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【FX】5/15〜5/19マーケット戦略
●注目経済指標
参考: 外為ex
月曜日はNY連銀製造業があります。前回は予想がー18.0でしたが、結果は10.8と予想を大きく上回り、ドル高となりました。
今回もマイナス予想です。
ここ最近製造業指数で為替が動くケースが多いです。インフレから徐々に景気後退に注目が集まってると言えます。
NY連銀製造業はブレは大きいですが、ISMの先行指標として注目されます。
火曜日は米国の小売、カナダのCPIがあります。小売が減少するとCPIも下がりやすくなる傾向があります。ですが数値が悪いと景気後退を意識せざるを得なくなります。
米国は個人消費がGDPの約7割を占めており、個人消費の動向が景気全体に与える影響も大きいです。個人的に今回は注目しています。
カナダのCPIは鈍化傾向にあります。米国と近い動きになるので注目です。
水曜日はユーロのHICPがあります。相変わらずコアはなかなか下がらないです。今後もユーロは引き締め姿勢ですが、コアの高止まりはユーロにとって大きな悩みの種になります。予想以上の数値が出れば、ターミナルレートの引き上げにつながる可能性があるので注目です。
木曜日はフィラルディア、失業保険申請件数があります。前回のフィラルディアはー19.6の予想でしたが、結果はー31.3と大きく下回りました。この指標もISMの先行指標として見ていきます。
失業保険の件数が徐々に増えてきています。2週連続で悪化するか注目です。
金曜日は日本のCPIとパウエル議長の発言があります。日本はCPIが高くなっても金融緩和継続するつもりなのでしょうか。今後の日本は、賃金上昇率よりインフレが高くなる事を予想しています。数値が低く出ても円高に大きく動く事は考えにくいです。悪いインフレとして円安を予想しています。
パウエル議長はタカ派、ハト派のどちらかに偏った発言、態度を出す事は今回もないと思っています。インフレ退治だけならタカ派になることができますが、現在は景気後退懸念、銀行から始まった金融不安も意識されています。よって中立的な立場をとる事が無難でしょう。
●戦略
水星逆行が終了しました。今回はいってこい相場でした。やはりやりにくいですが、一歩引いた目線でマーケットを見つめるいい期間だったと思います。
先週からドル円が上昇しています。CPI、PPI、新規失業保険申請件数がドル売り材料でしたが、結果的にはドル買いとなりました。恐らくこの3つを材料にドル売りポジションを持った方は、やられていた相場だと思います。ポジションの偏りを見ていたのですが、特に金曜日はショートに大きく偏っていました。この様な場面では相場が下がりにくいだろうと思い、観察していたのですがやはり上昇していきました。
これでショートポジションも焼かれ、前よりはフラットな状態になったと思います。
先週はドル買い、円買いの動きでしょうか。個人的にこの動きの時のドル円はあまりポジションを取らないようにしています。
ドル円はまだショートと見ている人が多いと感じているので、もう少し様子を見ていきます。指標の結果次第ではドル売りに動く可能性がありますので、そこだけ注意していきます。
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ユーロの物価高止まり、アメリカの景気後退懸念、インフレ低下を考慮するとユーロドルはもう少し上昇してもいい気もします。3月半ばごろからの上昇からフィボナッチを引いてみると、1.08あたりが半値戻しとなります。まずはその辺りまで引きつけ、底堅い動きが出れば買いポジションを仕掛けてみたいと思います。
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