドに誘導していた。

トッテナムはボランチへのパスコースを切られていたため、WB経由での前進が多くなる。
この試合トッテナムは無理に繋がず、シンプルに縦にけることが多く、そのこぼれに対してはアグレッシブにプレスをかけ、奪取からのショートカウンターを狙っていた。トッテナムは自陣でのポジティブトランジションでも前の見方を探し、バックパスはせず速攻を仕掛けようという方針だった。

トッテナムが縦にけるときのキッカーはフェルトンゲンかアルデルバイレルトのどちらかが前線にいるソン、もしくはケインをターゲットにし、エリクセンが落としを拾うという構図。
この際アーセナルは2トップ、MFラインは前からハメようと高めにポジションを取っていたが、DFラインはトッテナムの前線へのロングボールを警戒してかラインが低めでMF-DFライン間が広く空いてしまい、そこでエリクセンがフリーになるというシーンも多かった。ラインが低いのは、GKのレノがペナルティを飛び出してのクリアがあまりしないタイプなので、ハイラインにして相手がターゲットではなく、裏にけった場合スピードのあるソンなどが相手にいるため、そこを恐れてラインを上げられなかったのか、それとも相手を見て下げたのか、あるいは下げさせられたのかは興味深いところ。

個人的には、アーセナルのほかの試合を見ていなので何とも言えませんが、まずレノに関してはスピードはないイメージですが、足元の技術はあるし、ポジショニングも低いわけではなかったので、GKの影響の可能性は低い気がします。なのでトッテナムの前線が前に張り、かなりの頻度でロングボールが来る、しかも精度も高いので下げざる負えなかったのかなと思います。
あえて下げたにしてはライン間にスペース空きすぎだし、前から行くという方針で最終ラインだけ少し引き気味なのはあまりないと思うので。

また、アーセナルはボール周辺に人数をかけるため、逆SHは内側に絞る。
しかしトッテナムのWB(とりわけローズ)はボールが自分と逆サイドにあってもサイドに開きっぱなしで、中央の選手を経由してサイドチェンジをすると広いスペースがあり、ドリブルで仕掛けることが何度かあった。


トッテナムはほとんど前線にロングボールをけり、そこからという形だった。ロングを警戒されて明らかに入れても何も起きない、というときはサイドからという2パターンが主な攻撃の形。サイドから攻める時は右からが多く、シソコがサイドに流れ、エリクセンも寄ってきて、トリッピアー、シソコ、エリクセンの三人が起点になる。

そしてアーセナルはけられたらしっかり4-4-2のまま引いてブロックを作り固める。
押し込まれて相手が全員アーセナル自陣に入ってきたときは、後方の3CBに簡単に運ばれないように、SHがCBに行き、WBはSBが見るという縦のマークの受け渡しを行った。これに関してはムヒタリアンが行くことが多かった。

その際ワニャマがフリーになるシーンがあったが、ラカゼットがサンチェスとワニャマの中間ポジションを取り、出たらプレスをかけに行く。ワニャマが足元があまりうまくないので、出てから寄せる方式で問題なし。

アーセナル保持時

アーセナルは繋ぐ思考の強いチームだが、この試合はトッテナムの蹴りこんでからの即時回収に苦しめられ、思うように繋げず、仕方なく縦にけるシーンが多かった。

基本攻撃は左サイドのイウォビに偏っており、逆サイドのムヒタリアンも中に入ってきてプレーするシーンが多かった。

そのためトッテナムはムヒタリアンがそもそも右サイドにいないので、ローズは高い位置を取りムスタフィをマークする。
逆に攻撃が偏っていた左サイドはイウォビはトリッピアーが付き、アーセナルの3トップに対し、3CB+トリッピアーの4バックを形成。

特徴的だったのはトッテナムの中央の守備。2トップは2CBをそれぞれマーク。エリクセンはCB間に落ちてくるボランチをマーク(ほぼジャカ)する。そしてトリッピアーがイウォビに付いているので、モンレアルに対していく人がいないが、ここは中央のシソコが飛び出してケアする。しかしそうすると中央でラムジー、グエンドゥジがフリーになる。そこにたいしてはワニャマが危険度の低いほうを捨てる。
なのでトッテナムはワニャマ、エリクセン、シソコがその時の状況によって連携し、モンレアル、グエンドゥジ、ラムジー、ジャカの4人を見ている状況。トッテナムにとって数的不利ではあるが、シソコが運動量でカバーしていた。

アーセナルはハーフスペースを使いながら、サイドを崩してフィニッシュを狙っていたがこれといったチャンスはほとんど作れなかった。
後半グエンドゥジに変えてトレイラを投入しトッテナムの蹴りこんでからの即時回収に対して手を打ち、アーセナルはうまく繋げず、ける機会が多かったのでラカゼットに変え、裏にけっても雰囲気の出るオーバメヤンを後半少したってから投入し修正を加えたが、得点は取れなかった。

異常気象ローズタイフーンと気象予報士ポチェッティーノ

70分になるとピッチに嵐が発生した。台風の目には小柄な背番号3を付けたイングランド人。そのイングランド人を中心としたタイフーンはピッチの中央を暴れまわり、アーセナルの中央に位置するディフェンダー3,4人をもろともせずボールを敵陣まで運ぶ。この台風の目に位置するイングランド人とはもちろんローズのことである。ボールを持つと、とにかく仕掛け、ドリブルで力強く突破しアーセナルの中央を切り裂いた。それはまさにタイフーンであった。
よく見るとタイフーンが起こる数秒前、ポチェッティーノが何やらローズに指示を出している。つまり数秒後に目の前でどんな天気になるか気象予報士ポチェッティーノは予測していたのであろう。彼をボランチにすれば嵐が起き、アーセナルの中央レーンは被害を被ると。

何のことかと思った方は、70分からローズに注目して10分くらい見てみてください(笑)

感想

この試合は内容的にはトッテナムのほうがやりたいことはできてたのではないかと思います。ただお互いこれといったチャンスはありませんでした。トッテナムは後半前がかりになり、カウンター時にオーバメヤンにやられそうなシーンはあったのでアーセナルとしてはそこを生かしたかったところ。

個人的にロリスは一番好きなGKなのでこの試合もPKを止めるなど活躍もしよかったと思います。GKに関してはいずれGK単体でノートを書きたいなと思っています。

今回はここまでです!
ここまで見ていただいた方本当にありがとうございました。

よろしければコメント、拡散等していただけると嬉しいです。

次回もよろしくお願いします!


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