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大人になりたくない『ピーターパンたち』と、大人が増えると困る『資本主義経済』|【考察日記】成熟した大人になるための7箇条

どうやら資本主義経済は
みんなが「大人になりたくない」
と思うと都合良いみたいです。


どうも
読書セラピストのタルイです。


突然ですが、
あなたは『ピーターパン』
憧れたことはありませんか?

子供の頃、
私は『ピーターパン』の
世界に夢中になりました。


永遠の子供として自由に飛び回り
冒険を楽しむピーターパンの姿は
多くの人々にとって夢の象徴です。

大人の責任や制限から逃れ
想像力豊かなネバーランドで
遊び続けることができるのは
素晴らしい世界です。


「幸せなことを考えれば
翼が生えたのと同じ」


しかし、
大人になっても
子供のような行動を続ける
「ピーターパン症候群」
についてはどうでしょうか。


ピーターパン症候群とは
ナルシシズム
空気が読めない態度
無責任
依存性

など、


自己中心的で社会の常識から
逸脱した行動を取る人々のことです。


つまり
いい歳して
成熟した大人としての責任を避け
自由で無責任な生き方を好む人々
のことです

「幸せなことを考えれば
髪が生えたのと同じ」


このピーターパン症候群とは
もちろん正式な病気ではありませんが


社会生活において
問題を抱えていることを示す言葉です

つまり成長するのが難しい人の
特徴を表す言葉です。




ネットには簡易診断もあります。


さて、本日お伝えしたいテーマを
書きます。



どうやら資本主義経済にとっては


私たちは
「大人になりたくない」
と思っている方が都合が良い
みたいなんです。



なぜならば



成熟した大人が増えると

消費が減るからです。


さらに企業や資本家は、

「自由でいる」
「自分らしく生きる」
「幸福になる」
「成功する」


という『メッセージ』
魔法をかけて

私たちに大人にならない
ようにしているのです。


ここまでを読んだあなたは

これをただの陰謀論
ヨタ話と思ったかも
しれません。



ここから先は、
ピーターパン症候群と
資本主義経済の関係について
さらに掘り下げていきます。


信じるか信じないかは
あなた次第です。


◆「大人になりたくない」ピータパン症候群の末路

ピーターパン症候群について
もう少し詳しく書きます。


ピーターパン症候群は
1983年にアメリカの心理学者
ダン・カイリーによって
提唱されました



ダン・カイリーはこの概念を

「成長することを拒む男性」

と定義して

精神的に大人になれない
男女を指す言葉として使用しました。

ピーターパンなだけに
男性だけかと思われますが
女性も含まれるのです。



ところで、
ピーターパン症候群と
「少年の心を持つ大人」
の違いが気になりませんか?

この違いを一言でまとめるなら

ピーターパン症候群とは
「成長拒否」なのに対して

少年の心を持つ大人は
「成熟と若さのバランス」
と言えるのではないでしょうか



ちなみにカイリーは
ピーターパン症候群に関連して
『ウェンディ・ジレンマ』
という著書も出版しています。  


ウェンディ・ジレンマは、
ピーターパン症候群の男性と
関係を持つ女性に見られる特徴です

彼女たちは自分に自信がなく
他人の世話を焼きすぎる
傾向があります。

これらの女性はしばしば、
自分のニーズを後回しにし
甘えたいのに甘えられず

男性に過度に
お世話をしてしまう
ことがあります。


つまり、
ピータパン症候群と
ウェンディージレンマが
めぐりあうと

共依存の関係
なってしまうのです。



ここで話を元に戻します。


ピーターパン症候群の彼らは
なぜ大人になりたくないのか?

私が考察する
その原因としては

過保護・過干渉な養育環境

親が過度に干渉したり
何でもしてくれることで
自立心や責任感が育ちにくい環境。

トラウマ体験

幼少期にいじめや虐待などの
トラウマ体験をしたこと。


自己肯定感の低さ

自分の能力や価値を信じられず
挑戦することを恐れる。


社会への不安

社会に出て働くことへの不安や、
責任を負うことへの抵抗感。



そして、これらを一言でまとめると


彼らは自信がないから
大人になりたくない


といえるのではないでしょうか


なぜならば「自信のなさ」は、
これらの原因によって生じる
結果であることも多いのです

例えば…


過保護な親に育てられた人は
自分で何かをすることに
慣れておらず

失敗を恐れて挑戦することを
避けてしまうことがあります

その結果、自信を失い、
大人になれなくなってしまうのです


また、
トラウマ体験をした人は
他者や社会に対して
不信感を持ったり

傷つくことを
恐れたりするようになり
自己肯定感が低くなります


自己肯定感が低い人は
自分の能力を信じられず
挑戦することを諦めてしまうため
自信を失いやすくなります


つまり
トラウマコンプレックス
不安などの心理的な要素から
自信をなくしているのです



そんな
ピーターパン症候群の末路とは


⚫️自分で自分を満たせない

精神的に成熟していないため
他者に依存して
自己を満たそうとします


これにより
一人でいるときの寂しさや
不安定さが増します


⚫️過度なストレスを抱く

周囲の目を気にしすぎたり
コントロールしようとすることで
ストレスが増大し
心身の健康に悪影響を及ぼす
可能性があります

⚫️人間関係が悪化する

精神的な成熟が遅れているため
人間関係がギクシャクし
仕事や恋愛などで
同じ問題を繰り返す可能性があります


ちょっと残酷な未来が
想像できるのです。



さて、
いよいよここからが本題です


トラウマ、コンプレックス、
不安
などの心理的な要素は

彼らの消費行動にも
影響を与えるているのです


◆『マーケット』は資本主義経済が作り出した「ネバーランド」

マーケット(市場)とは、
ご存知の通り
商品やサービスが
売買される場所のことです。


私たちの資本主義経済では、
このマーケットがとても大切です。


なぜならば企業や人々が
自由にビジネスができるからです。


ここでは
新しいアイデアやビジネスが生まれ

人々が自分の夢を追いかけることが
できる場所
なのです。



つまりマーケットとは

夢や希望を持てる場所である
「ネバーランド」と言い換えても
良いでしょう。


しかし、
同時にマーケットは
利益を追求する場所
でもあるのです。


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