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【宮崎バターサンド】

九州の一番山奥といえる椎葉村、宮崎県と熊本県の県境にある人口2300人の小さな村です。東京23区とほぼ同じという広大な面積の99%が山林という秘境中の秘境です。
平家の落人が移り住んだという伝説が残ります。産業は、ほとんどが林業、椎茸栽培。わずかな敷地を開いて行う焼畑農業は世界農業遺産に選定されています。できるのは、蕎麦やひえというところです。
とにかく平地が無いところで渓谷沿いの日当たりの良いところに民家が張り付いている感があります。Googleで飲食店を検索しても2軒しかでてきません。コンビニは15キロくらい離れた隣村にあります。
今回は、日向市で会合があり、その帰りに寄り道したのですが、目的は、椎葉村立の「ぶん文bun」という図書館が素晴らしいというのを聴き是非とも見てみたいと思ったからです。小さな図書館ですが、日本十進分類法ではない独特の分類と書架のレイアウトが面白く。本好きには堪らない、子ども達を本好きにする施設だと思います。
椎葉村図書館クリエイティブ司書小宮山さんのNote
https://note.com/tsuyoshikomiyama/m/m09a69c661a3e/hashtag/1703705
次世代のこどもたちを育てる施設が充実しても、過疎化を止めるのは本当に難しいことだと思いますが。
とにかく、人が来ない、来ても過ごす場所がないのも事実です。
民宿も数軒しかなく、飲食店も2軒。訪れた日は、そのうちの一軒、気になっていた蕎麦屋さんが、お休みでした。
「よこい処しいばや」
https://www.youtube.com/watch?v=cyAW3k_rd7U&t=5s
若い店主が椎葉村の将来のことを考えながら活動しているなというのが伝わってきます。
店主の椎葉さん(椎葉村の椎葉さん)がコロナ禍で停滞するなかに始めたのがお菓子屋さんです。
店名は「互いを思いやり助け合うこと」という意味の音を当てた「菓-teri(かてーり)」といいます。
一押しはバターサンド。
いろんなフィリングがありますが、宮崎県産のマンゴーや、栗、日向夏を使ったクリームを挟んでいます。他に高千穂牧場の牛乳をたっぷり使ったものなど、地域性を押し出しています。
さらに最近、デーリィ南日本酪農協同株式会社の「高千穂発酵バター」を使ったフルーツバターも人気のようです。
椎葉村って、どこ?というところから興味を持っていただき、行ってみたいと思ってもらえると良いなあ。
菓te-ri 宮崎バターサンドサイト
https://shiibaya.thebase.in/
菓te-ri 宮崎フルーツバターサイト
https://peraichi.com/landing_pages/view/kate-ri/
 
【プロフィール】
 
上田和久
 
kazz@studiowork.jp
 
スタジオワーク合同会社 代表
 
1959年熊本県生まれ、京都、福岡で暮らし、都城の単身生活を終え福岡に戻っています。
国際HACCP同盟認定リードインストラクター、JHTC認定リードインストラクター
上田和久 facebookは
https://www.facebook.com/kazz.ueda
 
経歴と仕事分野
 厨房設備施工会社、電機メーカーで冷蔵設備の設計施工営業を担当後、食品メーカーへ転職し、品質保証の仕事を経て、2016年コンサルタントとして独立。
 主に、HACCPの認証取得が目的ではない、あるいは安全安心な食品を提供することを目的にした企業に対して、HACCPに基づいた衛生管理の取り組みを支援している。
 具体的には、食品工場に対し、これまでの計画施工から現場運営まで経験を生かした新築・増改築についての助言を行う他、製造現場に対して、クレーム対応、異物混入の原因の究明と対策、再発防止の仕組み作りの提案を行っている。
 食品工場の抱える問題やこれからますます厳しくなる要求への対応、それらを一緒に解決していくことを使命とし、精力的に活動している。
 

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