東は濃口、西は薄口のワケ。
某カップうどんのお出汁、
地域によって味付けが異なっている事をご存知でしょうか?
一般的には東が濃口、西が薄口。
と言われていますが、これには深〜い理由が!
「西が薄口のワケ」
京都・大阪を中心とする西側では、古都でもある京都の食文化が
大きく影響を及ぼしています。
「京都へ訪れたら何が食べたいですか?」
こんな質問を投げかけたら、きっとこんな答えが
返ってくると思います。
「和食」「湯豆腐」「お出汁がきいたおばんざい」
実はもうここに答えが隠れているんです!!
京都は古くから良い水脈が流れていました。
しかも良質の「軟水」
良いお出汁を取るには、良質の「軟水」が必要不可欠で、
京都の食文化は、お出汁を取る和食文化が発達していったのです。
一般的な和食だけでなく、京都にはお水に纏わる料理が豊富。
上記に挙げた湯豆腐に代表される「お豆腐」
他には「酒蔵」が京都には多いんです!
もう少し視野を広げると、四国讃岐地方に発展している
「うどん」
これもお出汁をきかせたものが一般的。
大阪にもうどんの専門店は多く、西側を中心に広く好まれます。
「西が薄口のワケ」
この答えは、
薄口=お出汁をきかせた味付け
と言う事につじつまが合う訳ですね。
「東が濃口のワケ」
一方の東についてですが、
これには江戸の食文化が大きく関わっています。
江戸の街は関西に比べ、お水という資源に恵まれませんでした。
すなわちお出汁をとって味付けをする文化が根付かなかったのです。
では、どんな工夫をしたのか?
江戸の街はアイデアの街、「お醤油」に目を付けたのです。
「お醤油」はまさに魔法の調味料でした♪
冷蔵庫など到底存在しない江戸の街。
先人の知恵でもある「発酵」という技術で食材の保存性を高めたのです。
そんな技術から生まれた「お醤油」で味を整えていく文化が
江戸には急速に広まりました。
その代表格が「江戸前寿司」
東京湾で水揚げされた魚介の事を「江戸前」と呼ぶのですが、
江戸の街には現代のファストフード店の感覚で
お寿司が振舞われていたとも言われています。
代表的な調理技術は「漬け」
他には西がうどんに対抗して東は「蕎麦」
黒々としたおつゆが印象的ですね!
後は「天ぷら」や「うなぎ」なんかも醤油をベースとした味付けです。
このように「東が濃口のワケ」
この答えは、
「お醤油で味を整える食文化が広まったから」
という事になるんです♪
お分かり頂けましたか??
この事に関しては下の記事からも詳しくご案内しています↓↓
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