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【思考-Pt.3】自己哲学という視点②

皆さん今年もいよいよ終わりが近づいてきましたね!
みなさんはどんな一年でしたか?

自分にとってはとても大きな成長があった一年でした。

あるキッカケから「考え方」「哲学」と呼ばれるようなものについて考え始め、5月に自分なりに初めてまとめたいわば今の自分の哲学の出発点である

「自己哲学という視点」という記事を発信しました。


大きな反響があり、発信したことによって新たな学びも大きく、その後の様々な活動を通してよりアップデートできたかなと思います。

今回はその「自己哲学の視点」の続編となります!半年間でアップデートされた部分があるので、今の自分の哲学を今年の集大成としてここにまとめておきたいと思います!

では本編スタート!


①無限な世界

この世界というのは基本的に「どんなことも正解になる」という性質をもったものが多いです。

物理法則のみ答えが存在しますが、これも現時点での測定精度ではここまでしか測りきれないからそう認めざるを得ないという視点で決めているので必ずしも間違いかと言われたらそうとも断言はできません。

ここで言いたいのはこの世界というのは性質的なところで無限に広がっています。

そのためどこを見るのか、どこを見ないのか、何を大事にするのか、何を捨てるのか。

このようにこの無限の世界を区切る必要があります。(宇宙として漠然と考えるのではなくその中で地球に焦点を当てる、しかし宇宙の中にあるというのは認識する必要がある)


②自己哲学の意義・0の地点

自己哲学はまず、この無限の世界を区切るために必要です。

空間を区切るということは当然面積が必要になります。

またどこからどのように区切っても良いのですが、ただ漠然と無限を見つめても区切ることはできません。

まずは座標を定めてどこからどこまでを区切るか決定する必要があります。(宇宙の中でどこまでが地球なのか、地球のなかでどこまでがヨーロッパなのか)

そのため座標を定めるために0の地点を定める必要があります。(緯度経度)

0の地点がその人の自己哲学の根本、価値観等になります。

0の地点が定まるとどこまでを区切るか座標が定められるようになります。

0の地点が無いと、正確な相対性が無いので行きたいところは何となくわかっていても、そこにたどりつくことはできません。

0の地点があって座標が確定し、初めて現在地とゴールの座標が確定し、正確な相対性が生まれます。


自己哲学を持つと、この無限という物が認識できるのに加え、その空間のどこに所属しているのかがはっきりします。

区切るための下準備ができるようになります。

この無限が認識できるというのは重要なポイントです。

無限を認識した上で何を大切にするのか、認識しないうえでの信念とは内容が変わってきます。

自己哲学は物差し、フィルターその物です。価値観と呼ばれるものでしょう。

ここが無いと価値観が願望になり、測れるものが限られてきます。

この物差しをより明確に、どのような物差しなのかはっきりしているほどより精度の高い判別が可能となります。

③理念

理念は自己哲学に基づいて、これには反したくない、これだけは無くてはならないといったものです。

この理念によって具体的に空間を区切っていきます。(どこの国か、イタリア)

ですのでその理念の根拠は自己哲学になります。

この世界の構造は~である、だから~はかけてはならない。

このようになります。

理念というのは個性の根源でもあります。理念があるということはその分個性が確立するということです。

ただし理念は自己哲学の元に確立されます。

そしてこの理念の先に願望があります。

故に理念はこの世界規模での自己哲学と個人規模の自己願望のつなぎ役ともいえます。

自己哲学だけでも、強いエネルギーを生むことはできません。

強いエネルギーがあっても周りが認識できなければ進む方向もわからないし、事故も起きます。

これらを両立させるのが自己理念です。

④願望

願望は理念の中で具体的に何がしたいか、どこに行きたいかです。(フィレンツェに行きたい、ローマに行きたい)

すでに理念で空間を区切れているので、どこに行きたいかもある程度明確でしょう。(イタリアと区切れているので、パリに行きたいとなることは無い)

0の地点の認識で座標もわかっているので、自分の場所とゴール地点が正確に測れます。

あとはそこに行く行き方は何通りかあると思います。

どれを進んでいくのかは自由です。

こうすることで、よりゴールに行くということが分かりやすくなり、明確に道も確立するのでより大きな力を注ぐことができます。

⑤自己哲学という視点が社会に与える影響

基本的に人間は外部からありとあらゆる情報を受け取っています。

それに対してありとあらゆるアクションを起こすのが人間ですが、この受け取りとアクションにおいて自己哲学の視点の有無は大きく影響してきます。

基本的に外部から受け取った情報は内部に入り、「感情」に作用します。

~は〇〇である!という意見を聞いたときに、それを受け取り、内部で、「そうだ!共感!」といったプラスの感情や「いや、違う!」とマイナスの感情を抱くと思います。

ここで自己哲学の視点がどう関係があるのか見ていきます。

自己哲学というのはフィルターです。

そのため外部からの情報はまず自己哲学というフィルターを通ります。

ここで、自分と同じ部分を見ているのか、はたまた違う方向を見ているのかを認識します。

また、自己哲学はその人の中での根本的な価値観でもあるので、「理性」はここで作用されます。

その人の世界での道徳的規範はここで用いられ、善悪の判定は下りますが、前提に相手がこの世界でどの部分を見ているのかが認識できるため、反射的な否定ではなく、能動的な否定、もしくはその世界で悪でないという認識ができれば理解することができます。

