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コロナ禍でオフラインから転換。フーディストサービスの「オンライン配信」とは

こんにちは。フーディストサービス広報の伊藤です。
弊社では、「場を創造し続ける」というビジョンのもと、感動や発見をお互いにシェアできる場、ユーザーとの交流ができる場として、キッチン付の「外苑前アイランドスタジオ」を2012年から運営しています。オープン以降、食品メーカー様の商品プロモーションを目的とした料理イベントやレンタル事業も展開し、事業成長へと繋げてきました。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大によってスタジオ運営の自粛を余儀なくされ、大きな打撃を受けています。

一方で、自宅で過ごす時間が増え、人との繋がりも「オンライン」を活用した形が広まった今、イベントの多様化に合わせてスタジオを起点にした「オンライン配信」をスタートし、おかげさまで反響とお引き合いをいただいています。今回はその取り組みについてお話します。

長年の夢だったキッチンスタジオのオープン

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ライフスタイルメディアを運営する弊社がキッチン付きのスタジオをオープンしたのは2012年。食や暮らしの情報を発信していることもあり、キッチンを中心にユーザーが集まれる場を作りたいという長年の夢を実現すべく、移転のタイミングに合わせて「外苑前アイランドスタジオ」をオープンしました。以降、イベントをはじめとするリアルなコミュニケーションの場づくりを進めてきた結果、Webサービスの世界観を体験してもらうことで、リアルを軸としたサービスの展開にも広がっていきました。

Web×リアルの事業はアイランドの強みの一つ

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スタジオがオープン以降は自社主催のイベントにとどまらず、SNSで活躍される「フーディスト」さんを参加対象に、食品・飲料メーカー様向けのリアルプロモーションとしての料理イベントを多数実施してきました。多い時では年間40本ほど開催していたこともありました。その強みは「その場限り」ではない「拡散」が起こる仕組み。ブログやInstagramなどのSNSにおいて、発信力の高いフーディストさんに参加していただくことで、Web×リアルを絡めたイベントになっている点です。一度でも心を動かされて、楽しかったと思える瞬間を共有できるのは、私たちのサービスにもクライアントにも資産になります。自社サービスの独自性を発揮したり、幅広い食や料理のジャンルに対応したり、ターゲットを絞ったサービスを提供したことで事業としても強みになりました。

コロナ禍でスタジオ事業の再構築。オフラインから「オンライン配信」への転換

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2020年に突如として広がった新型コロナウイルス感染症。Web×リアルを強みとした弊社サービス、そしてスタジオも打撃を受けました。オフラインでの交流の機会が減少していくなか、開催自粛を受けてイベントの多様化も加速。スタジオ事業を再構築するには、自社での「オンライン配信」への転換が急務と考え、昨年からオンライン配信プロジェクトを立ち上げました。これまでのオフラインイベント企画で培った実績を活かし、まずは料理イベントをオンラインで配信することを第一にトライアルを実施。中でも特に難題だった配信機材は専門家の方にサポートいただき、テストをしながらの配信のクオリティーをブラッシュアップしています。

私たちにできる、「オンライン配信」。トライアルから得た4つのポイント

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料理が主テーマのオンライン配信では、以下のようなパターンをベースに企画しています。

利用ツール:主にzoom。YouTubeでの配信実績もあり
人数:参加者(50名前後/フーディストサービスに参加するユーザーもしくは講師の読者)+講師+登壇者+司会
配信時間:60分前後
大枠の構成案:
・プレゼンテーションやトークセッション
・講師による料理デモンストレーション
・質疑応答など

トライアルで得られた4つのポイントがあります。

(1)体験性のあるコンテンツ設計
リアルイベントと同じように参加者全員でその時間を楽しめるようにすること、一方通行にならない配信を心がけること。一つの例ですが、ドリンクを一緒に作ってみたり、お弁当箱におかずを詰めてみたり…一緒に学びながら手を動かすことできるアトラクション的なコンテンツを取り入れることで、一体感や対面しているかのような距離感でのコミュニケーションがうまれ、リアルと変わらない温かさを感じています。

(2)視聴するユーザーへの丁寧なフォロー体制
主にZoomを使った配信の際、視聴で心配な機能面も事前に丁寧に説明しています。また、オンライン配信で欠かせないチャット機能を活用して、受付から配信開始までの細かなフォロー、視聴に関するテクニカルサポートも的確に行っています。これにより参加キャンセルや視聴中の離脱を防ぐことに繋がっていると思います。

(3)視聴から得られるプラスαなナレッジ
一つ目と類似することではありますが、プラスαとして得られるナレッジがあることも大事です。単にオンラインコンテンツを視聴するだけではなく、日々の料理で役立てられるスキルや、プロモーション企画でも食の知識や理解が得られるような要素を取り入れることで、配信後にも役立てられる余白的な役割をもたせています。これは「その場限り」ではない仕組みにも通じる点です。

(4)双方向のコミュニケーションの仕掛け
画面上で一緒に乾杯をしたり、質疑応答の時間を設けたり、講師や登壇者のパーソナリティな一面が垣間見えることでオンラインの温度感が高まります。さらに、視聴者に向けて「感想お待ちしています♪」「●●は好きですか?」など、スタッフがチャットから呼びかける工夫もしています。

(参考

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2020年のフーディストアワードはオンライン配信で実施。司会とプレゼンターが登壇するエリアと料理デモンストレーションを行うエリアの2場面設営で複数のカメラを切り替えながら配信。視聴者数は180名にもなりました。

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可動式キッチンを活用した料理デモンストレーション。正面のカメラだけではなく、講師の調理の様子が伝わるよう手元カメラも設置。

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ビデオをオンにして参加してもらったり、チャットの感想を拾ってトークに活かしたり、オンライン配信の楽しさの鍵はこういった部分にも。

オンライン料理イベントを提供する「フーディスト・オンラインクッキングプラン」をスタート

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ここ数ヶ月を振り返るとオンラインという場でも、時間を共にして体験すること、新たな発見をシェアすることができると可能性を感じています。ここからさらにフーディストサービスらしいオンライン配信の体験価値をブラッシュアップしていきたいと思います。

フーディストサービスでは現在、食品・飲料メーカー等の商品PRを目的とした料理イベントを配信する「フーディスト・オンラインクッキングプラン」の提供をスタートしました。3万人の「フーディスト」の中から講師を起用、さらに各サービスの料理インフルエンサーが視聴者として参加するオンライン配信プランです。

配信プラットフォームや配信環境、企画、告知、集客、成果をワンストップで提案・実施が可能になっています。資料請求などお気軽にお問い合わせください。

次回以降にはこれまでのコラボレーション事例などをご紹介します!

(参考)
3万人の料理インフルエンサーが参加する「フーディストサービス」が 料理イベントを配信する「フーディスト・オンラインクッキングプラン」をスタート
https://www.ai-land.co.jp/press/p-ailand/9256/

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最後までご覧いただきありがとうございます!
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https://foodistnavi.jp/


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