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料理人にとって投資とは

今回は不労所得を含む投資の話です。


現在日本ではイギリスのISAを真似たNISAという制度の導入や、終身雇用の崩壊に伴う給料に依存しない働き方が世間を取り巻いており、軽い投資ブームが起きています。

**それでは料理人には何が出来るのでしょうか? **

私は過去にFXに興味を持ち、挑戦してみたことがあります。結局1年余りで退場しました。

理由は、負けが込んだからではなく、FXは投機としては面白いけれどもいつまでも自分がHigh or Lowを決めなくてはならずお金が勝手にお金を生むシステムではなかったからです。

とはいえ、金融の勉強や世界情勢の影響もあるのでそのことにもアンテナを張り学び続けるのは楽しく新しい考え方や生き方をたくさん勉強できました。

そこからは妻とも相談し、金融資産を構築し将来的な不労所得額を増やしていくつもりで株と投資信託を始めました。

米国株や新興国株、日本株など自分の生活に合わせたポートフォリオを作成し今も運用しています。

料理人でも資産を運用している人はごく一部だと思いますし、そもそも料理人の給料ではそれに回すお金も時間もないという状況が多々あるかと思います。

実際に私の給料も決して高いとは言えません。(悲しいこと)

同年代や若い子の方がずっとずっと多いでしょう。

しかし家庭を持つと「好きだから」だけではいけません。でも「好きなこと」を仕事にしてきたからこそ続けられてきたのは事実で、毎日感情を押し殺してパソコン業務はきっと料理人には向いていないと思います。

クリエイティブな仕事の中では料理人はあまりにも立場が低いのです。

「給料が低い」のも「好きでもないことを仕事にする」のも嫌な僕にとっては投資に進むのは決まった行動だったかと思います。

でも現在は家計の必要不必要を徹底的に見直し、少ない給料でも先取り貯金をするなどして毎月10万円ほど貯金に回せていて、それらが平均約5%ほどで運用されています。

それでもまだまだですが、近い未来に我が家の資産全体では1000万円を超せると思います。

我々料理人はクリエイティブな面もありますが、単純作業をしているという面も大きく存在しています。新しい一皿を作ること以外は正直アルバイトでも何ら変わらない仕事も正直あります。

しかしそんな状況でも自分の価値を創出することもできるし、月の給料以外の収入源を確保することも可能だと信じています。

もちろんお金以外にも、調理器具や勉強の時間など様々な投資方法があり、決してお金だけが投資ではありません。

**「投資」とは **

積極的な行動によって新たな「機会」が生まれ、そこから「利益」を生み、それが「行動」に結びつく

というメリットの循環だと思います。

毎日を機能と同じサイクルの中で過ごす多くの料理人にはきっと新しいルーティーンを作り出す行動力もまた必要なのかもしれません。

例えば低温調理器と真空機を買うことに投資すると、同時進行的に料理が進み新しい時間が生まれる、そこで生まれた仕事を自動化しまたできた時間で生産性の高い行動へと続ける。

そうすることで火加減の調整もいらずに各仕込みにおいて複利的に自由時間が増える。

タイマーもAmazon Alexaに声で言うだけで、ボタンを押している時間を節約できる。

少しづつの節約の積み重ねで大きな時間を生み出せばおのずと雇用者も減らせるし、出勤時間や労働拘束時間 休日の数も好転すると思います。

そういった投資家的な考え方に料理人はマインドシフトしていくともっと自由に羽ばたけると思います。

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働きたい飲食店を目指して目標に進んでいます。