J2再開 レノファ×ファジアーノ 簡単プレビュー

いよいよ再開したJ2。

レノファにとっても、いや、我々にとっても待ちわびた約3か月ぶりのリーグ戦。皆さんもとても楽しみにしていたのではないだりうか。私もその中の一人である。

いまだに無観客のスタジアムに違和感を覚えながらこの試合の行方を見ていた。レノファびいきで少し振り返ってみよう。

立ち上がり、レノファの組織されたブロックにファジアーノは攻めあぐんでいた。中盤に入ったヘニキがアンカーに入る形で空いているスペースを埋め、かたや高は激しいプレッシングで岡山に自由を与えず見事な働きを見せていた。

すると前半、キーパー吉満のロングボールに9番新加入のイウリが反応。一度は相手にボールがいきわたるもののそこから激しいプレスをかけ、ボールを奪ってみせたのである。イウリはそのままアーリークロスを上げ、中に走りこんできた高井が反応。見事先制点を奪ったのである。

前半はこのまま終了し、レノファ1点リードで試合を折り返すのである。


そして迎えた後半。レノファの勢いは止まらず果敢に岡山のゴールに攻めていくのである。すると52分、自陣から高井に縦パスが入ったところを高井がフリックで前線につなぐ。これに反応したイウリが相手DFを抑えながら強烈なシュート。見事にゴールネットに突き刺さったのである。圧倒的なイウリのフィジカル。右手1本で相手を抑え込む様に正直私も驚きを隠せなかった。

そしてこのままレノファリードで試合は進むと思われていたものの、やはり岡山にも意地があるのだろう。そんなに甘くはなかった。

終盤レノファのディフェンスラインがズレてぽっかりと空いたサイドを、岡山に的確に攻められ、クロスを供給される。すると9番イ・ヨンジェに合わせられあっさりと失点。さらにその後も失点し終わってみれば2-2のドロー。

レノファにとっては痛い引き分けとなった。 

勝ちきれなかったのは痛いが、あのままズルズルと失点を重ね逆転負けを喫しなかったのが不幸中の幸いだろう。


だが、良い収穫もあった。それはイウリだ。

私は正直彼のことをよく知らなかった。ポルティモネンセにいたという情報はあったもののどういった特徴を持った選手なのか、あまりわかっていなかったのだ。だが、この1試合で彼がどういった選手なのか十分鈴るほど理解できた。一言で言うと、それは「フィジカルモンスター」だ。あのフッキを髣髴とさせる持ち前のパワーで、見ている私は胸が躍った。

だが、フィジカルだけではない。決定力もあり、味方にも決定的なパスが出せる。前線に置いておけば彼にボールが収まり、流動的な攻めができる。霜田監督が彼を中央で起用している意味がよく分かったのである。今後が楽しみな選手である。


さて、軽く試合を振り返ってみたが改めて試合内容としてはかなりおもしろい展開だったように思う。

何より、Jリーグが再びかえってきた喜び。しっかりと噛みしめることができた1試合となった。

これからリーグ戦は過密日程になり、選手の負担もかなりのものとなるだろう。だが選手達にはくれぐれもケガだけには気を付けてほしい。そして我々サポーターは、いつも以上に全力で応援しよう。それが、選手の力になるはずだ。



普段とちがう光景。 普段とちがう日程。

その中でも思う存分にJリーグを楽しんでいきたいものだ。

                              るーさん




             





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