取り組みの本質と意味を見失わないのは意外と難しい
#写真は新潟県新潟市の万代グリルガルベストンさん実施されている夢食堂のチラシです 。
ひそかに１００メートル走を１０秒台で走るのを目標に、日々トレーニングを積んでいるのですが、左太ももをブッツリ肉離れして歩くこともままならなくなりました。
ひろあきです！こんにちは！（肉離れは初めて）
今日は、最近夢食堂を運営している中で、僕がひしひしと感じている事をアウトプットしようかなと思います。
いつもながらに答えから申しますと、『目的や意味を間違えると、本来の趣旨とは全然違う方向に行って収集つかなくなるよね』というお話をします。（もう伝えたいことは全部言った）
夢食堂はやっているだけで意味がある
先日どこかの記事で、夢食堂は存在すること自体に意味があるというお話をしました。
要は、世の中にお腹をすかせていたり、孤独で寂しい思いをしている子ども達がたくさんいるわけですが、その子達が行きたいときに足を運べる場所が「ある」ことが大切なんですね。
無理に子どもをお店まで引っ張り込む必要はどこにもないわけで、仮に子どもがずーっと一人も来なかったとしても、毎日場所を用意しておくことが大事なわけです。
もちろん、夢食堂を実施していても一切宣伝活動をしなかったり、ご近所や地域のコミュニティに挨拶回りもしなかったりするのは別の話です。
地域の中で認知を広めていくことはめちゃくちゃ大事というか、至上命題の一つでもあるので、それは間違えないでいただきたいのですが、本質はやはり、場所を用意していること自体に意味があります。
目的や意味を見つめるのは意外と難しい
ただですね、実際に店舗さんの立場になってみると、ここをキチンと抑えるのは意外に難易度高かったりもします。
「せっかくやるなら、子ども達に来てもらいたい」と、誰でも思うじゃないですか。
もし夢食堂を始めて、宣伝や告知もしっかりやっているのに、何週間も何ヶ月も誰も来なかったら、誰でも不安になったり、やってて意味ないんじゃないかと思いますよね。
こういった思いはもの凄く健全だと思いますし、尊いものなので大切にして頂きたいなと思います。
ただ、誰も来ないからといって子ども集めにしゃにむになってしまったり、「やっても意味ないや」と思い込んで取り組み自体を止めてしまったりしては本末転倒もいいところです。
子どもは来ません
実際、夢食堂を始めた所で子ども達はそんなに来ません。
始めた瞬間から子どもが来た店舗なんて今のところはひとつもないです。
現在、全国に夢食堂に参加している店舗が50店舗あり、そのうち25店舗で既に夢チケットの導入が行われています。
が、どの店舗も最初は音沙汰なしですね。
一番活発に取り組みが動いている大阪西成区の火の鳥さんは、今でこそ毎日子どもが数人きて、月に数百食の食事を届けることができているのですが、それでも最初の３週間は一切だれも来ませんでした。
最初に一人来たのが次第に広がっていき、現在では安定して子どもが来るようになっています。
初めて数ヶ月経っても未だに一人も来ていない店舗さんもあります。
でも、それでいいんです。やっている事に意味があります。
ぜひ、安心して無理なく続けて欲しい
やっている事に意味があるというのは、気休めでも自己満足でもなくて、夢食堂の本質に迫る部分です。
困ったときに助けを求められる場所があることが重要なのです。そのために、その場所の在り処をユーザーさんにはお知らせしておく必要はあります。でも、大切なのは子ども集めではないということですね。
ですから、夢食堂のオーナーさんには、仮に子どもが来なかったとしても、焦る必要は全くないですよとお伝えしています。
特にスタッフさんからすれば不安になるでしょうが、大丈夫ですから安心して、そのまま続けてください、という事ですね。
だから決して無理をする必要はありません。
ぜひこの記事の読者の皆様も、やってみて欲しいです。
夢食堂と全く同じスキームを使って頂いても構いません。完全に開放していますので、どうぞお使いください。
それによって子どもと地域の大人をつなぐ場所が増えたら本望です。
今日はこの辺まで。ありがとうございました〜！
【追伸】
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夢食堂オーナーが自らの生い立ちや経験などから、なぜ夢食堂をやるのか、熱い思いを感動のプレゼンにして発表します。
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