見出し画像

【プラントベース赤丸新味】

一風堂のチャレンジ

プラントベースのハンバーガーを続けて書きましたが、さらに続きます。

今週はなんと豚骨ラーメンの一風堂がプラントベース赤丸というラーメンを発売するというニュースが新聞に掲載されていました。

東京オリンピックなどでヴィーガンの来日も増えるからかなと思ったのです
が、既に一風堂のニューヨークやパリでは対応していたのだそうです。

豚骨風の白濁したスープを豆乳で作り、油脂分を混ぜると出来そうな感じですが、さすがに一風堂の名前があるので、とことんこだわって開発は進んでそうです。

今回の製品化には不二製油というチョコレートや大豆ミートで先行しているメーカーとの共同開発が一番のポイントだったということです。くしくも2月4日のカンブリア宮殿で不二製油が登場するそうで、タイミングが良すぎですね。

2月1日からの期間限定、全国45店舗限定、福岡では4店舗限定ということです。

ということで初日に福岡市塩原本店に行ってきました。券売機でプラントベースのボタンを押します。1,100円。赤丸新味が870円、白丸元味が760円ですから少々お高めです。チャーシュー麺と同じ値段

見た目は、普通の赤丸と同じ感じ、白濁したスープに香油、チャーシュー、
ねぎ、昆布、しめじ、もやしのトッピング、辛味の赤トウガラシが載っています。

改めてべジと言われなければ気付かないかもしれません。

味は、豆乳ベースという感じは受けず、あっさり目のスープ、香油、植物油でこってり感は残っています。豚骨でもたれないから良いかもしれません。

卵を使わない麺は、コシもあり、ぼそぼそもしないので違和感はありません。

チャーシューも、植物肉を表面を焦がしてスライスしているので美味しく出来ています。

まとめると、ちゃんとプラントベースの豚骨風ラーメンに仕上がっていまし
た。そうでないと一風堂の川原総帥が販売を許可する訳がないでしょうから
ね。

開発担当者の苦労が偲ばれます。

と、ここまで書いていて、どうしても普通の赤丸と比較しているのですね。良く出来ている、豆乳臭くない、肉々しい。

でも、豚骨ラーメンに近づけば近づくほど違和感があると思います。プラントベースとして独立して美味しいことが第一であるべきなのではないか。

ベジやヴィーガンの人は、身体的な条件で、もしくは信条としてプラントベースを選んでいる訳で、彼らに対して最大限美味しいラーメンを提供することが必要なことなのです。

ラーメンの種類は、醤油でも塩でも良いはず。

でもやっぱり一風堂といえば豚骨だから、そのテクスチャーを表したラーメンが必要で、それを目指したものであって欲しいのです。

またプラントベース=ヘルシーという要求に対して、製造過程を含めてフェアなものであって欲しいと思います。

そこに妥協や隠ぺいがあっては困ります。出来上がったものでしか評価が出来ないだけに、工場レベルでの作り込みでの透明性に期待したいところです。

西日本新聞 記事
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/686002/

一風堂プレスリリース
https://www.ippudo.com/news/210201_plantbased_akamaru/

開発裏話 一風堂note
https://note.com/ippudo/n/nc7e07c0441e1?fbclid=IwAR0q-I-25hv8OdNwTRbPxYWxOVktNYQL_kPHTzTCogzCQO8gyFn2SgfhAJg

カンブリア宮殿「不二製油」予告
https://www.youtube.com/watch?v=j1khICT7BBQ&feature=youtu.be


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?