ただし、その意見の対象が我々の住んでいる社会が対象で、法律に違反する場合は必然的に悪となります。(対象が法律自体であれば社会制度に対する考察となるのでまた話が変わりますが)

そしてそのフィルターを通して得た情報が内部に入り「感情」に作用します。

感情は理念、願望に大きく影響を受けています。理念に反すればマイナスな感情を生みますし、その逆も然りです。

ただし、認識の部分で、この意見はこの部分を見ての話しという前提が加わって入ってくるので、感情の影響は小さくなります。また、見ていない景色を見れているというプラス要素が必然的に加わるので感情は自己哲学なしに、願望ベースの感情だけで判断するよりもマイナス方面に引っ張られなくなります。

故に、お互いがお互いの世界、見ている部分を認識することができ、それが前提としてやり取りが成立するので、より建設的な良好な関係が築けます。

⑥行動決定

行動する際は何かしらの基準に沿って決定を下します。

これを自己哲学の視点から見ていきます。

まず人間には理性、自己哲学がある場合、それに基づいて思考します。

そして理念がするべき、しないべきの明確な判断基準になります。

理念によって自分にとっての良し、悪しが決められるからです。

そしてその中で自己願望によってして良いものの中からどれがしたいのか、それが選ばれます。

そして最後にそのしたい事、ありたい状態を叶えることができるのかどうかを物理的に判断します(時間はあるのか、金銭面等の外部環境等)

そして可能と判断できれば実行、不可能と判断すれば不実行。

そしてこの外部環境の可能か不可能かのメリット・デメリットの判断基準は自己哲学に由来します。

個人の自己哲学によって、大きなデメリットになるもの、逆にならないものなど個人の価値観、自己哲学によって意味合いが変わってきます。

これがメインの判断基準になりますが、それに加えて物理的な判断(所持金)
や個人の能力や性質によっての定量的な判断(今の能力では可能だろう)といった自己分析による判断も必要となってきます。

これらのプロセスによって行動を決定していると見ることもできます。

理念が確立していて、願望が強い人ほど行動が即決なのはこれで説明がつくと思います。


まとめ

このように自己哲学、自己理念、自己願望という順番で確立していくと個性が際立ち、いわゆる軸を明確に持った人間になれると思います。

またそれ故にどんな問題も広い視野で認識しつつ、軸と照らし合わせることによって、より思考のきっかけという成長を得られるだけでなく、無限を認識した上で自分の見る世界がはっきりしているので、どんな問題でも深く自分の意見・考えを出すことができると思います。

自分にとってはこの自己哲学という視点が0の地点です。

ここからこれがさらに進化するのか、はたまた全く違う区切り方に行きついて違う哲学を掲げるのか。

どうなるのかわかりませんが、来年も頑張っていきたいと思います!

Ciao!


【プロフィール】
2000.7.7生まれ20歳。将来は監督としてCL連覇を夢に活動中。上海に3年間の滞在経験があり、高校卒業後はイタリアへ、コロナの影響で現在は日本に帰国中。2021年9月より台湾へ留学し、2022年9月よりイタリアへ戻りペルージャ大学スポーツ科学部に入学予定。
現在は日本で語学やサッカー等の勉強をしながら、各種学生団体の運営や、サポートに携わっている。
まだ、現役としてプレーも続けており、ポジションはGK。

【所属】
〈現所属〉
若者応援情報サイトヒトトナリ 副代表
https://twitter.com/hitotonari_key?s=21https://twitter.com/hitotonari_key?s=21
NEST Football Coach Academy 代表
https://twitter.com/NESTfca?s=20
団体Hotalk共同代表
https://twitter.com/hotalk1229?s=20
よんはち 運営
https://twitter.com/challenge48h?s=20
団体Velis 運営
Management Zoom 運営
https://twitter.com/management_zoom?s=20
船橋ユナイテッド フットボールディレクターhttps://twitter.com/funabashiunited?s=20
DFL 共同代表
https://twitter.com/develo_official?s=20
〈指導歴〉
ACミランスクール佐倉 アルバイトコーチ(2019.2〜2019.8)
東京GKスクール アルバイトコーチ(2019.2〜2019.8)
船橋ユナイテッド フットボールディレクター (2021.2~)

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