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馬方そば

昭和な読者の皆さんの記憶の底を探っていただきたいのですが、1965年(昭和40年)から1971年(昭和46年)にかけて350回も放映された『ザ・ガードマン』というドラマがありました。宇津井健さんや、神山繁さんたちが活躍する民間警備員を描く作品です。

子どもだった僕は夢中になってみていたのか記憶があいまいなのですが、おそらく放映時間が夜9時30分からでしたからチャンネル権は与えられていなかったかもしれません。

さて、この番組は予算が潤沢だったのか全国各地、時に海外ロケが入っていました。

そして、熊本、しかも阿蘇山でのロケ地となると、ホテル『白雲山荘』が必ず登場していました。ヘリコプターの空撮で外輪山の麓にドーンとホテルが登場するのが郷土の誇りのようで嬉しかった気がします。泊まったことはないのですが、阿蘇といえば白雲山荘だったのです。現在は熊本地震の後、再生を計ったのですが断念し、更地になってしまっています。

前回の記事で、熊本方面から新しいバイパス道が完成してトンネルを抜けると阿蘇五岳が眼前に広がると書きましたが、昔であれば、まず白雲山荘が目の前に見えていたロケーションなのです。見えていたロケーションなのです。
阿蘇五岳が眼前に広がると書きましたが、昔であれば、まず白雲山荘が目の前に見えていたロケーションなのです。

何かしら足りないと思ったのは、そういうことだったのか、と納得しました。
いやはや個人的な昔話ですみません。

さて辿りつた時間が丁度昼時でしたので、国道57号線に出たところで眼についた蕎麦屋に車を止めました。実は駐車場が満車、店内でも行列が出来ている店でした。しめしめこれは当りかなと思って小一時間待ちます。看板は木こりさんが使う鋸に「蕎麦を喰む」と書かれています。

こんもりとした森の隠れ家風の店内は、入ると一転カフェの様な不思議なレイアウト(どうやら改装して蕎麦屋を始めているみたい)でした。

それでもちゃんと十割蕎麦で、高菜飯とのセットを注文しました。このときよくぞトッピングを選んでいなくて良かったと後で思います。温かい蕎麦(730円)ですが、高菜飯のセット350円がとんでもないボリュームでした。サラダ、魚のマリネ、茶碗蒸し、つけあげ、肉団子、煮物、ごま豆腐、豆腐の揚げ出し、温泉卵、ヒジキの煮物、香の物、みかん。まるでアフタヌーンティーですかというレイアウトで登場するのです。

さらに、テーブルの横に据え付けたコーヒーメーカーで淹れ立てのコーヒーが飲めるのです。

あとで知ったのですが、デザートも1品選んで食べれたそうですが、無理無
理。お腹いっぱいになってしまいました。

限定50食となっていましたが、料理の提供に時間が掛かる以上に、食べるのに時間が掛かりますから、駐車場が満車になるはずですね。それを覚悟で出かける価値はありそうです。

食べログ
https://tabelog.com/kumamoto/A4302/A430201/43006699/

地元のネットメディア記事
https://higojournal.com/archives/umakatasobaya.html

【プロフィール】

上田和久

kazz@studiowork.jp

スタジオワーク合同会社 代表

1959年熊本県生まれ、京都、福岡で暮らし、都城の単身生活を終え
福岡に戻っています。
国際HACCP同盟認定リードインストラクター、JHTC認定リードインス
トラクター

上田和久 facebookは
https://www.facebook.com/kazz.ueda

経歴と仕事分野
 厨房設備施工会社、電機メーカーで冷蔵設備の設計施工営業を担
当後、食品メーカーへ転職し、品質保証の仕事を経て、2016年コン
サルタントとして独立。
 主に、HACCPの認証取得が目的ではない、あるいは安全安心な食品
を提供することを目的にした企業に対して、HACCPに基づいた衛生管
理の取り組みを支援している。
 具体的には、食品工場に対し、これまでの計画施工から現場運営
まで経験を生かした新築・増改築についての助言を行う他、製造現
場に対して、クレーム対応、異物混入の原因の究明と対策、再発防
止の仕組み作りの提案を行っている。
 食品工場の抱える問題やこれからますます厳しくなる要求への対
応、それらを一緒に解決していくことを使命とし、精力的に活動し
ている。

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