地域×食品ロス

ねえねえ、しってる?食品ロスのこと、自分ができること。

第1回目の取材は宮城大学に通う山本知宙さん。山本さんは大学で地域で抱える様々な課題の解決、コミュティづくりの取り組みを行っています。

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一般のご家庭から町内会、会社など様々な場所に備蓄してあるアルファ米。非常時に便利なアルファ米ですが、賞味期限以内に消費ができず捨てられてしまうことが多いそうです。そんなアルファ米に着目した宮城大学の山本さんたちは、授業の一環でアルファ米を美味しく食べるためのレシピ集を作成。適した水量の計測を何度も重ね、ガパオライスやトマトリゾットなど様々なレシピをパンフレットにまとめたそうです。

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Q1.食品ロスを知ったきっかけを教えてください。

実は,最初農業に着眼しその切り口で企画を進めていったのですが、うまくいかなくて。でも、とにかく食品の問題解決をしたかったんです。その時に同じグループの子がパン屋さんでアルバイトをしている話をしてくれたんです。そのパン屋さんでは、廃棄のパンをフードバンクに寄付しているという話を聞いて調べ始めたのがきっかけです。

Q2.この活動を通して感じたこと、学んだことを教えてください。

食品ロスが根深い問題であることを実感しました。国が経済合理性を優先している風に僕は考えています。コンビニでのお弁当の廃棄などで例えるとわかりやすいと思いますが、廃棄は出したくないけど少なく商品を発注してしまうと売れるかもしれなかった利益がなくなるし、それなら廃棄にした方がお金も安くすみます。社会で損失が出ていて、本当は得られるのに得られなくなってしまっている人が出てきているなと感じました。

Q3. この食品ロスの活動で地域社会に支援して考えること・感じることを教えてください。

地域にコミュニティがもっと必要だと感じました。今のこの世の中、商店街にあるような小さいお店が潰れてチェーン店がどんどん多くなっています。ですが、僕は個人店の方が食品ロスに取り組みやすいと考えています。昔は浮浪者に店で余ったものを譲るということが普通にあり、それってフードバンクと似たようなものを感じるんです。

Q4.山本さんが考える明日からできる食品ロス対策を教えてください。

なるべく値引きの商品を買って廃棄を出さないようにすること、自分の地元のお店で商品を買ったりすることですかね。

普段から積極的に地域に関わっている山本さんだからこそ、気づけた食品ロス対策をお話してくれました。私自身も山本さんに取材をしていて食品ロスの考え方に対して視野が大きく広がりました。皆さんもぜひ自分ができる食品ロスについて考えてみてください。第2回目の取材もお楽しみに!





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