白いタクシー理論
こんにちは。大久保です。
先日、タクシーに乗りました。
たくさんタクシーが並ぶ中、白くてきれいなクラウンが目立って見えて、
なんとなくそのタクシーに乗りました。
乗ってみると、それはいわゆる個人タクシーでした。
タクシーの運転手の方に、車体の色が白かったから選んだことを伝え、
逆になぜ、多くのタクシーは黒いのか、聞きました。
本当かどうかは置いておいて、
「法人のタクシーは、基本的に法事にも使えるように、黒色が多い。」
と回答を頂きました。
なるほど。。。。
そして続けて、
「うちは個人だから法事の利用は多くないし、少しでも目立てば、ということで白にした。」
とおっしゃっていました。
これはまさに市場、競合、自社を考慮した「ポジショニング」で、
個人的に興味深い学びになりました。
小さい企業(個人)だからこそ、
すべてのお客様に選ばれることを捨てて尖らせ、
「タクシーが物理的に並んだときに選ばれやすくする工夫」を
選んだのです。
ECについても、このように「白いタクシー」になることが重要だということは言うまでもありません。
しかし、ECでは売り手がそういったことを俯瞰して見れていない、もしくは、
仕組み上、意識して見づらいところがあります。
この学びを活かすとすれば、
Google検索においても、モールにおいても、
自社のターゲットが検索するキーワードで検索し、
自社の店舗と並んで表示される競合と見比べて、
「白いタクシー」のように、「ポジショニング」ができているか?
を確認するべき、ということです。
自社の強み、キャラ立ちが、来店するまでにわかるようになっているか?
というのは、いつの時代も、気にしていきたいですね!
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