意識

意識してプレーしろ。
意識して取り組め。

よく言われる。

自分でも
今日はこれを意識しようとか
あれを意識しようとか。
考えたりする。


でも。
意識した先に辿り着かなければ
いけない場所があることを
知っている人はどのくらいいるか。

意識した先に
辿り着かなければ
行けない場所。

それは

無意識の領域である。

そう
自分が意識して
やっと出来ていることは
まだ自分自身の
本当の力にはならない。

無意識で出来てしまう
領域に到達して初めて
大事な時に使える
自分の武器となる。

この考え方を持っておく事は
とても重要。

そうでないと
意識して取り組んでいる
自分に満足感を覚えて
これでいいと
錯覚を起こす可能性がある。

あるインタビューでメッシ選手に
「どうして、あんなドリブルができるのですか?」

という質問をした記者がいて

メッシは
「体が勝手に動いているから、分からないよ」
と答えたらしい。

そう。メッシのような世界1のプレイヤーは
感覚でプレーしているらしい。
(その感覚が凄すぎるんだけどね。笑)

日頃の意識が
無意識になるように定着させて
感覚でプレーする事が大事。

考えてプレーだとかいうけれど
考えてプレーなんて出来ないということ。

人は不器用で
1つの事に集中したら
同時に他の事に集中を注ぐ事は無理。

一度、テレビゲームに集中しながら
人の悩みの相談に真剣に
答えようとしてみてほしい。

「え、なに?もう一回言って!」
って絶対なるから。

だから
考えてる事に集中したら
プレーに集中する事はできないということ。


その分
ピッチの外で常に考えて
練習を繰り返し
試合では無意識で。

これが1番上手くいく

振り返ってみてほしい。
無意識でやっていることの方が
上手くいくということを

例えば

食事をする時に
お箸をこう持って
こうやって口の高さまで持っていって
口の中に入ったらこうやって噛んで
飲み込んで。

なんて意識してる?

してないよね。

全部無意識なはず。

でも失敗する?

しないでしょ。

「今日、お箸の持ち方ミスって
ご飯食えなかったー」

なんて日ある?

ないよね。笑

「今日鼻の穴にご飯突っ込んでたー」

なんて事ある?

絶対ないよね。笑

でも小さな頃に
親御さんに教えてもらって
食べ方とか箸の持ち方とか練習したから
無意識の領域が手に入っている。

そして今はミスなく
ご飯が食べれるよね。

これと一緒。
スポーツも。
動作の難易度はもちろんあるにしろ

原理は同じ。

ぜひ、大事な試合は無意識でプレーしてほしい。

そして大事な試合で
無意識で合理的な正しい
プレーができる様に
常に考え意識した練習をしてほしい。

頑張れ。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?