無性に 蕎麦が食べたい!
タイトルどおりの話である。
ただただ、無性に 蕎麦が食べたい。
ステイホーム中でも、たいがいのものは、家で何とか似た味を作る。
でも、蕎麦は無理。
つるっとしたのど越しの、香りたかく ほんのり甘い蕎麦は、家では食べられない。
私が蕎麦を食べるときは、相手が決まっている。
無類の蕎麦好きの相方と、ほうぼうの蕎麦を食べ歩いてきた。
しろい更科そばが好きな相方と、くろい田舎そばが好きな私。
いつも、互いに違うものを注文して、ひと口ずつ味見する。
相方とも、もう ひさしく会っていない。
いや、ちがうか。
何か 物を届けたりするついでには会っているけれど、いっしょに車に乗って出かけるということをしていない。
ドライブスルーなら良くても、乗っちゃうと3密だからね。
ステイホームをしているうちに、私のなかの蕎麦タンクが すっからかんになったよ。
ん?
もしかしたら、蕎麦タンクじゃなくて、相方タンクかも?
そろそろ、蕎麦 食べたいな。
最初は そのまま。
次は 塩で。
わさびでもいいね。
つゆに浸けるのは、一番最後。
蕎麦の、香り・甘み・のど越しを順に楽しむ食べ方だ。
そんなツウみたいな食べ方も、相方から教わった。
そろそろ、蕎麦 食べたいな。
蕎麦を食べる相手が決まってるのは、相方と食べに出かけるのが楽しいからだ。
蕎麦が食べたいんじゃなくて、相方と一緒に出かけたいのかも。
ステイホームが終わったら、出かけよう。
あちこち行ったけれど、あそこがいいな。
あの、山の中にある、変な名前の店。
ちょっと遠いけど、ドライブしようよ。
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ここまで読んでくれたんですね!
ありがとう!