面接についてのテクニック
ほとんどの推薦入試、就職試験等では面接を行う。つまり、人は人生で最低1回以上の面接を受けるということだ。加えて、就職後に上司と面談したり、お客様と取引したりすることもあるだろう。
面接について、いくつかのテクニックをまとめたので、利用してほしい。
1. 面接は自分のプレゼンである
自分をどう売り込むかを考える必要がある。面接官はあなた」と初対面であり、「あなた」のこれまでの努力や人格的すばらしさにまだ気付いていない。そういう点で、身近な人物とは違うのだ。
「私は……をがんばりました」だけでは伝わらない。「何を・どう・どれくらい・どんなふうに」がんばったのかを具体的に述べる必要がある。
2. 人は物語性に弱い
「AをやってBの成果をあげました」よりも「Aをやりました。最初はうまくいかず、Bでした。しかし、Cの努力を重ねDの成果をあげました」と話した方が共感・感動を得やすい。ある程度、失敗から成功への落差をつけると印象に残りやすい。
3. 嘘はだめだが、盛ってもよい
嘘をついては(ゼロをイチにしては)ならない。が、イチを多少増やすことに問題はない。
4. 練習する順番は定番→過去問→時事問題→予想問題
面接はアドリブで行うものではない。あらかじめ問答を用意する。
練習の順序としては
5. 暗記しない
アドリブではない。が、暗記もしない。暗記すると応用が効かなくなるし、機械のような受け答えになってしまい、魅力をアピールしづらい。
各問答の「核」(必ず伝えたいこと)のみ押さえ、あとは自然な日本語になるようにその場でつなげる。「核」だけ暗記するのだ。難易度は高いが、これをできるようにならないと、予想外の質問でフリーズしてしまう。
6. 動きながら練習する(応用編)
鼻歌を歌うとき、歌詞カードを見る人はいない。歌詞やメロディが完全に体にしみついており、意識しなくても歌が口をついてでるのだ。同じことが面接でもいえる。脳内でカンペを広げているようでは危うい。話sじょたいことがあふれでるようになってはじめて、身振り手振りや抑揚をつけられるようになる。
そのために、動作しながら練習するのが効果的だ。散歩しながら、お風呂に入りながら、掃除をしながら……そこででてこない言葉は、「あなた」の言葉ではない。頭でよしとしていても、実際は腑に落ちていない。もっと話しやすい、「しっくりくる」言葉に変えよう。
動作しながら面接練習をすることで、擬似的に鼻歌的状態を作り出す。動作が脳に負荷をかける。奇妙で不気味な光景だが、効果は絶大だ。これができるようになれば相当自信をもって話せるようになる(私は教員採用試験をこの方法で突破しました)。
7. おわりに
次回、面接の定番質問とその回答を記事にする。面接は要領をつかめば楽だし、受験や転職、仕事で大きなアドバンテージになる。練習しよう。
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